“ブルガリ” が誘う、驚きに満ちた創造の旅へ — BVLGARI EDEN THE GARDEN OF WONDERS

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偉大な自然を讃え、私たちを驚きに満ちた世界へと誘うハイジュエリーコレクション『ブルガリ エデン ザ ガーデン オブ ワンダーズ』。そのクリエイションの主役は、息を呑むような美しさでクリエイティビティを刺激する特別な宝石にほかなりません。過去から現在、そして未来へと続く、類いまれな宝石と “ブルガリ” の物語を今コレクションの作品と共にご紹介します。

鮮麗なピンクスピネルがもたらす幸福感に満ちた華やかさ

どの角度からも美しい!心華やぐピンクスピネル

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リング[PG×スピネル10.36ct×ダイヤモンド計1.87ct×エメラルド計0.83ct×ターコイズ]予定価格¥42,900,000(ブルガリ ジャパン)

スピネルはあらゆる角度から同じ色が見える宝石。このリングの中央で鮮やかな光彩を放つピンクスピネルは、10カラットを超える希少な大きさ。正面からはダイヤモンドとの対比によって、サイドからは独創的な多色使いのコンビネーションによって、圧倒的な美しさと存在感を放つ。 

セルペンティに抱かれた、揺らぎなく鮮やかな色と光

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ネックレス[PG×スピネル25.70ct×ダイヤモンド計49.44ct]予定価格¥231,000,000(ブルガリ ジャパン)

セルペンティ(蛇)が守るかのように抱くドロップシェイプの宝石は、類いまれなビビッドカラーのピンクスピネル。石に入った光が一方向にしか進まないため、スピネルの色は鮮明に見えることで知られている。蛇モチーフのネックレスは小さなパーツを精巧につなぎ合わせてつくられており、驚くほどしなやかに動く。


メゾンのキーパーソンが伝える、心揺さぶる宝石と “ブルガリ” の物語

類いまれな宝石からインスピレーションを得て生まれる “ブルガリ” のハイジュエリーコレクション。そのクリエイションを公開したドキュメンタリーのなかで、ジュエリー部門を統括するクリエイティブディレクターが語った、理想の宝石探しから始まる創作の舞台裏とは?

Lucia Silvestri(ルチア・シルヴェストリ) “ブルガリ”ジュエリー・クリエイティブ&ジェムバイイング エグゼクティブディレクター
Lucia Silvestri(ルチア・シルヴェストリ)  “ブルガリ” ジュエリー・クリエイティブ&ジェムバイイング エグゼクティブディレクター。18歳で “ブルガリ” のジェモロジー・センターに入社。現場でジュエリーとジェムストーンについて学び、1980年代より宝石のバイイングに携わる。2013年、ジュエリー部門のクリエイティブディレクターに就任し、ハイジュエリーのデザインを統括。現在も世界中を旅して回り、宝石のバイイングは自ら行っている。

宝石との対話から生まれる唯一無二のクリエイション 

ハイジュエリーが完成するまでを追ったドキュメンタリー『インサイド・ザ・ドリーム』(アマゾンプライムビデオで視聴可)が公開され、クリエイションの秘密を明かしたことが話題となっている “ブルガリ”。

ドキュメンタリーの主役はもちろん宝石とハイジュエリーなのですが、宝石への想いを熱く語るひとりの女性に誰もが釘づけに…。その人こそが、“ブルガリ” のハイジュエリーのクリエイションのすべてを統括し、宝石のバイイング(買い付け)も自ら担当するルチア・シルヴェストリです。彼女は宝石に魅せられ、十代から「ブルガリという最高の学校」でジュエリーに関するすべてを学んできました。

「1987年、宝石の買い付けのために初めてインドのジャイプールへ。ニコラ・ブルガリと行動を共にし、多くのことを教わりました。宝石の市場は昔も今も男性社会ですが、私はそのなかでクリエイティビティを発揮する唯一の女性だと誇りをもっています」 

そう語るルチアは世界で最も美しい宝石を買う女性であり、宝石からインスピレーションを得て想像を超えたハイジュエリーを生み出します。

彼女は信頼できる宝石業者と何十年にもわたって交流を深め、「ブルガリにふさわしい宝石」とはどのようなものであるかを伝えてきました。それが実を結び、今は素晴らしい品質とボリュームの宝石がローマのハイジュエリー工房に揃うようになったのです。

「大事なのは、宝石に直接手を触れ、会話をすること。宝石と話をしながら、その配置を決めていくことを、私は ”石と遊ぶ” と呼んでいます」 

ルチアは宝石の買い付けからハイジュエリーが着用されるところまでを見届けることができる、宝飾界ではまれな人物だといえるでしょう。彼女のオフィスのデスクには常にたくさんのカラーストーンとそれを接着するボードが置かれており、本当に色石で遊んでいるかのように、デザインのアイディアが次々と練られていきます。 

その具体的な制作については、クリエイティブチームのミーティングで決まり、制作途中の作品であっても、必要があれば変更に。コレクション全体の構成を見て、さまざまな決断がスピード感をもって下されていくのです。 

宝石を探し始めたときからコレクションの完成まで、すべてにおいて「決して諦めない」というルチア。そうした美そのものへの飽くなき情熱とこだわりは、ブルガリ・ファミリーから受け継いだものだと彼女はいいます。 

カット、デザイン…宝石の魅力を最大に引き出す“ブルガリ”の魔法

モダンな軽やかさを生む、澄んだ色彩と透かしの効果

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ネックレス[PT×サファイア計35.17ct(センター30.45ct)×エメラルド計12.06ct×ダイヤモンド計27.03ct]予定価格¥495,000,000(ブルガリ ジャパン)

幾何学的なデザインに美しく映えるグリーン×ブルーのピーコックカラー。エメラルドとサファイアは共に澄んだ明るい色にこだわって、軽やかな印象に。また、規則的につくられた三角形の空間が、デザインに軽快感を生み出す。中央のサファイアは抜群の透明感が際立つステップカットに。

理想のエメラルドを揃えた、まさに奇跡のイヤリング

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イヤリング[PT×エメラルド計18.22ct(センター8.33ct、8.56ct)×ダイヤモンド計4.29ct]予定価格¥161,700,000(ブルガリ ジャパン)

左右どちらのイヤリングも、主役の宝石は高品質で知られるコロンビア産エメラルド。ここまで鮮やかで透明感があるエメラルドを2石、共に8カラットを超えるサイズで揃えるのは至難の業。それを大胆にも横位置にセットして、モダンかつ華やかなデザインに。

英国王室に受け継がれるロイヤルブルーの光彩

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リング[PT×サファイア18.22ct×ダイヤモンド計3.00ct]予定価格¥99,000,000(ブルガリ ジャパン)

鮮明なカラーが一層際立つカボションカットのサファイアは、ミャンマー(旧ビルマ)産で最も人気の高いロイヤルブルー。英国王室が好み、身につけてきた宝石のひとつとして知られている。キャサリン皇太子妃に受け継がれた故ダイアナ元妃のサファイアのリングも、鮮やかなロイヤルブルーが印象的。

※文中の表記は、PT=プラチナ、PG=ピンクゴールドを表します。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ブルガリ ジャパン

TEL:03-6362-010

PHOTO :
戸田嘉昭
構成・文 :
福田詞子(英国宝石学協会 FGA)