誤読注意!「外連」てなんと読む?「そとれん」「がいれん」どちらも違いますよ!

明日・4月25日は、「国連(国際連合・United Nations)」設立の基礎となった「国際機構に関する連合国会議」が始まった日で、『国連記念日』とも呼ばれています。

1945(昭和20)年のこの日、アメリカのサンフランシスコで開始された国際会議には世界50か国が参加し、第二次世界大戦の戦後処理と世界平和について、同年6月26日まで討議が行われ、

「国際連合」の設立を決定する歴史的なトピックとなりました。

多くの国々が、公的に「世界」という視点を共有する「連合」となったわけです。

本日はこれにちなんで「連」「合」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「外連」ってなんと読む?

「外連」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「ごまかし。はったり。」「芸の本道からはずれた、見た目本位の奇抜さをねらった演出。」という意味の言葉です。

<使用例>

「初めての歌舞伎鑑賞なら、早替わりとか外連のある演目も良さそうね。」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 外連(けれん)です。

正解できましたか?
正解できましたか?

例文のように、歌舞伎や人形浄瑠璃の演出に関してもいう言葉ですが、

日常会話等で使う場合は、

「あの人の言葉には外連(けれん)がない」と言えば、「あの人の言葉にはごまかしやはったりがない」という意味になります。

「外」という時は「外道(げどう)」など、「ゲ」と読む例があり、「外連(けれん)」の場合はこの音変化です。

言葉そのものを知らないと「そとれん」?「がいれん?」「ほかつら?」などなど、さまざまな誤読例が浮かんでしまう構成の言葉ですので、「外連(けれん)」、しっかりインプットしましょう。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「合評」ってなんと読む?

「合評」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「複数の人が集まって、ある作品・問題などについて批評し合うこと。また、その批評。 」という意味の言葉です。

<使用例>

「合評者の先生方のお名前の記載順は、50音順で問題ありませんか?」

「ごうひょう」「あいひょう」などと読んでいませんか?
「ごうひょう」「あいひょう」などと読んでいませんか?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 合評(がっぴょう)です。

正解できましたか?

コンテストやコンクールの批評を文章で読む際、「合評」という言葉、しばしば目にしますね。

文字で見ることが多いせいか誤読例も多いようですが、正しくは「合評(がっぴょう)」です。

*** 

本日は、4月25日、『国際連合』設立のきっかけとなったサンフランシスコ会議が始まった日のトリビアと、「連」「合」という字の入った日本語から、 

・外連(けれん)

・合評(がっぴょう)

など、誤読しやすい熟語の読み方についておさらいいたしました。
 

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『世界の歴史17 現代』(株式会社筑摩書房)『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『デジタル大辞泉』『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱