「一家言」ってなんと読む?「いっかごん」ではありませんよ!
明日・11月18日は『いい家の日』。11(いい)18(いえ)の語呂合わせで、住宅関連会社が制定した記念日にです。多くの人に「自分にとって本当にいい家とはなにか」を考えてもらうきっかけに…という願いが込められた記念日ですが、人生を充実させるために、大変大切な問いのひとつですね。特にここ数年は、リモートワークの普及率があがったことで、快適な住まいのあり方を模索している方も多いのではないでしょうか?住まいは、購入でも賃貸でも、家計の中の経済的比重が大きく、かつ、日々の生活継続して影響するお買い物です。「なんとなく生活が整いにくい」という感覚のある方は、住まいの空間や導線などを見直してみるのも、ひとつの有効な方法かもしれません。
本日は、「家」という字の入った三文字熟語から、日本語クイズをお送りします。
【問題1】「一家言」ってなんと読む?
「一家言」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「その人独特の意見や主張。また、ひとかどの見識のある意見」という意味の言葉です。
<使用例>
「あの方は日本酒には一家言おもちなので、会食のお店選びは慎重になさったほうがよろしいかと」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 一家言(いっかげん)です。
「一家言(いっかげん)」、大人の会話にしばしば登場する熟語ですが、ときどき「いっかごん」とカン違いなさっている例に出会います。「一家言(いっかげん)」が正解です。さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「後家蓋」ってなんと読む?
「後家蓋」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「器物が壊れたり、本体がなくなったりして、あとに残ったふた。また、本体に合わない、別のもののふたや、間に合わせのふた」という意味をもつ言葉です。
<使用例>
「いくら高価なキャニスターでも、後家蓋を使っていては、見栄えが悪いんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 後家蓋(ごけぶた)です。
「後家(ごけ)」は、「夫の死後にその家を守っている寡婦」などの意味で使用されてきた言葉ですが、ここから転じて「対(つい)になっている道具などの片方がなくなって残ったもの」に対し、接頭語のようにこの言葉を使用する例がございます。「本体が割れてしまった蓋」「間に合わせの蓋」…ときどき見かけますが、「後家蓋(ごけぶた)」と、3文字熟語で表現する言葉があるのです。
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本日は、11月18日『いい家の日』にちなんで、「家」という字の入った3文字熟語から、
・一家言(いっかげん)
・後家蓋(ごけぶた)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱