「早緑月」ってなんと読む?「はやみどりつき」ではありません。どんな月?
明日・3月28日は『グリーンツーリズムの日』です。
「グリーンツーリズ」とは、「農山漁村地域において、自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」のこと。この振興と発展を目的として定められた記念日になります。
観光やホテル滞在では得難い「経験」を目的とした余暇の過ごし方…人生の視野を広げられそうですよね。今後の選択肢として「グリーンツーリズム」、注目してみてはいかがでしょうか?
本日は、「緑」という漢字を使った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「早緑月」ってなんと読む?
「早緑月」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「陰暦一月の異称」です。
<使用例>
「『早緑月』って、3月くらいかと思ったら、1月のことなのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 早緑月(さみどりづき)です。
「木や草に、しだいに緑が添えられはじめる月。」というような意味で、例文のように「え?1月のことなの!?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「陰暦」では、元日が現在の「立春(2月4日ごろ)」のあたりですので、季節の感覚が、現代とはちょっと異なるのです。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「緑青」ってなんと読む?
「緑青」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「銅または銅合金の表面に生じる緑色のさび。」を指す言葉です。
<使用例>
「久しぶりに銅鍋を使おうとしたら、緑青がついてしまっていて、お手入れが大変だったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 緑青(ろくしょう)です。
銅製品につく、独特の青緑色のさびに「緑青(ろくしょう)」という名称があること、ご存知でしたか?
日本では神社仏閣等にも銅製のアイテムが多いからか、
日本の伝統的な色の表現の中に「緑青色(ろくしょういろ)=くすんだあおみどり色」というのも、存在しております。
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本日は、3月28日『グリーンツーリズムの日』のトリビアと、「緑」という字の入った日本語から、
・早緑月(さみどりづき)
・緑青(ろくしょう)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『百科事典マイペディア』(平凡社)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱