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「プロフィール」


 

名前:メリル・ストリープ(Meryl Streep)

出生地:アメリカ合衆国ニュージャージー州

生年月日:1949年6月22日

イェール大学演劇大学院を卒業したのち、ニューヨークへ移り舞台俳優としてキャリアをスタート。1977年にスクリーンデビューを果たす。その演技がロバート・デ・ニーロの目に留まり、彼の主演する『ディア・ハンター』の相手役として指名される。1979年公開『クレイマー、クレイマー』でアカデミー賞助演女優賞を、1982年公開『ソフィーの選択』、2011年公開『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー賞主演女優賞を受賞している。徹底した役作りに定評があり、訛りも自在に操ることから「訛りの女王」の異名を持つ。

2004年、アメリカ映画界において貢献した人物を称える賞である、AFI生涯功労賞を受賞。2011年、アメリカ文化への貢献を果たした人物に贈られる、ケネディ・センター名誉賞を受賞。2017年、第74回ゴールデングローブ賞でも生涯功労賞を受賞。2023年、芸術や科学、文学の分野で功績のあった著名人に授与されるアストゥリアス皇太子賞の芸術部門を受賞。2024年、第77回カンヌ国際映画祭にて名誉パルムドールを受賞。

私生活では、彫刻家のドン・ガマーと1978年に結婚。4人の子どもがいる。

「若いころ」「昔」の写真14選


まず、20代〜30代の「若いころ」「昔」の写真をお届けします。

1976年8月(27歳)

 

1978年1月(28歳)

 

1979年1月(29歳)

 

1979年1月(29歳)

 

1980年1月(30歳)

 

1980年4月(30歳) 第52回アカデミー賞授賞式

『クレイマー、クレイマー』で助演女優賞を受賞。
『クレイマー、クレイマー』で助演女優賞を受賞。

1982年1月(32歳) 映画『クライ・イン・ザ・ダーク』より

 

1983年1月(33歳)

 

1983年4月(33歳) 第55回アカデミー賞授賞式

『ソフィーの選択』で主演女優賞受賞。
『ソフィーの選択』で主演女優賞受賞。

1986年3月(36歳) ロサンゼルス国際空港にて

 

1990年1月(40歳)

 

1992年1月(41歳) 映画『永遠に美しく…』より

 

1994年9月(45歳) ハンド&フットプリントセレモニー

 

1998年9月(49歳) ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム授与式

 

「映画」代表作13選


ここからは、チェックしておきたいメリル・ストリープの代表「映画」をご紹介します。アカデミー賞の助演女優賞を1度、主演女優賞を2度受賞した彼女の名演技に酔いしれて。

『ディア・ハンター』(1978年)

 

ロバート・デ・ニーロに推薦され出演した作品で、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。

あらすじ:1960年代、休日になると鹿狩りを楽しむ製鉄所で働く男たち、マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サヴェージ)。時が経ち、ベトナム戦争で再会した3人。しかし、敵に囚われてしまい残酷なゲームを強要されてしまう。

『クレイマー、クレイマー』(1979年)

映画ワンシーンより。

メリル・ストリープがアカデミー賞、ゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞した作品。

あらすじ:仕事を第一にする夫、テッド(ダスティン・ホフマン)に愛想を尽かし出ていった妻のジョアンナ(メリル・ストリープ)。テッドはひとり、仕事と子育ての両立に奮闘する。父と息子の間に絆が生まれたころ、ジョアンナが現れて養育権を主張する。

『ソフィーの選択』(1982年)

主演女優賞を獲得したアカデミー賞授賞式のバックステージにて、夫のドン・ガマーと。
主演女優賞を獲得したアカデミー賞授賞式のバックステージにて、夫のドン・ガマーと。

メリル・ストリープがアカデミー賞、ゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞した作品。

あらすじ:ポーランド人のソフィー(メリル・ストリープ)は、アメリカに渡り恋人のネイサン(ケヴィン・クライン)と新しい人生を始めた。ナチスの収容所にいた経験を持つソフィーは、衝撃的な過去を語り始める。

『愛と哀しみの果て』(1985年)

映画ワンシーンより。
映画ワンシーンより。

アイザック・ディネーセン著『アフリカの日々』を原作とした作品で、メリル・ストリープはアカデミー賞主演女優賞にノミネート。

あらすじ:スウェーデンの貴族と結婚し、ケニアに渡った資産家の娘カレン(メリル・ストリープ)。コーヒー農園を経営することになった彼女は、さまざまな困難に見舞われるなかで冒険家のデニス(ロバート・レッドフォード)に惹かれていく。

『マディソン郡の橋』(1995年)

映画ワンシーンより。

ロバート・ジェームズ・ウォラーの同名ベストセラー小説を原作とした、クリント・イーストウッド監督作品。

あらすじ:アイオワ州マディソン郡に住む主婦、フランチェスカ(メリル・ストリープ)。夫と子どもたちが出かけるため、4日間ひとりで過ごすことになる。その間に、カメラマンのロバート(クリント・イーストウッド)に出会い、生涯忘れられない4日間が始まる…。

『母の眠り』(1998年)

映画ワンシーンより。

アナ・クィンドレンの小説を原作とした作品。

あらすじ:ニューヨークでジャーナリストとして活動するエレン(レネー・ゼルウィガー)。母ケイト(メリル・ストリープ)が病に倒れた報告を受け、帰郷することに。キャリアアップのために奮闘していたエレンは、母と過ごすうちに家族について見直すようになり…。

『めぐり合う時間たち』(2002年)

共演のジュリアン・ムーア(左)、ニコール・キッドマン(右)と。
共演のジュリアン・ムーア(左)、ニコール・キッドマン(右)と。

メリル・ストリープは『ダロウェイ婦人』の主人公と同じ名前をもつ編集者のクラリッサを演じ、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。

あらすじ:1923年、作家のヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は「花は私が買ってくるわ」という書き出しの小説『ダロウェイ婦人』を執筆していた。時を超えて、1951年と2001年に同じ言葉を口にして1日を始める女性たちがいた…。

『プラダを着た悪魔』(2006年)

左から共演のスタンリー・トゥッチ、アン・ハサウェイ、監督のデヴィッド・フランケルと。
左から共演のスタンリー・トゥッチ、アン・ハサウェイ、監督のデヴィッド・フランケルと。

ローレン・ワイズバーガーの同名小説を映画化した作品。メリル・ストリープ扮するミランダの決め台詞“That's all(以上よ)”がクセになる…!

あらすじ:ジャーナリストを目指すアンディ(アン・ハサウェイ)は、ひょんなことから人気ファッション誌『ランウェイ』に就職することに。そこでの仕事は、何百万人もの憧れの仕事である鬼編集長、ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタント職だった。しかしアンディ自身はファッションにかなり疎く、同僚からも嫌味を言われる日々。しかしジャーナリストの足がかりにすべく、ミランダの横暴にも耐え有能ぶりを発揮していく。

『マンマ・ミーア!』(2008年)

共演のアマンダ・サイフリッドと。
共演のアマンダ・サイフリッドと。

人気グループABBAの曲をベースとしたミュージカル映画で、メリル・ストリープは美しく力強い歌声を披露。

あらすじ:ギリシャの島で小さなリゾートホテルを営むドナ(メリル・ストリープ)。父親を知らずに育ったドナの娘ソフィ(アマンダ・サイフリッド)は、来たる自分の結婚式に父親を呼びたいと考えていた。そこで、内緒で母のかつての恋人たちに招待状を送るが…。

『ジュリー&ジュリア』(2009年)

左から共演のスタンリー・トゥッチ、エイミー・アダムス、クリス・メッシーナと。
左から共演のスタンリー・トゥッチ、エイミー・アダムス、クリス・メッシーナと。

実話を基にした作品で、メリル・ストリープはゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門にて主演女優賞を受賞。

あらすじ:作家になる夢をもった会社員のジュリー(エイミー・アダムス)は、1950年代から活躍していた料理家、作家のジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)のレシピにチャレンジすることをブログに綴り始める。ジュリーとジュリア、ふたりの人生が交差し始め…。

『恋するベーカリー』(2009年)

左から共演のリタ・ウィルソン、アレクサンドラ・ウェントワース。
左から共演のリタ・ウィルソン、アレクサンドラ・ウェントワース。

『恋愛適齢期』や『ホリデイ』で知られる、ナンシー・マイヤーズ監督作品。

あらすじ:10年前に夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)と離婚し、子どもたちを育てながらベーカリーの経営に尽力してきたジェーン(メリル・ストリープ)。息子の卒業式にて、若い女性と再婚したジェイクと再会するが、彼が一方的に言い寄ってきて…。

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011年)

 

メリル・ストリープは本作にて2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞。

あらすじ:夫を亡くした元イギリスの首相、マーガレット(メリル・ストリープ)はその半生を振り返っていた。初出馬の下院議員選挙には落選してしまったが、支えてくれた男性と結婚し、子どもにも恵まれる。しかし政治への意欲は失われておらず、やがて彼女は「鉄の女」と呼ばれるようになる。

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(2016年)

共演のヒュー・グラントと。
共演のヒュー・グラントと。

音痴のソプラノ歌手として知られる実在の人物、フローレンス・フォスター・ジェンキンスを演じ、アカデミー賞主演女優賞ノミネート。

あらすじ:ニューヨークの社交界で名の知れたマダム・フローレンス(メリル・ストリープ)は、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていた。しかし彼女は音痴だということに気が付いていない。夫のシンクレア(ヒュー・グラント)は、彼女に夢を見続けさせるために奔走する。

「夫」との写真6選


メリル・ストリープは1976年に俳優のジョン・カザールと交際、婚約していましたが、彼とは死別してしまいます。その後、1978年、彫刻家のドン・ガマーと結婚し、50年近く支え合ってきましたが、2023年に別居婚していることが報じられました。ここからは「夫」との写真を6選ピックアップ。

1980年4月 第34回英国アカデミー賞授賞式

 

1989年3月 第61回アカデミー賞授賞式

 

1996年3月 第68回アカデミー賞授賞式

 

2009年10月 第4回ローマ国際映画祭

 

2012年2月 第84回アカデミー賞授賞式

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 で主演女優賞を受賞。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 で主演女優賞を受賞。

2018年3月 第90回アカデミー賞授賞式

 

「子ども」との写真5選


メリル・ストリープとドン・ガマーのあいだには、長男ヘンリー、長女メイミー、次女グレイス、三女ルイーザの四人の子どもがいます。長男はミュージシャン兼俳優として活動し、娘たちもそれぞれ俳優として活動中。

1980年1月 長男ヘンリーと

 

2004年6月 左から長男ヘンリー、三女ルイーザ、次女グレイス、長女メイミー、夫ガマー

AFI生涯功労賞を受賞。
AFI生涯功労賞を受賞。

2009年3月 三女ルイーザと

 

2015年10月 次女グレイスと

 

2015年11月 長女メイミーと

 

「美貌遍歴」19選


ここからは、メリル・ストリープの20代〜70代の「美貌遍歴」を振り返ります。美しく年を重ねていく彼女にうっとり。

1976年8月(27歳)

 

1979年1月(29歳)

 

1980年4月(30歳) 第52回アカデミー賞授賞式

 

1985年1月(35歳) 映画『愛と哀しみの果て』より

 

1989年3月(39歳) 第61回アカデミー賞授賞式

 

1994年1月(44歳)

 

1999年3月(49歳) 第5回全米映画俳優組合賞

 

2000年3月(50歳)

 

2003年3月(53歳) 第75回アカデミー賞授賞式

 

2004年6月(54歳) 第32回AFI生涯功労賞授賞式

映画、テレビを通じてアメリカ合衆国の文化発展に貢献した人物を顕彰することを目的とした、名誉ある賞を受賞。
映画、テレビを通じてアメリカ合衆国の文化発展に貢献した人物を顕彰することを目的とした、名誉ある賞を受賞。

2005年10月(56歳) 第22回ナイト・オブ・スターズ

 

2010年1月(60歳) 第67回ゴールデングローブ賞授賞式

『ジュリー&ジュリア』で、ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞受賞。
『ジュリー&ジュリア』で、ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞受賞。

2012年2月(62歳) 第84回アカデミー賞授賞式

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 で主演女優賞を受賞。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 で主演女優賞を受賞。

2015年8月(66歳) 映画『幸せをつかむ歌』NYプレミア

 

2018年3月(68歳) 第90回アカデミー賞授賞式

 

2019年9月(70歳) 第76回ヴェネツィア国際映画祭

 

2022年3月(72歳) 第33回全米製作者組合賞授賞式

 

2023年10月(73歳) アストゥリアス皇太子賞授賞式

芸術部門に選ばれたメリル。
芸術部門に選ばれたメリル。

2024年5月(74歳) 第77回カンヌ国際映画祭

名誉パルム・ドールを受賞。
名誉パルム・ドールを受賞。

「現在」の写真4選


2025年の夏より、撮影が開始された『プラダを着た悪魔2』。再びあの鬼編集長を演じるメリル・ストリープの姿を見たファンからは「20年前と変わっていない!」と感嘆の声が。また撮影でミラノ ファッションウィークに登場し、来場した人々やSNSを沸かせました。70代後半になっても第一線で活躍し続ける彼女の今後にも注目です。

2025年7月 映画『プラダを着た悪魔2』撮影

 
 

2025年8月 映画『プラダを着た悪魔2』撮影

 

2025年10月 クルーニー・ファンデーション・フォージャスティス チャリティーイベント

 

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香
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