「ものづくり大国」といわれる日本では、多くの人が第二次産業に従事し、作業服を着用しています。そうし方々へ感謝する日が、明日・3月29日『作業服の日』。これは「3(さぎょう)2(ふ)9(く)」の語呂合わせで、作業服の販売を手掛ける企業が制定、一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日です。「日本の屋台骨を支えている作業服姿の人々に感謝し、新年度の4月1日から新しい作業服でさらに頑張ってもらいたい」との願いが込められているそう。
作業服姿でお仕事をされる方々へ感謝するのはもちろんですが、昨今は作業服の機能性が話題となり、おしゃれなテイストを意識した女性用のものも登場しているようですので、記念日を機に、ショッピングの視野に入れてみるのも楽しそうですね。ということで、本日は「作業服」につきものの「道具」に関連した日本語クイズをお送りします。
【問題1】「錐」ってなんと読む?
「錐」の、1文字で日本語として成立する正しい読み方をお答えください。
ヒント:「小穴を開けるための工具」です。
<使用例>
「まずは錐で木材に穴をあけないと、ねじが入らないわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 錐(きり)です。
「錐(きり)」という字の音読みは「錐(スイ)」で、「円錐(えんすい)」「三角錐(さんかくすい)」など、算数や数学で習ったかと思います。この字そのものが「先のとがった形」を意味しているのです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「鉋」ってなんと読む?
「鉋」の、1文字で日本語として成立する、正しい読み方をお答えください。
ヒント:木材を削ります。
<使用例>
「お料理の先生から、棒状の鰹節と鉋のセットを頂いたの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鉋(かんな)です。
「鉋(かんな)」は、木材の表面を削って滑らかにするための道具です。大工さんが木材の表面を薄く削っている作業、ごらんになったことがありますよね?これと同じ原理なのが、例文であげた「鰹節削り器」。棒状の鰹節を自分で削ってお料理…ちょっと憧れますね。
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本日は、3月29日『作業服の日』のトリビアと、「道具」に関連する日本語から、
・錐(きり)
・鉋(かんな)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱