「水綿」ってなんと読む!「みずわた」ではなく…ああ、あれ!というモノです!
明日から8月ですね。8月は、1年のうちでも最も水の消費量の多い月、ということで、国土交通省が水資源の重要性などを啓発する目的で、
8月1日を『水の日』、8月1日から8月7日までを『水の週間』と定めています。
日本のように「蛇口をひねればいつでもきれいな水が出る」という状況はとてもありがたいものですが、当たり前のように感じ、水資源が貴重なものであることを忘れてしまう…ということのないよう、節水を心がけましょう。
本日は「水」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「水綿」ってなんと読む?
「若干」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:この時期、水田や池などにもつれあって浮かぶ、緑藻類の淡水藻の名称です。
<使用例>
「子どもの頃、近所の廃校のプールに雨水がたまって水綿が浮いていて、なんともゾッとしたわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 水綿(あおみどろ)です。
「水綿」の読み仮名が「あおみどろ」とは、驚きますよね!
「水綿(あおみどろ)」は、熟語の状態でのみ使用する読み仮名「塾字訓」の単語で、「水」「綿」の、1文字本来の読み仮名とは関連しません。
例文のように不潔な様子は、昨今では見かけにくくなりましたが、ひと昔前は、いかにも怪談がつきまといそうなおどろおどろしさがありました。
「あおみどろ」という語感も、ちょっと怖くなるようなイメージですが、これそのものは、単純な淡水藻の一種です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「水蚤」ってなんと読む?
「水蚤」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:児童生徒が、理科の授業で、顕微鏡観察によく使用する、微小な生物です。
<使用例>
「プランクトンには、水蚤も含まれます。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 水蚤(みじんこ) です。
「水蚤(みじんこ)」も、1問目の「水綿(あおみどろ)」同様、塾字訓の単語です。
なるほど、水中に棲む蚤(のみ)のよう、とも考えられますね。
子どものころ、顕微鏡でこれを観察する日が楽しみだった、という方も多いのでは?
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本日は、8月1日『水の日』、8月1日から8月7日の『水の週間』のトリビアと、
・水綿(あおみどろ)
・水蚤(みじんこ)
など、「水」という字の入った塾字訓の単語の読み方をご紹介いたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/国土交通省ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱