「駄法螺」ってなんと読む?「だほうら」とは読みません!
明日・5月3日は、国民の祝日である「憲法記念日」ですね。
ゴールデンウィークが飛び石連休の方も、週の半ばの三連休の初日。楽しみになさっていた方も多いのでは?
「憲法記念日」といえば、文字通り「日本国憲法」の施行を記念した日…ということで、本日は「法」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「外法」ってなんと読む?
「外法」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「物の外側を測った長さ。」という意味を持つ言葉です。
<使用例>
「うちの玄関の外法って、3メートル以上あるかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 外法(そとのり)です。
「法(のり)」は、人名で「法子(のりこ)さん」など以外、一般名詞で見かけることの少ない読み方ですが、
実は「法(のり)」のみで一つの単語でもあり、「守るべき事柄。」「手本。」「(仏教で)仏の教え。」「寸法。」など、4通りの意味があります。
「外法(そとのり)」は「外側のさしわたし寸法。」という意味で、
反対語は「ものの内側を測った長さ。」を意味する「内法(うちのり)」です。
※「外法(げほう)」と読むと「仏教以外の思想や宗教。」「妖術。」などを意味する、別の言葉になります。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「駄法螺」ってなんと読む?
「駄法螺」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「くだらないおおげさな話。」を意味する言葉です。
<使用例>
「あの人は荒唐無稽な駄法螺を吹くと有名だから、あまり真剣にとらないほうが良いんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 駄法螺(だぼら) です。
ちなみに「法螺(ほら)」には、もともとは「うそ」という意味はなく、
法螺貝が見た目の印象以上の大きな音を出すことから「予想外に大きいこと→真実よりおおげさであること」という意味に転じました。
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本日は、5月3日・「憲法記念日」にちなんで、「法」という字の入った日本語から、
・外法(そとのり)
・駄法螺(だぼら)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/内閣府ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱