いま人気のネイルシールとは、デザインされたシート状のシールを爪のサイズに合わせて貼るもの。マニキュアのように乾かす時間が必要なく、マニキュアよりももちがいいのが特徴です。しかし、人によってはシールが浮きやすかったり、自爪を痛めてしまったりすることも。その原因と解決法を『uka』代表の渡邉季穂さんに教えていただきました。

 
渡邉季穂さん
『uka』代表・トップネイリスト
「爪そのものを美しく魅せるケア」に重きをおいた独自のネイル技術の普及に努め、サロンワークだけでなくネイリストの育成や、一般消費者向けのセルフネイルケアのセミナーを実施するなど、その活躍は多岐に渡る。『uka』のInstagram内のIGTVでは、動画でさまざまな美容法をレクチャー。
https://www.instagram.com/instauka/ https://www.instagram.com/kiho/

セルフケアは前処理と後処理を丁寧に行って綺麗をキープ

『7nana』のジェルネイルシールは艶・カラーが絶品。
『7nana』のジェルネイルシールは艶・カラーが絶品。

「マニキュアを塗るのが苦手な方や、サロンへ行く時間がない方におすすめなのが、シールタイプのネイル。『インココ』のように爪に貼るだけのシールタイプや、『7nana』のように、シート状のジェルネイルを爪の形に合わせて貼ってから専用のライトで硬化させるものなど、種類もいろいろとあります。カラーやデザインが豊富なので、お好みのものを見つける楽しみもありますよね。ネイルシールを楽しむ前に、ケアをひと手間加えるとマニキュアよりももちが良くなります。また、オフするときに自爪を痛めないように気をつけることで、素爪も綺麗でいられます。今回は、ネイルシールを使うときに気をつけていただきたいポイントをお伝えします。」(渡邉さん)

前処理は…爪の油分をオフすると、もちが格段にUP

アルコールを湿らせた綿棒で、爪まわりの汚れや油分をオフ。おすすめのアルコールは、uka  Hand Clear Mist Amu 50ml ¥1,430
アルコールを湿らせた綿棒で、爪まわりの汚れや油分をオフ。おすすめのアルコールは、uka  Hand Clear Mist Amu 50ml ¥1,430

「爪に油分や汚れが残っていると、せっかくネイルをしても剥がれやすくなってしまいます。これはネイルシールを使うときのみならず、マニキュアを塗るときにも言えることです。アルコールをコットンに取って爪の表面を拭ったあと、綿棒にアルコールを含ませて、爪のまわりも拭いましょう。これだけでネイルのもちが格段にUPします。アルコールは、保湿剤の入っていないものを使ってください」

後処理①オフはリムーバーを使ってゆっくりと丁寧に

爪のまわりからリムーバーをなじませて。
爪のまわりからリムーバーをなじませて。

「ネイルシールを無理に剥がしてしまうと自爪が傷んでしまいます。自爪が傷んでしまうと、次にネイルシールやマニキュアを楽しむときに取れやすくなってしまうので、できるだけ負荷をかけないようにゆっくりと丁寧にオフするようにしましょう。必ず専用の除去剤やアセトンをなじませるのがポイント。リムーバーをスポイトに取って、爪のまわりからなじませるようにするといいですよ」(渡邉さん)

後処理②爪を短めにしてハンドパックのスペシャルケアを

爪まわりと手の甲にハンドクリームをたっぷりつけてラップパックを。 おすすめのハンドクリームは、uka  hand cream 13:00 50ml ¥3,300
爪まわりと手の甲にハンドクリームをたっぷりつけてラップパックを。 おすすめのハンドクリームは、uka  hand cream 13:00 50ml ¥3,300

「ネイルシールを取ると、爪の厚さは物理的に薄くなりますし、繊細になっています。冬にコートを脱いだら寒くなるようなイメージですね。ネイルシールで厚みのある爪の時と同じような指の使い方をすると負荷がかかりやすいので、爪は短めに整えると折れにくくなります。また、オフしたあとは保湿クリームをたっぷりと塗ってラップパックして健康的な爪を育むようにしましょう。その後、自爪を保護する意味でベースコートを塗っておくといいですよ」(渡邉さん)

手軽にネイルを楽しめるのが、シールタイプの魅力。渡邉さんに習って前後のケアをきちんとして、手元美人をキープしましょう!

※掲載している商品の価格は、すべて税込です。また商品はすべて本人の私物です。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
越後有希子
TAGS: