「日照雨」って読み仮名3文字でなんと読む?「ひでりあめ」でも間違いではないですが…
明日・3月23日は『世界気象デー』です。
1950(昭和25)年のこの日、世界気象機関条約が発効された事に由来する記念日です。
自然災害対策の観点から、今後さらに、気象観測の国際的な協力体制が必要かもしれませんね。
本日は、気象に関連する日本語のクイズをお送りします。
【問題1】「霓」ってなんと読む?
「霓」の、1文字で日本語として成立する、正しい読み方をお答えください。
ヒント:とても美しい気象現象です。
<使用例>
「旅先で、最後の日にホテルの窓から霓が見えて、印象的な思い出になったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 霓(にじ) です。
「虹(にじ)」という表記がポピュラーですが、「霓(にじ)」とどう違うのでしょうか?
昔の中国では、「にじ」を架空の神獣・竜の一種ととらえており、
色が鮮明なものは雄の「虹(にじ)」、
淡い色調のものは雌の「霓(にじ)」、
…と、使い分けていたのだそう。
「にじ」に雌雄や、色分けがあるとは、なんともロマンティックで風情のある考え方ですよね?
…さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「日照雨」ってなんと読む?
「日照雨」の、読み仮名3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:意味は「日照雨(ひでりあめ)」と同じで、「日が照っているのに降る雨」のことです。
<使用例>
「まあ、日照雨とは、珍しいこと!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 日照雨(そばえ)です。
「日照雨(ひでりあめ/そばえ)」は、地域によっては「狐日和(きつねびより)」「狐の嫁入り」などとも呼ばれます。
「そばえ」という音は、「気象上の激しい動き」などを指す「戯え(そばえ)」という言葉から来ているようです。
***
本日は、3月23日『世界気象デー』のトリビアと、気象に関連する日本語から、
・霓(にじ)
・日照雨(そばえ)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『とっさの日本語便利帳』(株式会社朝日新聞出版)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本美術工藝協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱