私たちにも語らせてください!号泣必至のドラマ&映画
Preciousスタッフたちが集う撮影現場や編集部で、ドラマ&映画好きが何人か集まると始まる話題といえば…
「最近、何観て泣いた?」。私たちにもひと言語らせて、とおなじみのメンバーが「涙のスイッチ」について
思い思いにプレゼンに参戦します。
今回は、スタイリストの犬走比佐乃さん、ライターで編集者の坂口さゆりさんに、号泣必至の作品を “熱血プレゼン” してもらいました。
スタイリスト・犬走比佐乃さんの “涙のスイッチ”|映画『ある愛の詩』
映画は音楽が涙のスイッチ!あの曲が流れるだけで無条件に滝のような涙が
「映画は映画館で観ることをモットーとしている私にとって、“涙のスイッチ” は音楽! なかでも、テーマソングを耳にしただけで今でも泣いてしまうのが、名作『ある愛の詩』です。初見は日本公開時の1970年。名家の御曹司オリバーと、移民の娘ジェニー。身分違いの若いふたりは純粋に惹かれ合い、恋に落ちて、周囲の反対を押し切って結婚します。しかし、その先に待っていたのは、あまりにも悲しい運命で…。
映画を彩るフランシス・レイによる哀愁漂う美しい音楽に、10代だった私は映画館で大号泣。今でもあのメロディーを聴くと、当時がありありと蘇って、胸がぎゅうっとなるんですよね。年齢を重ねるにつれて泣きのツボもゆるくなってきている気もしますが(笑)、やっぱり映画における音楽は、私の心を刺激するのです」(犬走比佐乃さん)
【STORY】
名家出身のオリバー(ライアン・オニール)と、大学図書館で出会ったイタリア系移民の娘ジェニー(アリ・マッグロー)との身分違いの恋を描く。ジェニーのファッションも流行した。
ライター、編集者・坂口さゆりさんの “涙のスイッチ”|映画『ライフ・イズ・ビューティフル』
最期の時まで息子の笑顔を守り抜いた父の深い愛情に心揺さぶられる
「戦争、迫害、死、家族との別れ…。と、号泣要素が詰まった映画ですが、私の号泣ポイントは “父親の深い愛”。この作品では、前半、陽気なグイドとドーラの出会いから結婚までが、笑いを交えながら家族愛たっぷりに描かれます。だからこそ、一家が強制収容所送りとなる中盤以降で見せる父の愛に涙せずにはいられません。
グイドは息子ジョズエを悲しませないように、収容所での日々がゲームであるかのような嘘をつきながら彼を守ります。そして物語終盤、最期を覚悟したグイドは息子に向かって最高のウインク。銃を突きつけられながらも、さもこれがゲームであると言わんばかりに大袈裟な行進をしながら去っていく…。極限の状態に立たされても息子に心配させまいと明るく振る舞い続ける父の姿に涙腺決壊!」(坂口さゆりさん)
【STORY】
グイド(ロベルト・ベニーニ)は小学校教師のドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と結婚後、息子も生まれて幸せな日々を送る。そんな3人にユダヤ人迫害の魔の手が迫る。’97年に公開。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- EDIT&WRITING :
- 正木 爽・宮田典子・剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(Precious)