【目次】

【1】さりげなく色気を残したくびれミディアム


■前髪はおろしてもサイドに分けても2Wayで印象チェンジが楽しめる!

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完成
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サイド
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「ベースは鎖骨くらいの長さのミディアム。顔周りのみにレイヤー(フェイスレイヤー)を入れ、サイドバング部分をしっかり切り込んでひし形シルエットにカットしています。耳横に程よいボリュームが出て、首元にくびれができ、ひし形シルエットに整うことで、顔をリフトアップさせ小顔に見せてくれる効果も。面長の方は横にボリュームが出るので、顔がキュッとバランスよく見えます。さらにフェイスレイヤーによって、顔周りの動きも出やすくなります。

前髪は長めかつ薄めに。目にかかるギリギリの長さを残して大人のさりげない色気は残しつつ、あえて薄めにつくることで、おろしてもサイドに分けても2Wayで印象チェンジが楽しめるのも魅力です」(ABBEY 店長、スタイリスト 横田雄哉さん)。

<スタイリング方法>前髪やトップを太めのアイロンでざっくり巻く

「前髪&トップが割れて分け目があらわになっていると、所帯じみた印象に見えてしまうことも…。髪を少し濡らしドライヤーで割れや分け目をリセットするひと手間を加えることで、ワンランク上のこなれたスタイルに」(横田さん)。

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スタイリング前
<STEP.1>前髪の割れやトップの分け目をドライヤーでリセット
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割れてしまった前髪&分け目ぱっくりのトップ部分は一度濡らして、ドライヤーの温風を当てながらリセットして。髪の根元を手で揺らし、寝てしまった髪を立ち上げるようなイメージで。
<STEP.2>毛先はアイロンで外巻きに
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毛先は外巻きに巻いていく。38mmくらいの太めのアイロンを使うと自然な毛流れがつくれる。
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
毛顔周りの毛束はリバース巻きに。髪の中間を巻き、抜け感&華やかな動きを出して。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 全体的には重さを残した顔周りのみのレイヤースタイルなら、断然今っぽい雰囲気に
  2. 長めかつ薄めの前髪で抜け感をプラス
  3. 前髪の割れやトップのぺったり分け目は、スタイリング前に必ずリセット

「スタイリング剤は軽めのオイルを使うのがおすすめ。毛先を中心になじませてツヤ感を出して」(横田さん)。

40代に似合う【フェイスレイヤーミディアム】トレンドをさりげなくおさえつつも扱いやすいスタイルに

【2】面長でも好バランスなくびれミディアムロング


■面長でも横にボリュームを出すようなカットでバランスよく見える!

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「髪質がしっかりめ、毛量は多くないのですが、トップやサイドがつぶれやすい髪質。面長の方の場合、レングスは長すぎないほうがバランスがいいのでバスト上くらいで。毛先はレイヤーは少々入れつつ、ボリュームを出したい顔周りにはレイヤーをしっかりめに入れています。横に適度に広がるようなボリュームを出すことで、面長の顔でもバランスよく見えます。

前髪もやや長めにつくるっているのもポイント。ゆるく巻いたときに目の上にくるくらいの長さで。おろしたおきも、結んだときにもバランスよく見えるよう、顔周りはサイドにつながるような後れ毛をさりげなくつくっています」(ZACC JINGU トップスタイリスト 今村大成さん)。

<スタイリング方法>程よいボリュームとくびれのある毛流れをアイロンで

「毛先は外巻き、中間はボリュームを出すように巻きくびれをつくることで、よりバランスよくメリハリのあるスタイルに。少し毛流れをつくることで、より雰囲気美人に見えます」(今村さん)。

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>毛先は外巻きに
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毛先はアイロンで外巻きに。太めのアイロンを使うのがポイント。
<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる
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顔周りからサイドにかけての毛は、中間部分を内巻きに。S字のくびれをつくることで横にボリュームが出て、面長顔もよりバランスよく見せる効果が。
<STEP.3>オイルでツヤ出し&ボリューム調整を
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手のひらにオイルをとり、毛先からくしゅっと持ち上げるようにオイルを塗布。毛先を中心になじませながら、中間にかけてもボリュームも調整していきます。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 面長顔は顔周りのレイヤーでボリュームが出るよう調整し、顔立ちもバランスよく見せる
  2. 面長でロングを目指すなら、バスト上くらいの長すぎないミディアムロングが断然今っぽい
  3. 毛先外巻き、中間内巻きのS字巻きで、より柔らかく美映えるスタイルに

「スタイリングにはオイルがおすすめ。乾燥ぎみな部分には多めにつけてツヤ感アップ」(今村さん)。

40代に似合う【美映えレイヤーミディアムロング】面長でも好バランスのレイヤースタイル

【3】のばしかけでも扱いやすいくびれミディアム


■顔型や髪質、毛量を問わず万人におすすめのスタイル!

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「ベースは鎖骨下3cmくらい、下はボブベースにして、上部にはバランスよくレイヤーを入れることで、くびれをつくっています。そうすることで、ボリュームが出やすく広がりやすいハチ部分がおさまりやすくなるうえ、耳横あたりに自然なボリュームをつくることができるので、顔の印象までリフトアップして見せることができます。

前髪は表面に長い毛をつくり、内側に短い毛を仕込んで、アレンジが効きやすいダブルバングに。顔周りはハチ上につながるようにカット。欲しいところにボリュームを出しながら、おさえるところはおさえて、メリハリをきかせたスタイルです」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 店長、アートディレクター 栗原貴史さん)。

<スタイリング方法>耳横にカーラーでボリュームを出し、バランスのいいひし形フォルムに

「上部にレイヤーを入れているのでくびれはつくりやすいスタイルですが、耳横にカーラーを入れてボリュームを出すことでよりメリハリと立体感のあるスタイルが叶います」(栗原さん)。

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スタイリング前
<STEP.1>カーラーを耳横に入れてセット
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根元からふわっとしたボリュームを出し、立体感のあるスタイルをつくるため、耳横の内側にカーラーをセット。カーラーは40mmくらいのものを。
<STEP.2>分け目はドライヤーの熱を加えてリセット
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ぺったちしがちな分け目部分は、手で分け目をリセットするように毛を揺らしながらドライヤーの熱を加えて。
<STEP.3>毛先は外巻きに
やや太めのカールアイロンを使い、毛先はワンカール外巻きに。
<STEP.4>トップはふわっと内巻きにしてツヤ出し
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トップ部分の髪は毛束を持ち上げながら、大きな弧を描くように内巻きにすべらせて。ふわっと感とツヤをプラス。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 高め位置からのレイヤーをバランスよく入れてメリハリを出し、ミディアムでもキュッと引き締まった印象&抜け感を演出
  2. 長短の毛を仕込むダブルバングで、前髪に立体感を出しながらも扱いやすく!
  3. 耳横のカーラーセットでよりふんわりメリハリのあるひし形ヘアに

「クセが気になる髪質なら、乾かす際にスタイリングウォーターをなじませるのがおすすめ。髪を潤しながらクセを整え、美しい毛流れをキープできます。さらにスタイリング時にはオイルを。内側と毛先中心になじませて」(栗原さん)。

40代に似合う【好バランスくびれミディアム】のばしかけでも扱いやすく、こなれて見えるスタイル

【4】硬い髪質も柔らかく見せるエアリーなくびれミディアム


■リフトアップ効果も叶えてくれるので、フレッシュ度がアップ!

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バック

「硬く太めで毛量はあるのですがトップにボリュームが出づらい髪質。よりエアリーでやわらかく見せるため、レイヤーの入れ具合とシルエットにこだわりました。鎖骨下くらいのワンレングスをベースに、レイヤーを全体的にバランスよく。トップにふんわりとしたボリュームが出やすいよう、さらにくびれをつくりリフトアップを狙えるように、レイヤーを効果的に入れています。

顔周りは華やかさ&抜け感を出したいので、レイヤーを高めに入れて調整。前髪は主張させすぎずなじませる程度につくり、明るい印象に」(uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト、クリエイティブマネージャー 保科真紀さん)。

<スタイリング方法>トップはボリュームミストでふんわり。アイロンは低めの温度で巻いてしなやかさをキープ

「とにかく”巻きすぎない”こと。さりげなく毛流れをつくるイメージで巻くのがコツです」(保科さん)

スタイリング前
スタイリング前
<STEP.1>トップはミストでボリューム出し
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分け目がくっきりしてペタッとしがちなトップ部分には、ボリュームを出すミスト(uka セラムウォーター フレックス ボリューム)を根元に吹きかけ、分け目をくしゅくしゅ手でほぐすようにもみこんで。根元から髪が立ち上がり、ふわっとボリュームアップ。
<STEP.2>毛先は外巻きに
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毛先はスーッと流すように、自然に外巻きに。硬くゴワつきがな髪質なら、アイロンの温度は160℃くらい、傷みにくい低めの温度で巻くのがしなやかさを保つポイント。
<STEP.3>顔周りは毛束を持ち上げるようにして外巻きに
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顔周りの毛はアイロンで外巻きに。バランスよく見えるひし形シルエットに整えたいので、毛束をこめかみの斜め上あたりに持ち上げるように巻き、立体感と奥行きを演出。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. 硬く動きが出づらい髪でもバランスよく入れたレイヤー+ナチュラルな巻きで、やわらかくしなやかな仕上がりに。
  2. ひし形シルエットできゅっとリフトアップ効果を狙う。
  3. 顔周りは高めに持ち上げながら巻いて、エアリーで華やかな雰囲気に

「トップのボリューム出しにはミストを、全体的にはミルク状美容液を”uka マルチ デイリー セラム”を軽くなじませてツヤ出しを」(保科さん)。

40代に似合う【やさしげニュアンスくびれミディアム】自然な毛流れとリフトアップを叶えるスタイル

【5】細めの髪質をふんわり華やかに見せるくびれミディアム


■顔に沿ったカットで、骨格も顔立ちも美しく魅せる!

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「ベースは鎖骨下のミディアム。レイヤーはあご下くらい、サイドからバックにかけて高めの位置からバランスよく入れています。レイヤーを高めに入れることで、ペタッとしがちなトップとサイドのボリュームを自然にアップ、髪に動きを出しやすくしています。毛先は厚みを適度に残したいので、ほぼ切りっぱなしに近い状態に。顔周りは顔に沿う頬骨が隠れるくらいの長さにカットし、骨格も顔立ちも美しく魅せるバランスにこだわっています

。前髪は厚すぎず薄すぎず、ひとりひとりの個性に合わせて調整しています」(Un ami omotesando 副店長、スタイリスト 谷澤由和さん)。

<スタイリング方法>毛先は外巻き、サイドはふわっと内巻きに

「ざっとドライヤーで乾かすだけでもまとまりのいいスタイルですが、アイロンで適度に巻いてニュアンスを出すことで、よりメリハリのある華やかな雰囲気に」(谷澤さん)。

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スタイリング前
<STEP.1>毛先は外巻きに
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毛先は全体的にワンカール外巻きに。アイロンはやや太めのものを使うと自然なニュアンスに。
<STEP.2>サイドは毛束を持ち上げながら内巻きにしてふわっと
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サイドの髪は分け目の横から毛束を少し持ち上げながら巻くことで、よりふわっとボリュームのある仕上がりに。根元からアイロンを入れ、持ち上げながら毛先までアイロンを滑らせてふわっとした動きを出していって。
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで抜け感を
顔周りの左右ひと束ずつは、外にすっと流すように巻いて動きを出して。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. ペタッとしがちなネコっ毛は、高めからのレイヤーでよりふんわりとボリュームアップ
  2. 毛先はレイヤーは入れず重さを残し、今どきのバランスをキープ
  3. 根元から毛束を持ち上げながら巻くことで、よりふわっと華やかなニュアンスに

「スタイリングにはオイルスプレーがおすすめ。オイルだと重くよりペタッとしてしまうので、ツヤを出しながら巻いたニュアンスをキープできるオイルスプレーがマストです」(谷澤さん)。

40代に似合う【ふんわり華やかくびれミディアム】細くペタッとしやすい髪も高めレイヤーでボリュームアップ!

【6】抜け感を出しつつもまとまりのいいくびれミディアム


■ペタっとしない!立体感フォルムのミディアムヘア

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「ベースは鎖骨くらいの長さのミディアム。顔周り中心にレイヤーを入れ、前髪から自然な流れをつくっています。すそはワンレングスに。バックのみ表面にグラデーションを入れておさまりを出しながらも、動きが出やすいスタイルに。肩につく長さなのでハネやすいのですがあえての自然な動きに見せ、首元にくびれをつくりひし形に見せることでまとまりのよさとおしゃれかつ華やかな印象をバランスよく叶えています」(ABBEY 店長、スタイリスト 横田雄哉さん)。

<スタイリング方法>前髪はカーラーで立体感を、顔周り&毛先はアイロンでニュアンス出し

「カーラーとアイロンを使ってふわっとしたフォルムに整えることで、硬い印象の髪も柔らかくしなやかな動きを。より印象度が高い仕上がりになります」(横田さん)。

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<STEP.1>前髪はカーラーでセット
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前髪はカーラーで立体感アップ。前髪がふわっと整うだけで、顔立ちに奥行きが出て小顔効果も狙える。
<STEP.2>顔周りの毛束はリバース巻きで抜け感を
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顔周りは明るさと抜け感を出すため、リバース巻きに。中間から毛束を挟み、スッと毛先に向かって抜くくらいでOK。
<STEP.3>毛先は外巻きで快活な動きをプラス
毛先は外巻きにして動きを出す。やや太めのアイロンを使うとカールがぐるんと強くなりすぎず、しなやかに揺れるような動きに。首元にくびれができ、バランスのいい仕上がりに。

<老け見えをくい止めるポイント>

  1. のばしかけの髪もあきらめない!ハネやすさを味方につけたスタイルにトライ
  2. 後ろに程よくグラデーションを入れ、重たく見せず動きと立体感のあるスタイルに
  3. 毛先を外巻きにスタイリングしてくびれをつくり、まとまりのよさと華やかさをプラス

「スタイリング剤は軽めのオイルを。毛先を中心になじませてしっとりとツヤ感もアップ」(横田さん)。

40代に似合う【スウィングひし形ミディアム】のばしかけの髪に抜け感を出しつつもきちんとした印象に

この記事の執筆者
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