明日は4月1日、年度初めですね。心機一転、1年の計を抱く方、エイプリルフールの楽しい嘘を考えている方(笑)、いろいろだと思いますが…。ということで本日は、日付にちなんだ日本語クイズをお送りします。
【問題1】「四月一日」ってなんと読む?
「四月一日」の、かな4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:難読苗字としても知られ、昔の暦(こよみ)でこの日に行った生活行事に由来します。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 四月一日(わたぬき)です。
温かくなってくる4月1日ごろには、真冬に切る「綿入れ(わたいれ)」の着物から、綿の入っていない袷(あわせ)の着物に衣替えをする…ということで、「綿抜き」=「四月一日(わたぬき)」という読み方があるようです。さて、2問目も、同じ原理での、日付の意外な読み方です。
【問題2】「五月七日」ってなんと読む?
「五月七日」の、かな3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:旧暦ですと、今のカレンダーの約1か月後あたりになります。そのころの、天候と関わる読み方で、難読苗字としても知られます。同じ読み方の苗字に「栗花落」があります。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 五月七日(つゆり) です。
5月7日は、旧暦ですと6月初旬から中旬ですので、「梅雨入り」の時期となります。そこで「つゆいり」がちぢまった音の「五月七日(つゆり)」です。栗の花が咲き終えて落ちる時期とも重なっているので、「五月七日(つゆり)」と同じ読み方をする苗字に「栗花落(つゆり/ついり)」がございます。「栗花落(つゆり)」は、大ヒットコンテンツ『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの苗字としても有名ですよね。
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本日は、意外な読み方をする、日付とまつわる日本語から、
・四月一日(わたぬき)
・五月七日(つゆり)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『世界大百科事典 第2版』(株式会社平凡社)/『weblio辞書』ウェブサイト/『鬼滅の刃』全23巻 吾峠呼世晴(株式会社集英社)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱