超難読!「仰瞻」ってなんと読む?…これが読めたら、これの対象になりそうです!
明日・3月24日は『恩師の日(「仰げば尊し」の日)』です。
全国的に卒業式シーズンであることに由来する記念日で、
「恩師と呼べる人に対して、『仰げば尊し』の歌詞のような気持ちを込めた手紙を送る日に」
「恩師への感謝の思いを忘れることなく生きていこう」
…などの願いが込められています。
学生時代に導いてくれた恩師はもちろん、人生の節々で「恩師」と呼びたいがたが、みなさまにもいらっしゃいますよね?この日をきっかけに、そうした方々に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
本日は、「師」「仰」という漢字を使った日本語クイズをお送りします。
『恩師の日(「仰げば尊し」の日)』という事で、お勉強面に注力し(笑)、2問とも超難読レベルの問題に挑戦していただきます。
【問題1】「傀儡師」ってなんと読む?
「傀儡師」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「あやつり人形を扱う芸人。人形つかい。」を指します。
<使用例>
「彼は口八丁手八丁で、傀儡師のごとく人心を操ると聞くわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 傀儡師(かいらいし/くぐつし/くぐつまわし) の3通り です。
「傀」「儡」ともに漢字検定の最難関・一級レベルの漢字です。3通りすべての正解を答えられた方は国語博士!?むしろ誰かから「恩師」と呼ばれる知識人かもしれません。
「傀儡」は「あやつり人形」を指す言葉で、「かいらい」は音読み、「くぐつ」は日本古来の訓読みになります。
「傀儡師(かいらいし/くぐつし/くぐつまわし)」は、「あやつり人形を使った芸を披露する芸人」を指します。
比喩表現として「影から人を操る者」という意味あいで、「黒幕」「策士」など知能犯的な人物を指す言葉として、小説や大人の会話に登場する例もみらますので、覚えておきたいですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「仰瞻」ってなんと読む?
「仰瞻」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「あおぎ見る。尊敬する。」という意味の言葉です。
<使用例>
「私には、人生の節目で必ず思い出す、仰瞻する恩師の言葉がございます。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 仰瞻(ぎょうせん)です。
「瞻」は漢字検定一級レベルの漢字で、「あおぎ見る」という意味を持っています。
「仰」と「瞻」で、「あおぐ=目上の方を見上げる」という意味合いが強まった、「尊敬」の思いの大変強い、フォーマルな単語「仰瞻(ぎょうせん)」になります。
「仰瞻(ぎょうせん)」…恩師への敬意を表現するにはうってつけの、大人らしい表現ですね。
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本日は、3月24日『恩師の日(「仰げば尊し」の日)』のトリビアと、「師」「仰」という字の入った日本語から、
・傀儡師(かいらいし/くぐつし/くぐつまわし)
・仰瞻(ぎょうせん)
など、超難読レベルの熟語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/精選版日本国語大辞典(株式会社小学館)/デジタル大辞泉(株式会社小学館)/普及版 字通(平凡社)/一般社団法人日本記念日協会
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱