「紺屋」ってなんと読む?「こんや」でも間違いではありませんが…
明日・4月17日は「4(よ)1(い)7(なす)」の語呂合わせで、『なすび記念日』『国産なす消費拡大の日』など、野菜の茄子に関連した複数の記念日に制定されています。
茄子というと、夏野菜のイメージが強いかもしれませんが、
現在の日本では、冬季に栽培され春に出荷最盛期を迎える「冬春なす」の生産者も、大変多いのだそう。記念日は、この「冬春なす」のPRを大きな目的としているようです。
明日はぜひ、旬の「冬春なす」を食卓に、いかがでしょうか?
茄子と言えば目にも鮮やかな「茄子紺」の色も特徴、ということで、本日は「紺」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「紺青」ってなんと読む?
「紺青」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:JIS規格では「暗い紫みの青」、青色顔料の「プルシアンブルー」「ベルリンブルー」、または「鮮やかな明るい藍色。」など、数パターンの青色の表現に使用される熟語です。
<使用例>
「この絵の空の紺青の表現が、とても好きなの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 紺青(こんじょう)です。
小学生の扱う絵具や色鉛筆で「群青(ぐんじょう)」はご存じの方も多いと思いますが、
「紺青(こんじょう)」でも「青」を「じょう」と読みます。
「こんあお」でも不正解とまでは言い難いですが、大人としては熟語として完成された読み方をセレクトしたほうが、スマートでしょう。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「紺屋」ってなんと読む?
「紺屋」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「染物屋。または染物を職業とする人。」という意味の言葉です。
<使用例>
「ネイリストが裸爪で出かけるなんて、『紺屋の白袴』にも程があるわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 紺屋(こうや/こんや)です。
例文に出てきた慣用句『紺屋の白袴(こうやのしろばかま)』は、「他人のためにばかり忙しく働いて、自分のためには何もできないたとえ。」で、『医者の不養生』と同義語です。
「こんや」と読んでも間違いではありませんが、
『紺屋の白袴(こうやのしろばかま)』という慣用句は、一般的な認知度が高いので、
「紺屋(こうや)」と読んだほうが無難でしょう。
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本日は、4月17日『なすび記念日』『国産なす消費拡大の日』にちなんで、「紺」という字を使った日本語から、
・紺青(こんじょう)
・紺屋(こうや/こんや)
などの読み方について、改めておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『漢字ペディア』公益財団法人日本漢字能力検定協会/『日本大百科全書(ニッポニカ)』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/JA全農ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱