卵かけご飯と聞くと、自炊やB級グルメというような、チープな料理を想像する人もいるかもしれません。しかし、卵そのものの新鮮さや、合わせる調味料のグレード、お米そのもののおいしさにこだわった卵かけご飯は、ひとたび口に運ぶと、シンプルながらその奥が深い味に舌鼓を打つことになること必至のメニューなのです。

今回は、実名投稿で信頼性が高いと評価されているグルメサービス「Retty」Retty TOP USERのみなさんに卵かけご飯が食べられる名店を教えていただきました。このRetty TOP USERとは、食通のユーザーが多い「Retty」のなかでも、特定のジャンルやエリアに詳しいと認められた人気ユーザー。あなたの知っているお店は出てくるでしょうか?

■1:「十番右京」(麻布十番)

高級食材であるトリュフがふんだんに使われています。(出典:Kazumi Kojimaさん)

朝4時まで営業しているという和食メインの創作居酒屋「十番右京」。麻布十番というロケーションからも、まさに大人のための居酒屋といえそう。今回は、自らパティシエやフード系の仕事をされているKazumi Kojimaさんに、こちらのお店で提供されている名物料理・トリュフたまごかけご飯についてお聞きしました。芸能人のファンも多いと聞きますが、お店の雰囲気はどのような感じでしょうか?

「選んで間違いのない居酒屋さんです。大人っぽい和テイストの落ち着いたインテリアで、入り口から奥へと続く長いカウンターがあり、デートならこのカウンターがおすすめです。奥にはテーブル席も多くあり、ペットと一緒もOKのテラス席もあり、さまざまなシーンに対応可能です。食べに行くと、ちょっと背伸びできる気分になります」(Kazumi Kojimaさん)

こちらのトリュフたまごかけご飯は一体、どのような料理なのでしょうか?

「1720円で提供されている『トリュフたまごかけご飯』。オーダーすると、スタッフが目の前でつくってくれます。真っ白い炊き立てのご飯に、濃厚な黄身だけをとろ~りとかけ、イタリア産トリュフをお茶碗からあふれるほどたっぷりと削ってくれます。トリュフの色は時季によりいろいろなのもまた楽しく、いつ食べても、誰と食べてもおいしすぎる、究極のたまごかけご飯だと思います」(Kazumi Kojimaさん)

なんとも非日常感あふれる卵かけご飯と言えそうですね。

「しかもプラス480円でウニ、プラス1000円でキャビア&金箔のせ、というカスタマイズも可能なのです!」

贅沢な食材をふんだんに使った卵かけご飯が楽しめそうですね。ほかにもお薦めのポイントはありますか?

「卵かけご飯以外にもおすすめしたいのが、『トリュフたまごかけカルボナーラご飯』。ベーコンの塩味が小気味いいアクセントとなっているため、ワイン好きの方ならこちらがおすすめです。さらに、もうひとつ人気なのが、『和ダレのフォアグラご飯』。トリュフたまごかけご飯と合わせてお得になるセットがあるので、カップルならばぜひこちらのオーダーをおすすめしたいです。たまごかけご飯のトリュフをフォアグラご飯にも乗せると、これまた素晴らしいおいしさ。カップルの距離が縮まること間違いなしですよ!」(Kazumi Kojimaさん)

まさに贅沢の極みといえるトリュフ卵かけご飯。卵かけご飯の、和風なイメージを一新しそうです。

問い合わせ先

  • 十番右京
  • 住所:東京都港区麻布十番2-6-3
    電話番号:03-6804-6646

■2:「割烹山路」(新橋)

舌鼓を打ちたくなる和食の数々!(出典:光岡志朗さん)

Retty内でのフォロワー数が17000人を越えるほど、食通として認められている光岡志朗さん。季節の味覚を楽しむのが趣味という光岡さんが紹介するのは、新橋にある「割烹山路」。こちらは、どういう雰囲気のお店なのでしょうか。

「新橋駅の日比谷口改札を出てSL広場近くにあるので、銀座近辺に勤務している会社員の方にも利用しやすいと思います。狭い店内は、繁忙時には満席なことも。厨房は若き店主とお父様、店内はお母様がお世話係をされています」(光岡志朗さん)

落ち着いた雰囲気の店構えなのですね。ちなみに予算はいくらくらいなのでしょうか。

「今回は、お任せで8000円のコースを頼みました。 先付けの『毛蟹の茶碗蒸し』から始まり、『焼き牡蠣』『河豚の薄造り』『ふぐの唐揚げ』というような、食材の素材のよさを感じられるメニューが中心です。 店主のお父様が握られるお寿司は、シャリとネタのバランスのよさが抜群です」(光岡志朗さん)

居酒屋で、本格的なお寿司も食べられるのですね! 期待が高まります。

「ここの卵かけご飯は『河豚の白子焼きいくら卵かけご飯』。これは絶品です! 舌も頬も溶けてしまって、トロトロになっちゃいそうなくらいおいしいです!」(光岡志朗さん)

確かに、そこまでトロリとした食感にこだわった卵かけご飯は、なかなか見かけないですよね。

「南部鉄器の釜で炊いた白米は、その甘味が一粒一粒が味わいが立っているので、 噛み締めるほどにどんどんおいしくなります。兵庫の濃厚な卵を崩してトロ〜リ黄身を流すと、濃厚な卵の甘味と、いくらのうま味を味わうことができます。まさに、いくら×卵×ご飯×白子が忘れさせない味になっているのです」(光岡志朗さん)

自宅では再現することが難しい、いくらが乗った卵かけご飯。ぜいたくな気分を味わいたくなったら、食べに訪れてみてはいかがでしょうか?

問い合わせ先

  • 割烹山路
    住所:東京都港区新橋2-9-12 フロンティアビル 2F
    電話番号:03-6457-9828

■3:「TABLE O TROIS」(渋谷)

信楽焼で炊き上げた白米はふっくら柔らか!(出典:Mio.Mさん)

渋谷を中心としたエリアのグルメ情報に詳しいMio.Mさんからご紹介いただいたのは、ビストロ「TABLE O TROIS」。ビストロで卵かけご飯とは一見、不釣り合いに見えますが……。

「確かに、店内はオシャレで落ち着いた雰囲気です。 1階が腰高テーブル席で、2階にはノーマルなテーブル席があります。女子会ニーズにも向いていそうです」(Mio.Mさん)

肝心の卵かけご飯は、どのようなメニューなのですか?

「信楽焼で炊き上げた『吉田さんのごはん(お米)』というメニューがあり、これのTKGセットを注文しています。お米は、滋賀のもので無農薬の『にこまる』という品種です。美味しくて笑顔がこぼれる、というのと丸々とした粒張りのよさから、この名前になったそうです。卵は『比良利助』です。味は濃厚なのにさっぱりとした後味が特長です。飼料にお米を使っているので、卵黄があまり黄色くないんです。サラリと飲めるような、〆でも重くならない味になっています」(Mio.Mさん)

渋谷で風味豊かな卵かけご飯が食べられるバル。映画やショッピング帰りに、気軽に食べに行けそうですね。

問い合わせ先

  • TABLE O TROIS
    住所:東京都渋谷区松濤1丁目28−6
    電話番号:03-6427-0730

■4:「焼肉ええご 赤坂本店」(赤坂)

焼肉にたっぷりかかった卵が癖になりそう。(出典:Ryoko Dateさんさん)

「食べ歩き歴25年」になる麻布在住のRyoko Dateさん。今回は、赤坂にある「焼肉ええご」の卵かけご飯についてお伺いしました。

店名の由来は、牛肉のランクである「A5」(ええご)から来ているのですね。

「そうです。黒毛和牛一頭買いのお店なので、高級店かと思いきや、ワインを除く飲み物がすべて290円とリーズナブルに利用できます」」(Ryoko Dateさん)

焼肉店で食べることができる卵かけご飯なのですね。どんなご飯なのでしょうか?

「こちらは『赤穂の拘り卵』を使っています。これは、楊枝を刺しても崩れぬ弾力なのです。卵にこだわりを持ったお店なので、タレの焼肉を卵につけていただくのもおいしい食べ方です。 どのお肉もA5ランクのため、味はお墨付きです。 また、席がすべてボックスシートなので、ほかのお客様が気にならなりません。ワインはリーズナブルな物から高級ワインまで一通りそろっています。デートや、軽い接待にもお薦めできます」(Ryoko Dateさん)

卵かけごはんの要ともいえるのが卵。鮮度はもちろんのこと、甘みや弾力性など、卵の銘柄によって違いが出ることも。やわらかさのある牛肉と、卵かけご飯の組み合わせは、お腹がいっぱいでもお代わりができてしまうおいしさに違いありません!

問い合わせ先

  • 焼肉ええご 赤坂本店
  • 住所:東京都港区赤坂4-1-2 シントミ赤坂一ツ木ビル 2F
  • TEL:03-5563-2736

■5:「Dr.Cafe 本店」 (鶯谷)

シンプルな卵が白米とよく合います。(出典:Kaya Takatsunaさん)

大のコーヒー好きで、カフェに精通していると言うユーザーのKaya Takatsunaさんからご紹介いただいたのは、鶯谷駅にある「Dr.Cafe 本店」(ドクターカフェ ホンテン)。カフェで「卵かけご飯」とは、珍しい組み合わせですよね。どういった雰囲気のカフェなのでしょうか。

「2017年11月にオープンしたばかりの、明るくカジュアルな雰囲気のカフェです。店内は、真っ赤なソファと観葉植物が印象的な造りで、ハンドドリップで淹れる葉山珈琲のスペシャルティコーヒーやデカフェのほか、ビールやワインなどのアルコールを楽しめます」(Kaya Takatsunaさん)

肝心の卵かけご飯はどういう味つけなのでしょうか?

「卵かけご飯には、秘伝の旨味が特徴の『伊勢の卵』が使われています。魚油を入れたエサで育てた鶏が産んだ卵は、良質なタンパク質を含んでいるうえ、黄身が濃厚なのです。また、自家製醤油以外に、のりダレ、コチュジャンダレ、しそダレの3種類のタレをかけて楽しめるのもユニーク。追加料金で『ベーコン入り卵かけご飯』や、白身と黄身を分けて混ぜる『エアリー卵かけご飯』にすることもできます」(Kaya Takatsunaさん)

それは、変わり種の卵かけご飯と言えますね。バラエティに富んでいるので、何度通っても飽きない工夫もされているのでしょうか。

「ほかにもパスタやカレー、ハンバーグのランチセットや、生ハムやソーセージなどのおつまみ、チーズケーキやバームクーヘン、和菓子などのスイーツが豊富にそろっているので、ちょっとした軽食にも向いています」(Kaya Takatsunaさん)

カフェで食べることができる「卵かけご飯」。女性だけで集まるときのニーズにも応えてくれそうです。上野恩賜公園からも遠くないため、展覧会を観た後に立ち寄ってもいいかもしれません。

問い合わせ先

  • Dr.Cafe本店 (ドクターカフェ ホンテン)
  • 住所:東京都台東区根岸3-8-4 ISEビル1F
  • TEL;03-5808-7330

■6:「SATOブリアン」(阿佐ヶ谷)

霜降りの焼肉に卵の甘さがマッチしています。(出典:安藤今日子さん)

食通の芸能人もお忍びで通っていると言う噂の「SATOブリアン」。完全予約制の人気店舗を利用することができたという安藤今日子さんにお話を聞きしました。焼肉店でいただける卵かけご飯とは?

「指で摘める卵で、『ヒレ飯』なるものをいただきました。こちらの焼き肉はスタッフがお肉を焼いてくれるんです。絶妙なタイミングでお肉を返し、一人一人のお皿に乗せてくれます。ちょっと甘辛のタレに絡めたヒレ肉は、歯がなくてもいただけるようなやわらかさなんです」

やわらかい極上のお肉は絶品のようですね。肝心の卵かけご飯はどうなのでしょうか。

「ご飯はたった2口ほどの量と、少ないのです。でもその上に乗せた卵はキラキラ輝いているんです。お肉といただく卵かけご飯なのに、するすると入ってしまいます。究極の、贅沢過ぎる卵かけご飯という感じでしょうか」

確かに、聞いているだけで一度は食べてみたくなりますね。

「このお店で出されるお肉は九州産で、タンでさえ1cmもの厚みがあります。前菜のビーフシチューから始まり、牛の色んな部位をコースのようにいただけ、お肉の合間に入るサイドメニューにも、手抜きはないんです。決してコスパ的には安くはありませんが、肉の質や提供される料理の数を見れば、納得の価格なんです。一度は訪れたい焼き肉の名店です」(安藤さん)

やわらかい極上の肉に、新鮮な卵。これ自体がメインとも言えそうな卵かけご飯です。

問い合わせ先

  • SATOブリアン
    住所:東京都杉並区阿佐谷南3-44-2 新井ビル 1F
    TEL:03-6915-1638

一口に卵かけご飯と言っても、さまざまな切り口が存在することが、おわかりいただけたことと思います。焼肉やいくらというような、卵以外にもメインとなる食材との組み合わせや、白米の銘柄から始まり、土鍋を使って炊くというような炊き方の違いなど、紹介したもの以外の卵かけご飯も、まだまだ数多く存在しているに違いありません。

シンプルゆえに、素材のよさが際立つのが、卵かけご飯が飽きない理由。ぜひ、舌が忘れられない一品と出合いにお出かけしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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WRITING :
池守りぜね