【目次】
ナチュラルな「ショート」スタイル【4選】
【1】小顔に見せる丸みのあるスタイル
「大人世代のさまざまな悩みを解消しながら、よりフレッシュに見えるようなスタイル。ヘアスタイルのウェイトを上げるようにカットすることで、自然とひし形シルエットに整い、広がりやすい髪にまとまりを出し頭を小さく見せながら、小顔もリフトアップもかなえることができます。
後頭部はふわっと丸みがあるように見えますが、無理に膨らませようとせず、襟足をすっかりすぼめるようにカットすることで、フォルムを美しく整えています。前髪から顔周りには自然な毛流れが出るように、バランスよくカットしています」(AFLOAT TOKYO Smart Salon 代表 鈴木 司さん)。
<スタイリング方法>分け目をふわっと立ち上がらせる乾かし方×アイロンでふんわりと毛流れを整えて
「アイロンで巻く前に、分け目と反対側に毛を流しながら乾かすひと手間を加えることで、根元がふわっとして、より美しいフォルムに見せることができます」(鈴木さん)。
<STEP.1>分け目と反対側に毛を流して乾かして根元をふんわりと
<STEP.2>全体的に丸みを出すようにアイロンを通す
<STEP.3>前髪は斜めに流すように
「スタイリング剤はバームがおすすめ。手のひら全体にまんべんなくのばし、内側からボリュームを出すようになじませ、耳まわりや襟足などボリュームを抑えたい部分はタイトに整えて」(鈴木さん)。
40代に似合う【小顔見せ美フォルムくびれショート】メリハリをつけたカットで広がりを抑えてキュッと若々しく!
【2】シャープな印象の丸みスタイル
「えり足は長めに残し、ショートウルフに近いベースでカット。全体的にレイヤーはしっかり入っているのですが、顔周りは特に重さをしっかり残し、首周りやすそはスッキリとタイトにカットしてメリハリを出しています。
もみあげ部分は耳にかけられる長さを残してカットしているので、耳にかけたり、おろしたり、アレンジも楽しめるスタイル。ペタッとしがちな後頭部はふんわりとした丸みが出るようにカットしているのもポイントです」(TWIGGY. スタイリスト 秋山和哉さん)
<スタイリング方法>ロールブラシでブローして、ふんわりとした丸みをキープ。全方位美人なショートに
「後頭部やはち上部分の自然な丸みがこのスタイルの決め手になるので、ロールブラシを使ってブローしてふんわりとした丸みを。ちょっとのひと手間で見違えるほど印象が変わります」(秋山さん)。
<STEP.1>はち上の部分の毛にふんわりとした丸みを出す
<STEP.2>後頭部もロールブラシでブロー
<STEP.3>耳うしろの毛は、バランスを見ながら耳にかける
「スタイリングには軽めのオイルを使うのがおすすめ。まずはえり足、サイドからうしろの外側に軽く塗布してから内側の毛を持ち上げるようになじませ、最後にさらっと前髪を整えて」(秋山さん)。
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【3】自然なかわいらしさが際立つマッシュスタイル
「モデルさんはやや面長なお顔立ちなので、丸みのあるフォルムのほうがバランスよく、ナチュラルなかわいさが引き立つと思うので、全体的にマッシュベースでカットしています。丸みを出すようなグラデーションで、角を出さず、丸くつながるように切っています。ノーセットでもおさまりやすくなるよう、長さとフォルムにもこだわっています。
前髪はやや長めにして、印象的な目元をより強調するように。どこを強調したいかによって、レングス設定は大事だと思うので、人それぞれの魅力をより際立たせるような長さにこだわるようにしています。
さらに今回のマッシュショートはカラーもポイント。ブリーチはせずに明るくしてから、オリーブベージュをかぶせてダブルカラーを施しています。ふわっと柔らかい質感に見える上、お顔の印象も明るく、多少の白髪はぼかせるのが魅力です」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 ディレクター 副店長 岩崎桃子さん)。
<スタイリング方法>根元の立ち上げと毛先の丸み出しに注力を
「洗髪後にざっと乾かすだけでもふわっと丸みの出るスタイルに仕上げていますが、スタイリングにひと手間かけるとよりふわっとして、抜け感が出せます」(岩崎さん)。
<STEP.1>細めのカーラーを巻き、トップの分け目をリセット
<STEP.2>サイドに丸みが出るように巻く
<STEP.3>前髪にも程よいニュアンスを
「スタイリング剤は柔らかめのワックスとオイルを1:1で混ぜて塗布するのがおすすめ。程よく毛流れをキープしながら、ニュアンス&ツヤ出しがかないます」(岩崎さん)。
40代に似合う【ナチュラルマッシュショート】大人の自然なかわいらしさが際立つ抜け感スタイル
【4】フレッシュな印象のふんわりスタイル
「毛量は普通なのですが髪1本1本が細く柔らかいため、ボリュームが出づらくペタッとしやすい髪質。一番長いところをあごくらいの長さに設定してカットし、適度にレイヤーを入れてふっくら感を出しています。すそはグラデーションでしめてから、はち上にだけバランスよくレイヤーを入れ、動いたときにふんわりとしたニュアンスが出やすいように。後頭部もふんわりと見えるようにレイヤーを入れ、表面の動きも出やすいよう調整しています。
前髪は長めかつやや厚めにとり、おでこのシワを自然にカムフラージュできるように。若々しくフレッシュな印象に見せつつ、年齢に合うかわいさも意識しながらもナチュラルな雰囲気に仕上げています」(S.HAIRSALON ヘアデザイナー 横井七恵さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンでツヤを出しつつ、ふんわり丸みフォルムに
「ショートの場合、小回りが利き、手軽にツヤも出せるストレートアイロン使いがおすすめです。前髪はマジックカーラーでふわっとした毛流れを出して」(横井さん)。
<STEP.1>分け目をまたぐように毛束をとり、トップにふんわり感を
<STEP.2>後頭部は毛束を上に持ち上げながらアイロンで熱を加えて
<STEP.3>前髪はマジックカーラーで
40代に似合う【ふんわり丸みショート】ふわっとボリューミーなフォルムで顔立ちまでキュッと!
ナチュラルな「ボブ」スタイル【4選】
【1】縮毛矯正をかけたまとまりのあるスタイル
「クセありで広がりやすい髪は縮毛矯正をかけることで、するっと手触りもよく、ツヤも出て、ボリュームも適度に抑えてまとまりやすい髪に。カットではまとまりやすさと自然な毛流れを意識しています。レングスはあごライン。トップのみ毛流れをつくるためにレイヤ―を入れています。横に広がるボリュームが出やすい髪なので、レイヤーはいれすぎずバランスをとるように。基本は前髪なしのボブですが、気分にやシーン合わせてアレンジできるよう、微妙に前髪に短い毛も仕込んで2wayバングにしているのもさりげないポイントです」(ZACC JINGU サロンマネージャー 伊藤 塁さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンでササッと整えるだけでOK
「縮毛矯正をかけているので、手ぐしでササッと整えるだけでもナチュラルにまとまるスタイルではありますが、ストレートアイロンでササッと整えることでさらにツヤを出し、わずか2~3分でも手間暇かけているよそいき感が出せます」(伊藤さん)。
<STEP.1>広がりやすい髪をタイトに整える
<STEP.2>顔周りはふわっと持ち上げながら
<STEP.3>前髪がペタッとする場合はカーラーで立ち上げ
「スタイリングにはオイルがおすすめ。毛先を中心になじませてツヤ仕上げ」(伊藤さん)。
40代に似合う【するっとおさまる美形な丸みボブ】半年に一度の縮毛矯正で圧倒的に扱いやすい髪へ
【2】ナチュラルで抜け感のある外ハネスタイル
「モデルさんは毛量は少なくはないのですが、柔らかめの直毛なので髪質的にボリュームが出づらい髪質。レングスはあごより少し長い、肩に着かないくらいのボブ。レイヤーは入れず、ほぼワンレングスに近いボブです。お仕事柄、耳にかけたいといニーズもあったので、顔周りは少し抜け感をつくりつつも、レイヤーは少なめでちょっぴりのモード感を残しています。トップはパートを少しずらしてカットして、ふんわりとしたボリュームが適度に出るよう調整しています。
前髪はくせを生かしつつ、透け感が出るような少なめの毛量でカット。大人っぽくシンプルなワンレングのボブでありながらも、ナチュラルな抜け感や今っぽさを意識してカットしています」(Of HAIR GINZA スタイリスト 主任 森 貴章さん)。
<スタイリング方法>熱を加えクセづけしたら、指で抑えてハネをキープ。ちょっとの手間で“やりすぎない”外ハネスタイルに
「今回は誰でも簡単にイメチェンを狙える外ハネにスタイリング。大人世代はグイッとハネさせすぎず、自然かつランダムな動きを出すスタイルがおすすめ。アイロンで熱を加えたら、指でハネをキープするひと手間がポイントです」(森さん)。
<STEP.1>毛先はスーッと外側に抜く要領で熱を加えていく
<STEP.2>熱を加えた毛先のハネを指で数秒キープ
<STEP.3>サイドはストレートアイロンでリバースに巻き、指でキープ
「スタイリング剤はバームがおすすめ。指になじませた後、毛先を中心に塗布し、表面を手ぐしで整え、前髪は手に残ったものを毛先になじませる程度に。『オブ コスメティックス』の“トリートメント マルチバーム B02”は、ベタつかずなじみのいいテクスチャー&持ち運びに便利なサイズ感でおすすめです」(森さん)。
40代に似合う【美フォルム魅せワンレングスボブ】気分に合わせてアレンジ自在な大人スタイル
【3】ふんわり美形な華やかスタイル
「柔らかい髪質で毛量が少ない方は全体的にペタッとしやすく、さみしげな印象に見えてしまいがち。レイヤーをバランスよく入れ、ボリュームが出やすくなるよう調整しています。スカスカにならないよう、量を軽くするというよりはフォルムでふんわり感を出すように。ボブならではのウェイトを残しつつも、顔周りにボリュームを出しひし形っぽい雰囲気に整えて、顔立ちまでより美しく際立つシルエットにこだわっています。
前髪は目ギリギリの長さにカットし、年齢サインが出がちなおでこは程よくカバーしながらも、さりげない抜け感が出るようバランスを整えています」(LANVERY オーナー スタイリスト 菅野太一朗さん)。
<スタイリング方法>根元をふんわり立ち上がらせるようにアイロンの熱を加えるのがポイント
「ペタッとしがちな髪にふんわり感を出したいので、根元をふわっと立ち上がらせるようにアイロンを入れて整えていくのがコツです」(菅野さん)。
<STEP.1>耳横のサイドの毛を立ち上がらせるように熱を加えていく
<STEP.2>顔周りのひと束はさらりとリバース巻きに
「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。ペタッとしがちな髪質なら、根元や中間には塗布せず、毛先をメインになじませて」(菅野さん)。
40代に似合う【ふんわり美形なレイヤーボブ】ペタッとしやすい髪も絶妙レイヤーで美映える!
【4】小顔見えるナチュラルでおしゃれなスタイル
「ベースは肩につくかつかないくらいの長めのボブ(ロブ)。これから髪をのばしたいというニーズがあり、のばし中でもストレスなく楽しめるように、いつでもするっとまとまりつつ今っぽく見えるようカットを施しました。
モデルさんは頭のはちが張っていて四角く見えやすいので、キレイな卵型で引き締まった小顔に見えるように調整しています。表面にレイヤーを5~6cm入れて自然な動きを出しながら、鼻横あたりにボリュームが出るように。頭の形を立体的に見せ顔立ちが美しく際立つような、バランスのいいひし型シルエットに整うようカットをしています。
絶壁が気になる後頭部もふんわり見えるように。内側にはエアリーな空洞ができるようにカットすることで、首元もスッキリ見せることができます。さらに前髪は長さを残し、おろしてもサイドに分けてもOKなスタイルに。骨格、顔立ち、髪質を見極め、すべてのバランスが整うようにカットを施しているのがポイントです。髪色は髪を伸ばしていく中で根元が伸びてきてもものっぺり見えず、立体感のあるスタイルが長続きするようにハイライト&ローライトを入れています」(STEP BONE CUT TOKYO ディレクター 堤 好司さん)。
<スタイリング方法>ひし形シルエットに整えて、さらに立体感&小顔見せを際立たせる
「ブローなしで手間暇かけずともおさまりのいいスタイルですが、少し巻くことでよりふんわり映えるスタイルに!」(堤さん)。
<STEP.1>毛先は外巻き、表面の毛は自然な内巻きに
<STEP.2>表面の毛束をランダムとり、スパイラル巻きに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
<STEP.4>前髪や毛先にはバームをなじませて毛束感を
40代に似合う【スウィングフォルム小顔ロブ】のばしかけの髪でもいつでも扱いやすく見映えよく!
ナチュラルな「ミディアム」スタイル【4選】
【1】ナチュラルな大人かわいいスタイル
「ベースは肩下5cmくらい、鎖骨下くらいのミディアム。毛先はほぼ平行にカットし、表面にだけにレイヤーを入れています。モデルさんは毛量が少なく細毛のためペタッとしがちなので、レイヤーは入れすぎず、あくまでもさりげなく。巻いたときにふわっとしたニュアンスが出るように、巻かないときでも丸みのあるシルエットでおさまりよいように。
前髪は巻く前提で長めにカットしています。自然にサイドにつながるようにカットしつつ、顔周りは頬骨よりやや下くらいにボリュームが出るような長さで調整。ベース型の顔型をキュッと引き締まって見せるシルエットにこだわりました」(GARDEN omotesando デザイナー 鍬﨑さやかさん)。
<スタイリング方法>S字シルエットで毛流れ&自然なボリュームを出す
「鎖骨より下のミディアムヘアなら、アイロンはやや太めのもので巻くのがこなれて見せるコツ。中間部分は毛束を挟まず、アイロンの丸みに添わせるように熱を加え、自然なボリュームを出していくのもポイントです」(鍬﨑さん)。
<STEP.1>毛先は外巻きにしていく
<STEP.2>中間部分はアイロンのエッジを毛束にあててふんわり感を出す
<STEP.3>前髪は毛先のみをニュアンスづけ
「スタイリング剤にはセット力のあるオイルバームがおすすめ。柔らかい毛質の方はオイルだとホールド力が足りず余計にペタッとしてしまいがちなので、ツヤも出せるオイルバームがイチオシです」(鍬﨑さん)。
40代に似合う【ナチュラル美ミディアム】大人のかわいらしさを引き出しつつ顔型もさりげなくカバー
【2】ボリューム&リフトアップがかなうローレイヤースタイル
「レングスは鎖骨につくくらい。毛先の厚みを残しながら、レイヤーは低めに入れています。1本1本が細く潤いを保ちにくくパサつきやすい髪質なので、ハイレイヤーでははなくローレイヤーにとどめるのがポイント。ローレイヤーでまとまりを出しながら、ふんわりと適度に動きを出していきます。
前髪はノーズラインくらい長めにカット。流す前提の前髪の長さをキープ。顔周りにひと束、流れるような毛流れがあることで、フェイスラインもシャープにリフトアップ見せることができます。おろしても、耳にかけても、結んだときもニュアンスになる、万能な長さの前髪もこのスタイルの鍵です」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。
<スタイリング方法>太めのアイロンでくびれをつくってメリハリアップ
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、ナチュラルな毛流れをプラス。2~3分でもいいので、ふわっとした毛流れ&くびれをつくることで、やはりこなれ感がアップします」(鯨岡さん)。
<STEP.1>毛先はワンカール外巻きに
<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる
<STEP.3>前髪はリバースに巻いて流す
「スタイリングには毛先を中心に軽くオイルをつけるくらいに。ペタッとしがちな髪質なので、あくまでもさらりと」(鯨岡さん)。
40代に似合う【ナチュラルローレイヤーミディアム】髪はふわっとボリュームアップ、リフトアップ印象もかなえるスタイル
【3】まとまりのよいエレガントスタイル
「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。
<スタイリング方法>顔周りの毛束は頭上でうしろに向かって巻くと、ゆるく自然な毛流れに
「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(鈴木さん)。
<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに
<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを
「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。
40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく
【4】ナチュラルであか抜けた印象のふんわりスタイル
「ややクセのある軟毛。毛量はノーマルですがボリュームが出づらい髪質のモデルさん。ベースは鎖骨くらいのミディアム。トップをはじめ全体的に適度なボリュームが出やすいよう、さらに柔らかな動きが出やすいよう、レイヤーを入れて調整しています。レイヤーは表面と顔周りを中心に。トップは分け目がパキッとしないよう、ずらしてとるようにして、こなれた雰囲気に。
前髪は深めにとりしっかりつくり、ボリューム感を出すようにしています。前髪は縦に挟みを入れるチョップカットを施しナチュラルな印象に。おろしても、流してもバランスがよく見え、重く見えないようにカットするのがポイントです」(S.HAIRSALON ヘアデザイナー 蒼さん)。
<スタイリング方法>毛先は太めのアイロンでしっかり巻いてから適度に崩し、さらっとナチュラルな印象に
「巻き髪をナチュラルにこなれて見せるコツは、あえて太めのアイロンを使うこと。さらにしっかりめに巻いてから、スタイリングミストをつけながら崩すことで、ラフな雰囲気に仕上げることができます」(蒼さん)。
<STEP.1>毛先はしっかりめに内巻きに
<STEP.2>表面の毛束はリバース巻きに
<STEP.3>巻いた毛先を崩しながら、スタイリング剤を塗布
40代に似合う【あか抜けナチュラルミディアム】ペタッとしがちな髪にふんわり柔らかい動きを
ナチュラルな「ロング」スタイル【4選】
【1】抜け感のあるナチュラルレイヤースタイル
「モデルさんは毛量は多いのですがペタッとしやすい髪質。毛量&フォルム調整という意味でも、全体的にレイヤーを多めに入れています。やや高めの位置から入れたレイヤーの効果で、ワンカールの巻きでも自然かつ今っぽい動きを出せるのがポイント。
前髪は、サイドに流す前提で、あごくらいの長さでカットしています。レイヤーをバランスよく入れることで、おさまりのよさは残しながら、自然な動き、柔らかいニュアンス、今っぽい抜け感を出すようなカットにこだわりました」(Un ami kichijoji ディレクター 澤田杏奈さん)。
<スタイリング方法>毛先を中心にワンカール巻くくらいが断然今っぽい
「レイヤーがたっぷり入っているので、レイヤーを生かして軽くさらっと巻くだけでも自然な動き&抜け感が出せます」(澤田さん)。
<STEP.1>毛先は外ハネに
<STEP.2>サイドは内巻きに
<STEP.3>前髪はサイドに流す
「スタイリング剤は軽やかになじんで適度なまとまりとツヤを出す、『アンバープラス』の “gair oil 02”がおすすめ。毛先を中心に塗布して。ユニセックスで使える、爽やかウッディ系の香りも人気です」(澤田さん)。
40代に似合う【ナチュラルレイヤーロング】高めのレイヤーでアクティブな動きをプラス
【2】華やかな大人のレイヤースタイル
「ロングにするとどうしても髪の重さでトップ部分がペタッとしてきてしまうので、全体的にレイヤーを入れてふんわりとしたボリュームが出るよう調整しています。レイヤーはあごラインくらい、やや高めに、表面を中心に入れています。すそは厚さ重さを残し、今っぽいバランスに。顔周りには動く毛をつくり、華やかさと抜け感をプラス。前髪は巻いたときに目にギリギリ入らないくらい、目の真ん中くらいの長さにカットし、薄めにつくってエアリーで大人っぽい印象に仕上げています」(grico HARAJUKU トップスタイリスト 原田直美さん)。
<スタイリング方法>レイヤーを生かすようにさらっと巻くだけで、ランダムでこなれた動きが出せる
「扱いやすく手軽にスタイリングできることを意識してカットしているので、軽く巻くだけでOKです。太めのアイロンでサラッと巻くだけで、ラフな動きが出せます」(原田さん)。
<STEP.1>毛先はワンカール内巻きに
<STEP.2>顔周りはリバース巻き、もみあげのひと束のみ内巻きに
<STEP.3>前髪は根元を数cm抜いたところからオイルをつける
「スタイリング剤は重すぎず軽すぎず、ややしっとりめのオイルがおすすめ。ツヤと潤いを与えながら、適度な束感をプラスできます」(原田さん)。
40代に似合う【ナチュラルエアリーレイヤーロング】ボリュームのなさが気になる髪もふんわり、今っぽく華やかに
【3】自然に動きを出したローレイヤースタイル
「ロングでもペタッとせず、自然にドライしたときも、巻いたときも、適度な動きを出したいので、レイヤーで調整しています。レイヤーとはいえザクザク入れるのではなく、あくまでもローレイヤーで。半円を描くように丸くレイヤーを入れているのがポイントです。丸いローレイヤーにより、自然な動きが出やすく、毛先にもナチュラルなボリュームが出せます。
前髪は目にかかるくらいの長さで、顔周りは頬骨下くらいでカットしてサイドに自然につながるようバランスを見ながら調整しています」(MAISON de IGGY 代表 二宮英徳さん)。
<スタイリング方法>リバース&フォワード、ミックス巻きでよりふんわり、華やかな動きをプラス
「毛先はリバース巻き、フォワード巻きをミックスしながら巻くのがポイントです。同方向ではなく混ぜて巻くことでランダムな動きが出て、ボリュームを出しながら今っぽい抜け感が演出できます」(二宮さん)。
<STEP.1>顔周りの中間から毛先は、リバース巻きに
<STEP.2>サイドからバックにかけてはフォワード巻き&リバース巻きをミックス
<STEP.3>表面の毛はふんわり感を出しながらツヤ仕上げ
「スタイリングはベースにツヤ出しスプレーを全体にかけ、前髪や毛先など束感を出したい部分にはバームを使うのがおすすめ」(二宮さん)。
40代に似合う【ナチュラルスウィングロング】ぺたっとしがちなロングヘアにも自然な動きを
【4】重さを残したまとまる艶めきスタイル
「毛量が多く広がりやすく重く見えがちな髪ですが、レイヤーをたくさん入れすぎると余計に広がりやすくまとまりがなくなってしまうので、レイヤーは顔周り中心に適度に。重さを残しながらも、顔周りを軽やかにすることで、動きのあるニュアンスをつけやすくしています。
前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリラインにカットして大人っぽさも出しつつ、ナチュラルな抜け感も。広がりやすい乾燥毛はカットのひと手間はもちろんですが、アイロンを通して面をキレイに整えながら巻くこともポイント。スタイリングのコツもあわせて参考にしてみてくださいね!」(uka 広尾店 ヘアスタイリスト 宮城亜耶乃さん)。
<スタイリング方法>アイロンを平行に入れ、ツヤのある大きいウェーブを意識しながら巻く
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、アイロンを平行に入れてウェーブをつくっていきます。韓国っぽい巻きを意識することで、ロングでもゴージャスになりすぎず、今っぽくフレッシュな印象に」(宮城さん)。
<STEP.1>アイロンを平行に入れ、サイドの中間部分を外巻きに
<STEP.2>毛先はワンカール内巻きに
<STEP.3>前髪にはワックスをなじませて束感を
「パサつきがちな毛先には、ワックス(今回使用したのは『uka』の“”ヘア ワックス グロッシー ニュアンス”)とヘアオイルを、1:1で混ぜて塗布するのがおすすめ。ツヤを出しながら程よい束感を出し、ウェーブをキープする効果も」(宮城さん)。
40代に似合う【艶めきウェービーロング】重さを残しながらも動きを出したカットで、広がりやすい髪も美しさ際立つ!
- TEXT :
- Precious.jp編集部

















