【目次】
- 【1】「アイロン×外巻き」のナチュラル見せ束感ミディアム
- 【2】「アイロン×内巻き」のフェミニンな抜け感ミディアムロング
- 【3】「アイロン×内巻き」の自然な毛流れのエレガンスミディアム
- 【4】「コテ×外巻き」のふんわりこなれミディアム
- 【5】「コテ×リバース巻き 外巻き」の今っぽいひし形ミディアム
- 【6】「コテ×波巻き リバース巻き」のエアリーニュアンスミディアム
- 【7】「太めのコテ×外巻き 内巻き」のふんわりミディアム
- 【8】「太めのコテ×内巻き リバース巻き」のあか抜けナチュラルミディ
【1】「アイロン×外巻き」のナチュラル見せ束感ミディアム
■毛先をストレートアイロンでふんわりと巻く



「ベースは鎖骨下くらいの長さのミディアム。リップラインから自然につながるように、顔周りメインにレイヤーを。全体的にはレイヤーは入れず、ナチュラルな切り口のワンレングスに。
前髪は少量、透けるようなシースルーバング。まつげと眉の間くらいの長さでバランスをとり、サイドバングもありでナチュラルな印象に。柔らかめでペタッとしやすい髪質なので、立体感を演出するようなハイライトもポイントです。細めのハイライトを入れることで、自然と白髪をぼかしながら、ふわっとしたボリュームと動きのある髪に見せることができます」(falo 二子玉川 トップスタイリスト 酒井智子さん)。
<スタイリング方法>顔周り&毛先をストレートアイロンで巻き、オイルで仕上げ
「レイヤーが入っている顔周りと毛先をササッ巻くと、自然なふんわりとした動きが出て華やかな印象に。レイヤー部分はレイヤーが生きるように巻くのがコツです」(酒井さん)。

<STEP.1>レイヤー部分は前に流しながら巻く

<STEP.2>毛先は外ハネにして動きをプラス

「スタイリング剤は軽めのオイルやバームがおすすめ。パサつきが気になる毛先を中心になじませて、ウェット仕上げでこなれ感アップ!」(酒井さん)。
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【2】「アイロン×内巻き」のフェミニンな抜け感ミディアムロング
■ストレートアイロンで自然な動きを出す



「レングスは鎖骨下、バスト上のセミロング。うしろはU字ラインになるような感じで、レイヤーを入れながらカットして軽やかな動きを出しています。レイヤーは毛質や毛量にもよりますが、今回はハイでもなくローでもなくバランスよく入れています。モデルさんは毛量が多く広がりやすい髪なのですが、レイヤーを入れすぎてスカスカにならないように、かつまとまりと軽さを両立させるように調整を。
前髪は目の下くらいの長さで。女性らしくも大人っぽく、おろしも流しもバランスよく決まる長さに」(Belle Shinjuku 店長、スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンを使って時短かつ失敗知らず
「全体的にレイヤーを入れているので、ストレートアイロンでさらっとニュアンスをつけるだけでも、さりげない動きのあるスタイルに」(鯨岡さん)。

<STEP.1>毛先は自然に内巻きに

<STEP.2>表面の毛は中間からも熱を加えてふんわりと

<STEP.3>前髪は内巻きにしながら流す

「スタイリングには毛先を中心にオイルを。少量をさらっと軽くつける程度に」(鯨岡さん)。
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【3】「アイロン×内巻き」で自然な毛流れのエレガンスミディアム
■ストレートアイロンで自然な毛流れをつくる



「レングスは鎖骨くらい。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。
ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブがつくれるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー、ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。
<スタイリング方法>顔周りの毛束は頭上でうしろに向かって巻く
「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(鈴木さん)。

<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに

<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを

「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。
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【4】「コテ×外巻き」のふんわりこなれミディアム
■アイロンで外ハネのニュアンスをつくる



「ベースは鎖骨くらいの長さの切りっぱなしボブ。表面だけにさりげなくレイヤーをほんの少し、隠し味程度に入れています。アイロンで巻かなくても、スタイリング剤をもみこむようにくしゅくしゅするだけで、さりげないニュアンスがつき、広がりをおさえながらもメリハリが出て、こなれた印象に見えるスタイルです。前髪は厚みを出し、ラウンドでカット。センターのみにレイヤーを少しだけ入れて、なじみがよくなるよう、モードになりすぎないよう微調整しています」(grico HARAJUKU スタイリスト 吉塚さとりさん)。
<スタイリング方法>毛先は外ハネ、バームをつけてくしゅくしゅするだけ
「ドライヤーでざっと乾かすだけでもまとまるスタイルですが、アイロンで外ハネのニュアンスをつけ、バームをもみこむだけで、時短でスタイリングがかないます」(吉塚さん)。

<STEP.1>毛先はアイロンで外ハネに

<STEP.2>バームをなじませながら、中間部分に動きを出す

<STEP.3>耳前にひと束、浮き毛を出す

「スタイリング剤はミルク状のバームワックスがおすすめ。重すぎず軽すぎず、ナチュラルなホールド力があり、こなれた動きが出せます」(吉塚さん)。
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【5】「コテ×リバース巻き 外巻き」の今っぽいひし形ミディアム
■ドライヤーとコテのW使いでワンランク上のこなれたスタイル



「ベースは鎖骨くらいの長さのミディアム。顔周りのみにレイヤー(フェイスレイヤー)を入れ、サイドバング部分をしっかり切り込んでひし形シルエットにカットしています。耳横に程よいボリュームが出て、首元にくびれができ、ひし形シルエットに整うことで、顔をリフトアップさせ小顔に見せてくれる効果も。面長の方は横にボリュームが出るので、顔がキュッとバランスよく見えます。さらにフェイスレイヤーによって、顔周りの動きも出やすくなります。
前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリの長さを残して大人のさりげない色気は残しつつ、あえて薄めにつくることで、おろしてもサイドに分けても2Wayで印象チェンジが楽しめるのも魅力です」(ABBEY 店長、スタイリスト 横田雄哉さん)。
<スタイリング方法>前髪やトップを太めのアイロンでざっくり巻く
「前髪&トップが割れて分け目があらわになっていると、所帯じみた印象に見えてしまうことも…。髪を少し濡らしドライヤーで割れや分け目をリセットするひと手間を加えることで、ワンランク上のこなれたスタイルに」(横田さん)。

<STEP.1>前髪の割れやトップの分け目をドライヤーでリセット

<STEP.2>毛先はアイロンで外巻きに

髪をハチで上下に分け、32mmのヘアアイロンで下半分を内巻きにワンカール。
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

「スタイリング剤は軽めのオイルを使うのがおすすめ。毛先を中心になじませてツヤ感を出して」(横田さん)。
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【6】「コテ×波巻き リバース巻き」のエアリーニュアンスミディアム
■波巻きで美シルエットに



「モデルさんはクセやうねりはあまりないのですが、硬く太くて動きが出づらい髪質。すとんとしてニュアンスが出にくい髪なのですが、レイヤーを程よく入れて調整し、巻いたときに動きを再現しやすいスタイルに。レングスは鎖骨くらいのワンレングスベース。バランスを見ながら表面にレイヤーを入れています。レイヤーとはいえわかりやすいレイヤーではなく、細い毛束を動かす意味合いでさりげなく入れていて"シークレットレイヤー"のような感じです。
顔周りは頬骨からあごくらいの長さでレイヤーを入れ、自然な毛流れができるようカットしています。おさまりのよさと、さりげない動き、軽やかなニュアンスをかなえるスタイルです」(ROI スタイリスト 元山凜さん)。
<スタイリング方法>ハチより上と下を分けて。"波巻き"でひし形の美シルエットに!
「毛量が多い人、動きが出づらい人は特に、1回で巻こうとせず、ハチ上とハチ下でブロッキングして、2段階で巻いていくのがポイントです。よりエアリーな動きのある仕上がりに」(元山さん)。

<STEP.1>ハチ上をブロッキングして、ハチ下の毛先から巻く

<STEP.2>中間部分の毛束を内巻きに

<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

「重たさのある髪に対してはオイルやクリームなど軽いものより、バームやワックスなどセット力の強いものがおすすめ。毛質に合わせて、動きをさりげなくキープできるスタイリング剤を選んで」(元山さん)。
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【7】「太めのコテ×外巻き 内巻き」のふんわりミディアム
■太めのアイロンでS字カールをつくる



「ウェイトのバランスが下がってくると間延びして見えるので、レイヤーを入れひし形シルエットに整えることで顔立ちまでリフトアップ効果を狙っています。ぺったりしがちなトップは表面にレイヤーを入れ、ボリュームを出しやすく。全体的にスライドカットを加え毛流れが出やすいように、アイロンで巻かなくても適度なニュアンスがや動きが出やすいよう調整しています。
前髪は動きを出した時に頬骨に自然にかかるくらいの長さで。ハイライトは表面を中心に、さらにフェイスラインや襟足にも細めに入れています。ダメージが気になるので最小限のデザインでダメージレスなハイライトを目指しました。肌のトーンに合わせ、グレージュでもくすませすぎない肌映りのいい色味で。気になる白髪を適度にぼかしつつ、立体感&透明感を際立たせるハイライトにこだわりました」(NORA HAIR SALON 店長、スタイリスト 中迫ケンジさん)。
<スタイリング方法>太めのアイロンでS字カールをつくる
「レイイヤー&ハイライトの効果で、アイロンを使わなくてもニュアンスが出やすいようにしていますが、少し巻くだけでより印象度がアップします」(中迫さん)。

<STEP.1>毛先はワンカール外巻きに

<STEP.2>中間は内巻きにしてS字カールをつくる

<STEP.3>前髪は分け目をまたいでとって内巻きに

「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。パサつきがちな毛先を中心になじませて、ツヤ感アップ」(中迫さん)
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【8】「太めのコテ×内巻き リバース巻き」のあか抜けナチュラルミディ
■太めのアイロンでナチュラルな印象に



「ややクセのある軟毛。毛量はノーマルですがボリュームが出づらい髪質のモデルさん。ベースは鎖骨くらいのミディアム。トップをはじめ全体的に適度なボリュームが出やすいよう、さらに柔らかな動きが出やすいよう、レイヤーを入れて調整しています。レイヤーは表面と顔周りを中心に。トップは分け目がパキッとしないよう、ずらしてとるようにして、こなれた雰囲気に。前髪は深めにとりしっかりつくり、ボリューム感を出すようにしています。
前髪は縦に挟みを入れるチョップカットを施しナチュラルな印象に。おろしても、流してもバランスがよく見え、重く見えないようにカットするのがポイントです」(S.HAIRSALON ヘアデザイナー 蒼さん)。
<スタイリング方法>毛先は太めのアイロンでしっかり巻いてから適度にくずす
「巻き髪をナチュラルにこなれて見せるコツは、あえて太めのアイロンを使うこと。さらにしっかりめに巻いてから、スタイリングミストをつけながらくずすことで、ラフな雰囲気に仕上げることができます」(蒼さん)。

<STEP.1>毛先はしっかりめに内巻きに

<STEP.2>表面の毛束はリバース巻きに

<STEP.3>巻いた毛先をくずしながら、スタイリング剤を塗布

40代に似合う【あか抜けナチュラルミディアム】ペタッとしがちな髪にふんわり柔らかい動きを
- TEXT :
- Precious.jp編集部