「燕子花」ってなんと読む?「えんしばな」ではありませんよ!

明日は、2022年の『花冠記念日』です。

「花で世界をつなぎ、地球に花冠を被せ、花で世界を癒す日とする」という美しいコンセプトの記念日で、

花が咲き誇り、花の美しさを感じる機会が増える「4月1週目」の、

花を育てる「土」と関連する「土曜日」に…と定められています。

幼いころ、シロツメクサの花冠をつくったことのある方も多いでしょう。花をつないで冠を作る時間は、自然と穏やかで優しい気持ちになります。この週末、なつかしくトライしてみるのも良さそうですね。

本日は、「花」「冠」という漢字を使った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「燕子花」ってなんと読む?

「燕子花」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:アヤメ科の多年草の名称で、青紫の美しい花を咲かせます。

<使用例>

「いずれアヤメか燕子花、どちらも素敵で迷うわね…」

読み仮名5文字です。
読み仮名5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 燕子花(かきつばた)です。

「杜若(かきつばた)」とも表記します。
「杜若(かきつばた)」とも表記します。

例文の「いずれアヤメか燕子花(かきつばた)」という慣用句は、アヤメと燕子花(かきつばた)がよく似ており、どちらも美しいことから、「優劣がつけがたい」「どちらを選ぶか迷う」などの意味で使用されます。

「燕子花(かきつばた)」の花は、布の染料として使用された歴史があり、名称については「かきつけばな」が転じたものである、という説や、咲く場所が「池垣(いけがき)」などの「端(はつ)」であるからである、などの説がございます。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「鶏冠に来る」ってなんと読む?

「鶏冠に来る」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「怒りでかっとなる。頭にくる。」という意味の言葉です。

<使用例>

「あの方、なぜあんな言い方しかできないの?鶏冠に来るわ!」

「○○○に〇る」。
「○○○に〇る」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 鶏冠に来る(とさかにくる)です。

「鶏冠(とさか)」は、ニワトリの頭上にある赤い突起ですね。

「鶏冠(とさか)」を連想させるほど「怒りでかっとなって頭まで赤くなるような状態」「鶏冠に来る(とさかにくる)」と表現します。

口語、文語ともにしばしば使用される言葉ですので、読めるようにしておきましょう。

*** 

本日は、4月2日『花冠記念日』のトリビアと、「花」「冠」という漢字を使った日本語から、 

・燕子花(かきつばた)

・鶏冠に来る(とさかにくる)

などについておさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
 参考資料:『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱