「御頭」ってなんと読む?実は何通りもの読み方が…!
明日・5月1日は『自転車ヘルメットの日』という記念日に制定されています。
毎年5月は、「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律(自転車法)」の制定日に連動した「 自転車月間」と制定されており、
この1日を「月の頭」ととらえ、頭を守るヘルメットに関連した記念日としたものです。
自転車ヘルメットの着用促進と、その重要性を呼びかけるのが目的 だそう。
自転車の性能が上がったことに比例し、万が一の事故の被害状況も大きくなりつつある昨今ですので、自転車利用時には、ヘルメットの装着はもちろん、安全な運転を心がけたいですね。
本日は、「頭」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「頭重」ってなんと読む?
「頭重」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「頭が重苦しいこと。」「尊大で、容易に頭を下げないこと。」「相場が上がり気味でありながら伸び悩んでいる状態。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「熱はないけれど、朝からなんとなく頭重なのよね…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 頭重(ずおも)です。
「頭重(ずおも)」は、音読みの「ズ」と「重い(おもい)」という訓読みが組み合わさった「重箱読み(じゅうばこよみ)」と呼ばれる読み方をする熟語です。
「ずじゅう」など、誤読なさらぬよう、お気をつけください。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「御頭」ってなんと読む?
「御頭」という日本語の正しい読み方を、わかる限りお答えください。
ヒント:読み仮名4文字の読み方と、読み仮名3文字の読み方が、複数ございます。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 御頭(おかしら/おつむり/おつむ/おとう) の4通りです。
「御頭(おかしら)」は、「首から上の部分。」「統率者の敬称。」という意味、
「御頭(おつむり)」は、女房言葉に発する「あたま」の異称、
「御頭(おつむ)」は、「御頭(おつむり)」の幼児語、
「御頭(おとう)」は、祭礼などの世話役を敬って言う言葉になります。
常識の範疇では、前者3つが読めれば及第点、というところでしょう。
「頭」という字は、多くの読み仮名を持つことから、誤読を招きがちです。
以前「頭文字(かしらもじ)」を「あたまもじ」と誤読なさった方もいらっしゃいましたので、「あたま」と読むイメージに振り回されぬよう、お気をつけください。
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本日は、5月1日『自転車ヘルメットの日』のトリビアと、「頭」という字の入った日本語から、
・頭重(ずおも)
・御頭(おかしら/おつむり/おつむ/おとう)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本自転車普及協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱