「駿馬」てなんと読む?「しゅんば」でも間違いではありませんが…
明日・4月24日は『日本ダービー記念日』です。
昨今の『日本ダービー』は5月に行われることが多いのですが、
1932(昭和7)年のこの日、日本で始めて、イギリスの競馬レース『ダービーステークス』に倣った『東京優俊競争(現在『日本ダービー』と呼ばれるレース)』が行われた事に由来します(「優駿(ゆうしゅん)」とは、「特にすぐれた競走馬」を指します。)
イギリスの「ダービー」はもともと、第12代ダービー卿が始めた、ロンドン郊外で行われるサラブレッド3歳馬ナンバーワンを競うレースのことで、イギリス競馬界最高の行事でした、
のちに、これに倣って、世界各国で「ダービー」と冠された競馬レースが開催されることとなったわけです。
本日は「馬」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「駿馬」ってなんと読む?
「駿馬」という日本語の「しゅんば」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「足の速い優れた馬。」という意味の言葉です。
<使用例>
「競馬って、ギャンブルはともかく、駿馬の美しさに見ごたえを感じるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 駿馬(しゅんめ)です。
「馬」という字は慣用的「流鏑馬(やぶさめ)」「神馬(しんめ)」など、慣用的に「め」と読む例が多く、
「駿馬」も「しゅんば」と読んでも間違いではないものの、「駿馬(しゅんめ)」と読むのが一般的です。
競馬や馬術などは大人のたしなみの一つとして人気ですので「駿馬(しゅんめ)」という読み方、ぜひ覚えておきましょう。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「牛頭馬頭」ってなんと読む?
「牛頭馬頭」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「頭が牛や馬で、体は人の形をした地獄の獄卒( 亡者の罪を責め立てる鬼)。」を指す言葉です。
<使用例>
「子どもの頃に見た、日本画の牛頭馬頭が恐ろしくて、今でも時々夢に見てしまうの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 牛頭馬頭(ごずめず)です。
「馬」を「め」と読むように、
「牛蒡(ごぼう)」「牛黄(ごおう)」など、「牛」を「ご」と読む慣用例がございます。
「牛頭馬頭(ごずめず)」は、日本最長の歴史文学とされる『太平記』や、芥川龍之介著『地獄変』などにも登場する有名な2名の悪鬼で、
四字熟語として掲載している辞書もございます。
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本日は、4月24日『日本ダービー記念日』のトリビアと、「馬」という字の入った日本語から、
・駿馬(しゅんめ)
・牛頭馬頭(ごずめず)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/PR TIMES MAGAZINEウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱