「のびなわぎょ」?…いいえ!「延縄漁」の正しい読み方は?
明日・6月1日といえば、古来から、衣替えの目安ですね。
今年は春以降も寒暖差の激しい日々が続きましたので、衣替えのタイミングも迷ってしまいますが…。
6月1日を『かりゆしウェアの日』という記念日に制定しているのが、沖縄県衣類縫製品工業組合です。
沖縄県と言えば、官公庁などでも夏の正装として、南国的で涼しげな「かりゆしウェア」が浸透しています。
「かりゆし」とは沖縄の放言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」を意味しているそう。また、「かりゆしウェア」とは「沖縄県産」の「沖縄らしいデザイン」であることが条件なのだそう。
こうして、郷土の文化を尊重しつつ守っていく取り組みは、とても素敵ですね。
本日は、「沖」「縄」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「沖する」ってなんと読む?
「沖する」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「空高くあがる。」という意味の言葉です。
<使用例>
「明け方、白い煙が、天に沖する勢いで上がっていくのを見たわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 沖する(ちゅうする)です。
「沖」という字の音読み「チュウ」は、高等学校レベルの常用漢字なのですが、皆様、読めましたか?
「沖」という字には「高くのぼる」という意味もあり、その意味では今回クイズで扱った「沖する(ちゅうする)」や「沖天(ちゅうてん)」などの言葉があります。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「延縄漁」ってなんと読む?
「延縄漁」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:一本の長い縄に、釣り針をたくさんつけた糸を垂らし た道具を使った漁法です。
<使用例>
「ウナギの延縄漁を体験できるんですって!ぜひトライしたいわね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 延縄漁(はえなわりょう)です。
「延」という字は「エン」や「のべる」などの読み方のイメージが強いですが、実は「延え(はえ)」という読み方もあります。
「延縄(はえなわ)」は、一本の幹縄の先端に、針の付いた複数の枝縄をつけて魚を釣る仕掛けで、枝縄の本数によって釣り上げる魚の量をコントロールできる…というメリットがあるのだとか。
むやみに大漁ばかりを目指さない方法はSDGs的でもありますね。
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本日は、6月1日『かりゆしウェアの日』のトリビアと、「沖」「縄」という字の入った日本語から、
・沖する(ちゅうする)
・延縄漁(はえなわりょう)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:精選版日本国語大辞典(株式会社小学館)/デジタル大辞泉(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱