雑誌『Precious』6月号では特集「ラグジュアリー・パフェ図鑑」を展開。ときめくルックス。ジュエリーのようなフルーツの輝き。かさねの色目のようなレイヤー。今、パフェの進化が止まりません。

それは、身近な異世界。大人心をとらえて離さないラグジュアリーなパフェをお持ちしました。この特集のなかから、本記事では、パフェを愛するラウラさんに、パフェへの思い、新店を中心にお気に入りを伺います。

ラウラ・コピロウさん
フィンランド生まれ。フィンランド大使館商務部上席商務官。日本在住13年目。早稲田大学留学中にパフェと出合い、北海道大学大学院進学後、パフェに開眼。以来、日本のパフェの素晴らしさを発信中。パフェとサウナをこよなく愛する。Instagram

留学生時代、バイト先の先輩がごちそうしてくれたのが「タカノフルーツパーラー」と「千疋屋」のパフェ。世界一美味しい食べ物だと感動しました。就職後、「パティスリィ アサコ イワヤナギ」などで芸術的なパフェに出合い、パフェがライフワークに。

2022年に食べた520本のうち、52本が「ラトリエ ア マ ファソン」です。特に好きなのが、6月のあじさいのパフェ。道明寺を焼いたものが入っていて、食べると、あじさい寺(明月院)の玉石を踏む音が聞こえてくるかのよう。

パフェは五感で楽しめる芸術。食べ終わると、映画を1本見たような感覚があります。海外にはアイスクリームサンデーのようなものはありますが、層構造のパフェは日本独自のもの。フルーツの美味しさを大切にし、甘み、酸味、塩味、苦味が混じり合い、クラフツマンシップに溢れていて、私にとっては毎日を幸せにしてくれるもの。一日に食べた最高記録は6本。パフェを美味しく食べるために、毎日11km走っています(笑)。

「日本の芸術!」ラウラさんのお気に入りパフェ9選

■1:ヴェール(東京)の「国産烏龍茶/桜桃/台湾パインのグラスデザート仕立て」

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国産烏龍茶/桜桃/台湾パインのグラスデザート仕立て ヴェール(東京)

日本茶や日本の食材を大切にされるカウンターデセールのお店。透明グラスではないのも粋。究極の美味しい体験。

Instagram:@vert_jpn

■2:ロク(東京)のパルフェ オ フルーツ ド セゾン

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パルフェ オ フルーツ ド セゾン ロク(東京)

ご夫婦で営む小さなフレンチの店。この日のパフェは、干支のうさぎの耳をモチーフに、柑橘とカカオで大人な味。

Instagram:@roku_sangubashi

■3:サジェス・エ・イストワール(北海道)のキャラメルのための洋梨

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キャラメルのための洋梨 サジェス・エ・イストワール(北海道)

キャラメルを主役に、苦味のある食材にフォーカスした芸術的なパフェ。小さな洋梨に詰めたブリュレも絶品。

Instagram:@seh.parfait

■4:メメント モリ(東京)の林檎パフェ

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林檎パフェ メメント モリ(東京)

カカオをテーマにした、アジアのベストバー上位店。キャラメルのムースを使って仕上げたりんごが可愛い。

Instagram:@mementomori_toranomon

■5:アンソレイユ(京都)の柑橘のパフェ

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柑橘のパフェ アンソレイユ(京都)

9種類の柑橘を使い、それぞれの個性を生かした丁寧な仕事ぶりは感動もの。京都らしさも味わえます。

Instagram:@ensoleille27

■6:パティシエール マヨ(東京)の林檎のパフェ

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林檎のパフェ パティシエール マヨ(東京)

洗練された仕立てと味。MAYOさんとのおしゃべりも楽しく、目の前ででき上がるパフェにときめきます。

Instagram:@patissiere_mayo

■7:ザ・ラウンジ by アマン(東京)のモンブラン パルフェ

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ザ・ラウンジ by アマン(東京)のモンブラン パルフェ

建築的な世界観のあるパフェを夜景と共に楽しめます。この日はペアリングでマデラワインを合わせて。

パフェの詳細はこちら

■8:パティスリー アコヤ(福井)のメロンとディルのパフェ

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メロンとディルのパフェ パティスリー アコヤ(福井)

地元の食材を使ったみずみずしいパフェを、緑豊かな美しい田園風景を眺めながら食べると癒やされます。

パフェの詳細はこちら

■9:祇園にしカフェ(京都)の苺とピスタチオのパフェ

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苺とピスタチオのパフェ 祇園にしカフェ(京都)

余白感、花かんむりのようなパーツも可愛い。エルメスのインテリアも高級感があって素敵です。

パフェの詳細はこちら

※写真はすべてラウラさん撮影。パフェメニューは撮影当時のものです。

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PHOTO :
ラウラ・コピロウ
EDIT&WRITING :
松田亜子、安村 徹(Precious)