【目次】
アップバング「やり方」4選
【1】ドライヤーで立ち上げる
<スタイリング方法>
菱形シルエットをつくるには顔周りの髪が重要なポイント。
「前髪は根元を立たせて立ち上がりをつくります。耳より前の髪はリバース巻きにして動きを出すと、まとまり感のある菱形スタイルが出来上がります」(apish cherie 店長 井原早紀さん)。
<STEP.1>いつもの分け目とは逆方向からドライヤーをあてる
<STEP.2>カールアイロンで毛先を1カール外巻きに
<STEP.3>サイドの毛束を中間から毛先にかけて1回転半リバース巻き
「パサついて広がりやすい髪の方は、まとまり感をつくることがポイントです。仕上げのスタイリング剤もスプレーやドライワックスはおすすめしません。オイルやミルクタイプで保湿効果のあるものをちょっと多めになじませてください」(井原さん)。
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【2】ワックスでウェットに仕上げる
<スタイリング方法>
「ベースは丸いフォルムのマッシュ。前髪をおろしていると可愛らしい雰囲気ですが、かき上げるとクールな雰囲気にも。ウェットな質感によって、ゆるくかかっているパーマの存在感も増し、色気もグッと増します。様々な表情を楽しめるのがこのアレンジの特長です」(Cocoon スタイリスト 泰斗さん)。
<STEP.1>ワックスを根元から全体に揉み込む
<STEP.2>前髪をかき上げる
<STEP.3>バランスを見て整える
「スタイリングするときは、ある程度ラフさを残すように心がけて。濡れた髪質でビシッと整えてしまうと、強い印象になるだけでなく古臭い感じになることも。パーマのニュアンスを活かすように意識してください」(泰斗さん)。
【3】アイロンで立ち上げる
<スタイリング方法>
しっかり巻くにはカールアイロンの太さが重要。「20代の方には38mmが似合いますが、大人女性には32mmがおすすめです。巻きがゆるいとフェイスライン下がって見えるのですが、逆にきつく巻くと古めかしくなります。ほどよくしっかり巻くのがポイントです」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。
<STEP.1>前髪の根元をアイロンに乗せて立ち上げる
<STEP.2>前髪の中間あたりをアイロンで1カール外巻きにする
<STEP.3>耳より前の髪も同じように中間あたりを1カール外巻きにする
<STEP.4>耳よりうしろの髪は毛先を全て内巻きにする
「毎日のスタイリングでどうしても乾燥は進みます。アイロンのダメージを防ぐために、スタイリング剤をなじませておくとツヤが出ますし、カールのキープ力にも差が出ます」(小室さん)。
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【4】カーラーとスプレーで立ち上げる
<スタイリング方法>
頭頂部をカーラーで巻き、根元から立ち上げたら、ハードタイプのスプレーで立ち上がりをキープ。「生え際と分け目の立ち上がり部分を狙ってください。頭頂部全体にスプレーしてしまうと、せっかく立ち上げた根元がスタイリング剤と髪の重みでペタッとつぶれてしまうので注意してください」(natura リーダー 鈴木みちるさん)。
<STEP.1>頭頂部をふたつのカーラーで根元を立ち上げるように毛先から巻く
<STEP.2>生え際の根元をコームで立ち上げスプレーを噴霧
<STEP.3>分け目の立ち上がっている部分を狙ってスプレー
ペタッとしやすい生え際や分け目の立ち上がりをキープする、3つのコツとは?
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こなれて見える「おでこ出しマッシュショート」
【How to style】
一見ボリュームがあるように見えますが、実はモデルさんはボリュームが出にくい髪質。「すそが重いとボリュームがより出にくくぺたっとしてしまいがちなので、表面は長さを適度に残しつつ、アンダーセクション(うしろのすそ部分)にしっかりと軽さを出すようにカットしています。すそに軽さを出し、後頭部に丸みができるよう調整することで、ふんわりとしたボリュームのあるシルエットに。サイドはパツンとまっすぐに切らず、適度にグラデーションを入れて自然にボリュームが出やすいように整えています。もともとモデルさんは前髪なしのワンレンボブだったのですが、おでこの形がキレイなので、前髪も長めに残しサイドに自然に流しておでこを出すスタイルに。センターパートにすることで、さらにフレッシュでこなれた雰囲気に」(kakimoto arms LaLa Terrace MUSASHIKOSUGI店 スタイリストチーフ 西本寛之さん)。カラーは「ハイライトが浮いて見えないよう、ベースのカラーも暗すぎず適度な明るさを出しています。モデルさんは肌色がイエローベースなので、肌に透明感を出すようなベースカラーに、自然な軽やかさが出せるようなハイライトの組み合わせ。ハイライトは顔周りを中心に、全体的にかなり細く入れるのがポイントです。陰影はあるけれど目立ちすぎず、ショートヘアに軽やかさとやわらかさ、ふんわりとした立体感が出るようなハイライトにこだわりました」(kakimoto arms LaLa Terrace MUSASHIKOSUGI店 カラーリストチーフ 太田桂子さん)。
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全体に丸みのある「ふんわりショート」
【How to style】
髪の太さも柔らかさも扱いやすい印象の、モデルさんの髪。ただトップに生えグセがあって、根元がペタッと寝やすいのが難点なのだとか。「後頭部に丸みをつけて襟足をすっきり見せることで、トップに自然なボリューム感が生まれます」(natura クリエイティブディレクター 内藤新士さん)。
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菱形シルエットの「小顔見えショートボブ」
【How to style】
もともと癖があり、ストレートパーマをかけているモデルさん。根元もペタッとしやすく、面長顔が強調されやすいのが悩み。「ベースはフラットなグラデーションボブ。耳うしろのふくらみやすい部分は、セクション毎にレイヤーを入れて骨格や頭の形が綺麗に見えるようにカット。前髪は頬骨下に設定し、サイドへつなげるように調整しています」(Cocoon 銀座店 店長 SHUNさん)。
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立体感のある「ワンレンボブ」
【How to style】
「毛量はやや多め、加齢によるうねりが少し出てきて、髪の広がりが気になるようになってきたというモデルさん。毛質・毛量的にレイヤーを多く入れてしまうと余計に広がりやすくなってしまうので、レイヤーは入れずにほぼ平行のボブにしてまとまりやすさをキープ。内側をそぎすぎるとパサつきが気になりがちなので、毛先中心に少しグラデーションを入れてボリューム調整をしています。カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです」(Sui OMOTESANDO 副店長 中西雄二さん)。
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ふんわりしなやか「ミディアムボブ」
【How to style】
「1本1本が細くわりと直毛ぎみなのでするっとまとまりは出やすいのですが、トップや中間にふんわりとしたボリュームが出にくいモデルさんの髪。カットは長めのボブベース。トップにバランスよくレイヤーを入れ、スタイリングしたときにボリュームが出やすいよう調整しています。前髪はサイドに自然に流れるよう、少し軽めのニュアンスに。トップにふんわり感を、サイドに程よいボリュームが出るようスタイリングしているので、丸顔、卵型の顔型の方はもちろん、やや面長の方にも似合うオールマイティなミディアムボブスタイルです」(SUNVALLEY 店長 タダモト イサオさん)。
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リフトアップが叶う「パーマウルフ」
【How to style】
「前髪長めのウルフスタイルは、横のボリュームゾーンを上げすぎると昔っぽいスタイルになってしまうので、ボリュームゾーンと襟足の距離をあけすぎず、頬下にボリュームをつくります。すると、立体感が生まれ、大人の女性に似合う、今っぽいラフなシルエットになりますよ」(Cocoon 表参道店 マネージャー キッカワ ミワさん)。
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華やかな「くびれミディアム」
【How to style】
「毛質はノーマルですがボリュームはやや少なめで、トップやはちまわりにボリュームが出づらいモデルさんの髪。顔の形や髪質に合わせてレイヤーを高めの位置からしっかり入れ、はち周りがふんわりするよう調整しています。レイヤーを高めに入れることでボリューム感が増し、全体的に柔らかい印象にも。骨格的にかわいらしさが出るよう、毛先は軽くなりすぎないよう切りっぱなしに。毛先はセニングを少し入れながらもあえて厚めに残し、巻いたときにふんわりと華やかなニュアンスが出やすいようにしています。レイヤーはしっかり入れながらも、毛先は軽くしすぎない大人ならではのメリハリ感がポイント。女性らしい柔らかさやかわいらしさがありながらも、巻いたときにはゴージャスな華やかさが出せます」(Un ami 吉祥寺トップスタイリスト 澤田杏奈さん)。
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小顔が叶う「パーマミディアム」
【How to style】
「鎖骨の長さの前下がりベース。前側にあごの位置からレイヤーを入れています。軽くならないようにしながら、抜け感のある動きになるように調整しました。全体的にうねりのある髪質なので、うねる動きを活かしたパーマを中間から毛先にプラス。クセをカバーしながらスタイリングも簡単に!」(PearL アートディレクター CHIEさん)
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逆三角顔をカバーする「ふんわりミディアム」
【How to style】
「襟足から動きを出したいので、スカスカにならないようにウエイトは低めに設定。トップと顔まわりにレイヤーを入れて、動きやボリュームが出やすいようにしています。モデルさんは細く柔らかい猫っ毛なので、梳き過ぎはNGです」(ROI ディレクター NOGUCHIさん)。
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動きと軽さを出した「ヘルシーロング」
【How to style】
「ボリュームはややあるほう、直毛のノーマルヘアですが、柔毛ではないのでニュアンスがつきにくい髪質。すそは切りっぱなしで程よい厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れています。レイヤーを程よく入れることで、巻いたときに動きがでやすいよう調整しています。毛先はすきすぎるとスカスカで貧弱に見えてしまいがち。ナチュラルでヘルシー、しっとりとした大人のロングヘアなら、毛先は重めが好バランスです」(Belle Shinjuku スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
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大きなカールで「華やかロング」
【How to style】
「ボリュームが出やすいベースカットです。レイヤーを入れすぎないことに注意し、自分でスタイリングした時もまとまりやすく仕上げています。髪色は、根元から毛先まで徐々に明るくなるようなグラデーションでカラー。長さがあっても自然な立体感が出せます」(BEAUTRIUM 広尾店 スタイリスト 海野大樹さん)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部