【目次】

「スタイリング剤」を後れ毛に付ける方法


■後れ毛はスタイリング剤をなじませて「束感」を出す

\air-GINZAの長門政和さんがレクチャー!/

指先にスタイリング剤をなじませてから、後れ毛をねじりながら束感を出して。
指先にスタイリング剤をなじませてから、後れ毛をねじりながら束感を出して。
air-GINZA 店長・長門政和さん。はまっているのがジンギスカン。「北海道で食べたのと同じくらい絶品なのが新橋の『しろくま』。おすすめです」
air-GINZA 店長・長門政和さん。はまっているのがジンギスカン。「北海道で食べたのと同じくらい絶品なのが新橋の『しろくま』。おすすめです」

トップの毛量を底上げできる、大人の「綺麗めポニーテール」

「アイロン・コテ」を使った後れ毛の巻き方


■カールアイロンで後れ毛を「リバース巻き」に

\MINX 銀座二丁目店の徳永利彦さんがレクチャー!/

後れ毛の中央から毛先にかけて、顔まわりの後れ毛を巻く。
後れ毛の中央から毛先にかけて、顔周りの後れ毛を巻く。

「後れ毛をカールアイロンで巻いておくと毛束感だけでなく、ツヤも出るので大人のまとめ髪の仕上げには欠かせません」(徳永さん)

MINX 銀座二丁目店 店長/トップデザイナー・徳永利彦さん。カフェ巡りが趣味。「昔ながらの喫茶店も好きですね。今は表参道のカフェを開拓中です」
MINX 銀座二丁目店 店長・トップデザイナー・徳永利彦さん。カフェ巡りが趣味。「昔ながらの喫茶店も好きですね。今は表参道のカフェを開拓中です」

残すべき「後れ毛」を見極めれば、ひとつ結びが老け見えしない!

■コテで後れ毛に「ニュアンス」をつける

\ROIの小西浩純さんがレクチャー!/

コテは19mmを使用。25mm以下のできるだけ細いものを使って。後れ毛の中間から毛先にかけて外巻き、内巻きとMIXに。
コテは19mmを使用。25mm以下のできるだけ細いものを使って。後れ毛の中間から毛先にかけて外巻き、内巻きとMIXに。

「狙ったところにニュアンスをつけるなら、後れ毛をしっかりと巻くのが正解。できるだけ細めのコテで、毛先を外ハネ、内巻きワンカールと交互に巻きましょう。毛先に動きが加わって絶妙な毛流れになります」(小西さん)

ROIのデザイナー小西浩純さん。2歳の女の子のお父さん。最近は娘さんの髪のアレンジにハマっているのだとか。「2歳にしては髪が長いんですよ。胸下くらいまであるのでよくアレンジしています。『可愛いゴムを使って』という娘のリクエストにも答えながら、毎日工夫しています」
ROI デザイナー・小西浩純さん。女の子のお父さん。最近は娘さんの髪のアレンジにハマっているのだとか。「髪が長くて胸下くらいまであるのでよくアレンジしています。『可愛いゴムを使って』という娘のリクエストにも答えながら、毎日工夫しています」

老け見え防止!疲れたおばさんに見えない「簡単ひとつ結び」

後れ毛を活かした「ポニーテール」【5選】


【1】白髪を目立たせない、無造作風後れ毛のポニーテール

\FIX-UP銀座店の高橋紀衣さんがレクチャー!/

完成
完成
バック
バック

髪の広がりやうねりがきになるときは、サッと束ねてコンパクトにまとめたいもの。「でも、束ねると生え際の白髪が…」というときも。

FIX-UP銀座店のヘア&メイクアップ アーティスト、高橋紀衣さんは「白髪が目立つ生え際や分け目を見せないように、後れ毛でひと工夫すれば大丈夫。ただし、何も手を加えない後れ毛は疲れた印象に見えてしまうので、カールアイロンやスタイリング剤で形を整えて『無造作風』に見せるのがポイントです」とアドバイス。

お疲れモードに見えない後れ毛テクニックを教わります。

「生え際をカバーするように束ねた髪から後れ毛を引き出すと、結び目がゆるんでしまうことも。毛束を上下2つに分けてからひとつに束ねておくと、結び目がゆるみにくくなります」(高橋さん)

<アレンジ方法>

アレンジ前
アレンジ前
<STEP.1>耳の先端より下の毛束をひとつに束ねる
耳を堺にして上下の毛束に分け、まず、耳より下の毛束を1つにまとめる
耳を堺にして上下の毛束に分け、まず、耳より下の毛束をひとつにまとめる
<STEP.2>耳の先端より上の毛束と下の毛束をひとつにまとめる
耳より上の毛束を束ねるとき、下の毛束と一緒にゴムでまとめる。
耳より上の毛束を束ねるとき、下の毛束と一緒にゴムでまとめる。
<STEP.3>結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す
後頭部から7~8か所を目安に、毛束をひとつまみずつ引き出す。
後頭部から7~8か所を目安に、毛束をひとつまみずつ引き出す。
<STEP.4>生え際が隠れるように耳より前の髪を引き出す
特に白髪が目立つこめかみ付近の髪を引き出すのを忘れずに。
特に白髪が目立つこめかみ付近の髪を引き出すのを忘れずに。
<STEP.5>耳より前の髪は中間から毛先にかけて内巻きに
毛束をひとつまみずつ、カールアイロンで内巻きにする。
毛束をひとつまみずつ、カールアイロンで内巻きにする。
<STEP.6>巻いた毛束にヘアオイルをなじませる
毛束の中間から毛先にかけてオイルをなじませる。
毛束の中間から毛先にかけてオイルをなじませる。
<STEP.7>ゴムを隠すように結び目にヘアアクセサリーを装着
お好みのヘアアクセサリーを結び目につけてゴムを隠す。
お好みのヘアアクセサリーを結び目につけてゴムを隠す。

「顔周りの生え際を隠すだけで、白髪はまったく気にならなくなります。こめかみあたりを隠しておくと、白髪カバーだけでなくフェイスラインをキュッと引き締める効果もあるので、ぜひお試しください!」(高橋さん)

FIX-UP銀座店 ヘア&メイクアップアーティスト・高橋紀衣さん。今、ハマっているのがピクルスづくり。「夏バテしたのがきっかけで始めました。今度はぬか漬けにチャレンジしたいですね」
FIX-UP銀座店 ヘア&メイクアップアーティスト・高橋紀衣さん。ハマっているのがピクルスづくり。「夏バテしたのがきっかけで始めました。今度はぬか漬けにチャレンジしたいですね」

白髪が目立たない「大人のポニーテール」のコツとは?

【2】艶やかで女性らしい、ラフな後れ毛のポニーテール

\MINX 銀座店の高橋里奈さんがレクチャー!/

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

さまざまなアレンジによく登場する「結んだ髪から毛束を引き出す」というプロセス。皆さん正しくできていますか? 髪をきっちりとまとめるのではなく、結んだ後に髪を細かく引き出す。この工程が意外と難しい!

MINX銀座店のスタイリスト高橋里奈さんによると、「年齢を問わず、髪を引き出すのが難しいという悩みをよく聞きます。とくに40代以降の方に多いのが、うなじやもみあげ部分の後れ毛の出し方がわからない、というお悩み。引き出す位置や量がわからない、疲れた印象になる、というお声が多いですね」。

本来、後れ毛とは、髪をまとめたときに長さが足りず、結べなかった髪の毛のことを言うのですが、最近では、この後れ毛をあえて出すアレンジが40代を魅了しているんです!

「頰やうなじでルーズに揺れる後れ毛は、女性の魅力を何倍にも引き上げてくれる大切な要素。大人の色気が高まるだけでなく、こなれ感やラフさも演出できます。髪をまとめた時に目立つフェイスラインの寂しさもしっかりとカバーできますよ」(高橋さん)

女性の魅力を最大限に引き出してくれる後れ毛。引き出す時のポイントは?
「オススメの位置は前髪に近いこめかみ部分、もみあげ、耳後ろ、うなじの4箇所。お塩をひとつまみするような気持ちで、少しだけ毛束を引き出してみてください」(高橋さん)

「後れ毛が一番のポイントですが、髪全体の髪をしっかりと引き出すことも重要です。きっちりとまとまった髪に後れ毛を出しても、魅力的にはなりません。髪全体の髪を引き出し、ラフに仕上げることで、より後れ毛の効果が発揮されます」(高橋さん)

<アレンジ方法>

アレンジ前
アレンジ前
<STEP.1>逆毛を立てて根元から髪を立たせる
頭頂部の髪をざっくりと取って、コームで根元に逆毛を立てる。毛束の中間から根元に向けて数回コームを動かして。
頭頂部の髪をざっくりと取って、コームで根元に逆毛を立てる。毛束の中間から根元に向けて数回コームを動かして。
<STEP.2>逆立てた髪の根元にスプレーをする
立たせた根元をハードスプレーで固める。これで頭頂部に高さが出る。
立たせた根元をハードスプレーで固める。これで頭頂部に高さが出る。
<STEP.3>髪の毛を上下に分ける
耳上の高さを目安に髪を上下に分ける。
耳上の高さを目安に髪を上下に分ける。
<STEP.4>こめかみともみあげの後れ毛を引き出す
こめかみともみあげの後れ毛は、結ぶ前に引き出しておく。量は写真を参考に、ほんのひとつまみ分だけ!
こめかみともみあげの後れ毛は、結ぶ前に引き出しておく。量は写真を参考に、ほんのひとつまみ分だけ!
<STEP.5>上の髪の毛をゴムで結ぶ
ゴムでしっかりと結ぶ。
ゴムでしっかりと結ぶ。
<STEP.6>結んだ上の髪の毛と下の髪の毛をまとめて、ひとつ結びにする
上の髪と同じ位置で結ぶのが理想。この時に、うなじと耳後ろの後れ毛を引き出しておく。
上の髪と同じ位置で結ぶのが理想。この時に、うなじと耳後ろの後れ毛を引き出しておく。
<STEP.7>ゴム周りの毛束を引き出す
ゴム周りの髪を全方位へ引き出す。ゴムを中心に8箇所、上下左右均等に髪の毛を引き出すとバランスが取れる。
ゴム周りの髪を全方位へ引き出す。ゴムを中心に8箇所、上下左右均等に髪の毛を引き出すとバランスが取れる。
<STEP.8>さらに頭頂部とサイドの髪を引き出す
頭頂部とサイドの髪は、プロセス8で引き出した毛束の間の髪を4箇所引き出すのが理想。
頭頂部とサイドの髪は、プロセス8で引き出した毛束の間の髪を4箇所引き出すのが理想。
<STEP.9>ゴムに髪を巻きつけてピンで留める
結んだ髪から毛束を取り、ゴムを隠すように巻きつけてピンで留める。
結んだ髪から毛束を取り、ゴムを隠すように巻きつけてピンで留める。

「髪を引き出す時は2段階に分けて。まずはゴム周り、その後、頭頂部とサイドの毛束を引き出します。頭頂部とサイドを引き出すときは、ゴム周りで引き出した毛束と毛束の間の髪をつまんで、引き出すように意識してください。全体のバランスが取れて、おしゃれでこなれた印象になります」(高橋さん)

MINX銀座店スタイリスト・高橋里奈さん。お酒を飲むのが大好き。「一番好きなのはウォッカ!休日は毎日飲んでいます(笑)」
MINX 銀座店スタイリスト・高橋里奈さん。お酒を飲むのが大好き。「一番好きなのはウォッカ!休日は毎日飲んでいます(笑)」

艶っぽく見える!40代の「後れ毛アレンジ」のやり方9ステップ

【3】ふんわりウェーブを効かせた後れ毛ポニーテール

\apish AOYAMAの黒山慶司さんがレクチャー!/

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「大人のポニーテールと、おばさんの引っ詰め髪の違いは後れ毛にあります」と断言するのは、apish AOYAMA副店長の黒山慶司さん。

うねりを巻き込むようにこめかみ部分の髪をカールアイロンで巻き、頭頂部を根元から立ち上げたら、あとはこめかみともみあげ部分の髪を後れ毛として残し、1つに束ねるだけ。うねりもトップのボリューム不足も一気に解決できるアレンジなのです。

全体的にクセが強く、広がりやすい高橋さんの髪。「クセやうねりを伸ばすのではなく、そのまま生かしたアレンジにすると大人の可愛らしさもあるスタイルになります。そのためにもうねっている方向をカールアイロンで整える下準備が必要なんです」(黒山さん)

<アレンジ方法>

アレンジ前
アレンジ前
<STEP.1>頭頂部の髪の根元を起こすように、カールアイロンで毛先から根元に向かって巻く
毛束を垂直に持ち上げて根元を立たせるように、後頭部方向に巻くのがポイント。
毛束を垂直に持ち上げて根元を立たせるように、後頭部方向に巻くのがポイント。
<STEP.2>こめかみ部分の毛束をカールアイロンでフォワード巻きに
根元から毛先に向かって縦巻きになるように巻く。
根元から毛先に向かって縦巻きになるように巻く。
<STEP.3>こめかみから前にある髪ともみあげを残してひとつに束ねる
襟足より少し上の位置にゴムがくるように束ねること。
襟足より少し上の位置にゴムがくるように束ねること。
<STEP.4>ひとつまみの毛束を取り、ゴムの上から巻き付ける
ゴムが隠れたら、アメピンでしっかり固定する。
ゴムが隠れたら、アメピンでしっかり固定する。
<STEP.5>結び目を押さえながら、ひとつまみずつ髪を引き出す
左右対称になるよう、バランスよく毛束を引き出し、トップをふんわりさせる。
左右対称になるよう、バランスよく毛束を引き出し、トップをふんわりさせる。

「毛束の根元から髪をひとつまみずつ引き出すときは正面から鏡を見て、頭頂部をふんわりボリュームアップさせるようにしてください。後頭部に丸みも出せるので、全体的に柔らかな雰囲気のまとめ髪になるはずです」(黒山さん)

apish AOYAMA副店長・黒山慶司さん。自宅に帰るとウサギのラビ蔵が待っているとか。「ベタベタしない、ちょうどいい距離感がいいですね」
apish AOYAMA 副店長・黒山慶司さん。自宅に帰るとウサギのラビ蔵が待っているとか。「ベタベタしない、ちょうどいい距離感がいいですね」

オバ見え引っ詰め髪から脱却!後れ毛プラスの大人ポニーテールの作り方

【4】トップのボリュームと後れ毛で抜け感を表現したポニーテール

\ABBEYの小口瑛李奈さんがレクチャー!/

完成
完成
完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

40代のロングヘア、アレンジで大切なことをABBEYスタイリスト・小口瑛李奈さんに聞くと「抜け感」だと断言します。

「抜け感は、引き出した毛束のルーズ感や後れ毛で表現します。きっちりとまとめたアレンジは、一昔前の古い印象になるだけでなく、顔が大きく見えてしまう原因にも。トップはふんわり、後れ毛でゆるっと、このニュアンスが40代のアレンジには必須です」(小口さん)

今回、小口さんが提案してくれたアレンジは抜け感を意識したポニーテール。「髪を結ぶ」→「トップと後れ毛を引き出す」という簡単2ステップですが、大人の優雅さ、色気、可愛らしさがギュギュッと凝縮された、とっておきのポニーテールです。自宅でも簡単に再現できるので、ぜひトライしてみて!

<アレンジ方法>

40代に似合う大人のポニーテール。「髪を結ぶ」→「トップと後れ毛を引き出す」という簡単2ステップですが、大人の優雅さ、色気、可愛らしさがギュギュッと凝縮された、とっておきのポニーテールです。自宅でも簡単に再現できるので、ぜひトライしてみて!

<STEP.1>耳後ろでポニーテールを作る
結ぶ位置は耳後ろがベスト。高すぎると若作りに、低すぎるおばさんっぽく見えるので注意。
結ぶ位置は耳後ろがベスト。高すぎると若作りに、低すぎるおばさんっぽく見えるので注意。
<STEP.2>結んだ毛束をゴムに巻きつけてピン留め
結んだ毛束から少しだけ取って、ゴムに巻きつける。毛先はピンで根元に留めて。
結んだ毛束から少しだけ取って、ゴムに巻きつける。毛先はピンで根元に留めて。
<STEP.3>3箇所だけ後れ毛を作る
こめかみ、耳裏、襟足から毛束を細く引き出す。
こめかみ、耳裏、襟足から毛束を細く引き出す。
<STEP.4>頭頂部の毛束を引き出す
爪で頭頂部の毛束をつまみ、上に引き出す。少しゆるっとするくらいでOK。頭頂部の両サイドも引き出すとよりルーズ感がアップ!
爪で頭頂部の毛束をつまみ、上に引き出す。少しゆるっとするくらいでOK。頭頂部の両サイドも引き出すとよりルーズ感がアップ!

「後れ毛はこめかみ、耳裏、襟足の3箇所だけ!この3点ポイントを守っていただければ理想の抜け感を作ることができます。爪でつまんで細く引き出すのがポイント。後れ毛が多いと疲れた印象になるので気をつけてください。頭頂部も引き出しすぎると崩れてしまうので、ゆるっとさせるくらいを意識して。この一手間で抜け感だけでなく、頭の形も綺麗に見えます」(小口さん)

ABBEYスタイリスト・小口瑛李奈さん。体を動かすことにハマっているという小口さん。「最近はキックボクシングに通っています!」
ABBEYスタイリスト・小口瑛李奈さん。体を動かすことにハマっているという小口さん。「最近はキックボクシングに通っています!」

「古臭い」「若作り」と言わせない!40代からのポニーテールとは?

【5】後れ毛がルーズでアンニュイなポニーテール

\ZACC raffineの湯淺星悟さんがレクチャー!/

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

気温が高くなるこれからの季節。髪が長い女性は、まとめてポニーテールにする機会も多いのではないでしょうか? ただゴムで結ぶだけではつまらないポニーテールも、結ぶ位置や引き出す毛束の雰囲気によっては、ぐっとオシャレになります。今回は、ZACC raffine 店長の湯淺星悟さんに、40代以上の女性にふさわしい「上品なポニーテール」を教えていただきます。

湯淺さんよれば、大人の女性に似合うポニーテールは「髪を結ぶ位置は高すぎないのがベスト。高い位置にしてしまうと若づくりに見えてしまうこともあるので、落ち着いた大人の女性にはお勧めしません。耳の裏側くらいの位置で結ぶといいですよ」とのこと。

髪をまとめるときは、キッチリとした印象にならないように、工夫することも必要なのだとか。

「大人のポニーテールは、ルーズでアンニュイな印象に仕上げるのが基本です。顔を結んだら、毛束をつまんでしっかりと引き出してください。ベースの髪をアイロンで巻いておくと、引き出した髪にニュアンスが出てよりいい感じになります。とくに耳まわりのたるみは重要。耳に被せるようにたるませると、エレガントさが増します」(湯淺さん)

さらに、後れ毛も大人のポニーテールには必要なのだそう。

「前髪やサイドの後れ毛も大切なパーツです。フェイスラインに前髪や後れ毛があることで、毛先の動きがラフな印象になり、大人の余裕が生まれます。首元に陰影もできるので、小顔に見える効果も」(湯淺さん)

「毛束をしっかりと引き出すポニーテールなら、広がりやすい髪の癖をそのまま生かすことができます。癖が強い、うねるといった髪悩みの方にとくにお勧めですよ」(湯淺さん)

<アレンジ方法>

アレンジ前
アレンジ前
<STEP.1>襟足の髪を毛先から根元まで巻く
アイロンは25mmを使用。毛束を細く取って、内巻き、外巻きとランダムに巻いていく。
アイロンは25mmを使用。毛束を細く取って、内巻き、外巻きとランダムに巻いていく。
<STEP.2>髪の表面と前髪もランダムに巻く
根元から巻くことで頭頂部に高さを出す。
根元から巻くことで頭頂部に高さを出す。
<STEP.3>髪をひとつにまとめてポニーテールに
手グシで前髪と後れ毛以外の髪をざっくりとまとめ、ゴムで結ぶ。あまり高い位置で結ぶのはNG。耳の裏側くらいの低めを意識して。
手グシで前髪と後れ毛以外の髪をざっくりとまとめ、ゴムで結ぶ。あまり高い位置で結ぶのはNG。耳の裏側くらいの低めを意識して。
<STEP.4>ポニーテールからランダムに髪を引き出す
結んだところを抑えながら、毛束を少しずつ引き出す。ゴムを中心に360度全て引き出して。
結んだところを抑えながら、毛束を少しずつ引き出す。ゴムを中心に360度全て引き出して。
<STEP.5>襟足、耳まわりは念入りに引き出す
よりラフに仕上げるため、襟足をしっかりたるませる。耳まわりも同様に。耳の半分が隠れるくらいたるませる気持ちで
よりラフに仕上げるため、襟足をしっかりたるませる。耳まわりも同様に。耳の半分が隠れるくらいたるませる気持ちで
<STEP.6>毛束の長い毛をゴムに巻きつける
ゴムが見えないように巻きつければOK。
ゴムが見えないように巻きつければOK。
<STEP.7>巻きつけた髪をピンで止める
巻きつけた髪の毛先を崩れないようにピンで止める。ポニーテールの下に止めると、ピンがきれいに隠れる。
巻きつけた髪の毛先を崩れないようにピンで止める。ポニーテールの下に止めると、ピンがきれいに隠れる。

「ボリュームの出にくい髪質の場合は、ドライヤーで髪を根元から立たせて。アイロンで巻くときは、毛束を細かく取り、根元までしっかりと巻きましょう」(湯淺さん)

ZACC raffine店長・湯淺星悟さん。いろいろなお店のクロワッサンを食べ歩いているという湯淺さん「とくにバター多めのクロワッサンが好きです」
ZACC raffine店長・湯淺星悟さん。いろいろなお店のクロワッサンを食べ歩いているという湯淺さん「とくにバター多めのクロワッサンが好きです」

ラフだけど上品に見える「40代からのポニーテール」なら、フェイスラインも引き締まる

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。