「外聞」ってなんと読む?「そとぎき」と誤読なさらぬよう、お気をつけて!
明日・3月22日は、日本初の「放送」が行われた『放送記念日』です。
1925(大正14)年のこの日、東京・芝浦に設けられた東京放送局仮スタジオから、日本初のラジオ仮放送が行われました。
仮放送当日の第一声は「アー、アー、アー、聞こえますか?」だったのだそう。
本日は「聞」という字を使った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「聞香」ってなんと読む?
「聞香」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:正解は一つではありません。どの読み方で読んでも「香をかぐこと。香をかいで、その種類をあてること。」という意味になります。
<使用例>
「京都で、香道の聞香を体験してきたの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 聞香(もんこう/ききこう/ぶんこう)の三通り です。
「聞」という字、さまざまな読み方がありますが、
「聞香」という単語においては「もん」「きき」「ぶん」の三通りすべてが正解です。
「聞」という字、簡単な字でありながら、意外と読み方の判断に迷う字かもしれません。
…というところで、2問目に参りましょう。
【問題2】「外聞」ってなんと読む?
「外聞」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「世間体」「名誉や面目。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「春先にそんな服装で出かけられたら、外聞が悪いわよ…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 外聞(がいぶん)です。
「ガイブンが悪い」という言い回しはみなさまご存知かと思いますが、
「外文」などの間違った表記を連想する方も、しばしばいらっしゃるようです。
「外聞(がいぶん)」または「外分(がいぶん)」が正解です。
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本日は、3月22日『放送記念日』のトリビアと、「聞」という字の入った日本語から、
・聞香(もんこう/ききこう/ぶんこう)
・外聞(がいぶん)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱