夏の冷たくておいしい風物詩といえば「かき氷」。今やさまざまな味やトッピングが登場し、多種多様な楽しみ方がされているかき氷ですが、みなさんはそのルーツをご存じでしょうか。

実は、日本では1,000年以上前の平安時代より、貴族たちの間で「夏の氷」が親しまれていたのだそうです。

そんな気になるかき氷の歴史をはじめ、さまざまなかき氷にまつわる企画展「かき氷大百科展」が、現在「虎屋 赤坂ギャラリー」にて開催されています。

夏の風物詩・かき氷の歴史に触れる…虎屋 赤坂ギャラリーにて「かき氷大百科展」開催中

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虎屋 赤坂ギャラリーの企画展「かき氷大百科展」※入場無料

老舗和菓子店「とらや」の赤坂店B1Fにある「虎屋 赤坂ギャラリー」。2022年9月25日(日)まで開催されている「かき氷大百科展」は、かき氷について、多彩な切り口で展示が行われています。

例えば冒頭でご紹介したような、日本人とかき氷との歴史。かつては上流階級のみの贅沢品であった夏の氷が、明治時代にかき氷として庶民の間で人気を博し、身近な存在となっていくまでが紹介されています。紫式部や源頼朝、徳川家康なども登場するのだそう。

さらに、展示会では平安時代のかき氷を再現した模型を展示。当時は冬より夏にかけて氷室に蓄えられた貴重品だった「氷」。いったいどんなかき氷なのか、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。

ほかにも、かき氷のおいしさの秘密や、東西でのシロップの掛け方の違い、「ブルーハワイ」の名前の由来、世界のかき氷などなど、気になるかき氷の展示が目白押しです。

今年とらやグループで楽しめる、かき氷12種類のご紹介も!

さらに、展示会では2022年度版のとらやグループのかき氷ラインナップを一挙公開。2022年に楽しめるかき氷は、店舗・期間限定を含む12種類(予定)です。

ここではギャラリーのある赤坂店の「虎屋菓寮」で楽しめるかき氷を3種類ご紹介します。

■1:一番人気のかき氷はやっぱりこれ!「宇治金時」

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「宇治金時」¥1,430、小サイズ¥1,100

毎年一番人気のかき氷が、こちらの「宇治金時」。小倉餡の上に氷をたっぷりかき、宇治抹茶と和三盆糖で作られた濃厚な抹茶蜜をかけた、定番のかき氷です。

2022年9月30日(金)までの期間、虎屋菓寮全店にて販売中です。

■2:赤坂店限定!アマレットのシロップをかけた「氷あんず」

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「氷あんず」¥1,540、小サイズ¥1,210

あんずをふんだんに使ったピューレと、あんずリキュールである「アマレット」のシロップをかけた「氷あんず」です。暑い季節にぴったりの甘酸っぱい味が魅力的。

こちらは2022年9月30日(金)までの期間、「虎屋菓寮 赤坂店」限定で販売されています。

■3:今年の新作!日本酒を使った「満寿泉 貴醸酒氷」

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「満寿泉 貴醸酒氷」¥1,870

虎屋菓寮の今年新作のかき氷は「満寿泉 貴醸酒氷(ますいずみ きじょうしゅごおり)」。富山の酒蔵、桝田酒造店の日本酒「満寿泉 貴醸酒」を使った貴醸酒蜜と、こし餡との絶妙な組み合わせが楽しめるかき氷です。

貴醸酒とは、仕込み水を一部日本酒に代えて仕込まれたお酒で、とろりとして甘露な味わいが特徴です。アルコール濃度は1.2%(1食あたり)で大人の味わい。黒砂糖を用いた琥珀羹と、貴醸酒と白餡で作られた羊羹が添えられています。

こちらは2022年7月1日(金)~7月31日(日)の期間限定で、虎屋菓寮 赤坂店、京都一条店、京都四條南座店、TORAYA TOKYOにて販売されます。

※「満寿泉 貴醸酒氷」は、お子さまや車を運転してお越しのお客さまにはご提供できません。ご了承ください。

今年もそろそろかき氷がおいしい季節となりますね。「虎屋 赤坂ギャラリー」で、心ゆくまで「かき氷大百科展」を堪能し、かき氷の歴史に触れた後は、ぜひ「虎屋菓寮」で至福のひと皿を召し上がってくださいね。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

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