【目次】
- 【1】自然にボリュームアップする「カーリーウルフショート」
- 【2】若見えする「アシメショート」
- 【3】丸顔をカバーする「ふんわりショートボブ」
- 【4】骨格をシャープに見せる「小顔ショート」
- 【5】ウェットな束感で魅せる「束感ショート」
【1】自然にボリュームアップする「カーリーウルフショート」
「襟足は少し長めに残してカットし、シルエット的にはウルフショート風に。くせ毛を活かしつつパーマが映えるよう、全体的に毛量調整をし、中間から毛先にかけてはパーマをかけています。中間から毛先にパーマをかけることで、今回のスタイリングのような雰囲気に加え、毛先ワンカール風にも、乾かし方次第で2Wayで楽しめるのも魅力です。扱いやすさを重視し、前髪にも軽くパーマを。モデルさんはくせがある硬めの毛なので、細いロッド×弱めのパーマ剤を組み合わせてパーマを。ダメージをできる限り少なくしながら、手軽なスタイリングで程よいパーマ感が出せるように仕上げています」(Rougy トップスタイリスト 江良 栞さん)
■スタイリング方法:パーマを活かすトリートメントムースをもみこむだけ。前髪は浮かないように自然な流れをキープして
「根元と前髪だけざっと乾かしておけば、暑い季節は自然乾燥でもOKなのがパーマのラクなところ。バリバリと固まるムース剤は避け、潤いとパーマ感をキープできるトリートメントムースを使うのが今っぽくこなれて見せるコツです」(江良さん)

1:まずは手元にトリートメントムースをとって

2:毛先にトリートメントムースをなじませる

3:コームにキープ系スプレーを塗布

4:前髪の毛先の流れをキープするようにコームでなでる

「パーマスタイルにはパーマ用の固まらないタイプのトリートメントムースが断然おすすめです」(江良さん)

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【2】若見えする「アシメショート」



「。年齢とともに肌が下がると、顔とつながる頭皮も下がるため髪のトップや後頭部がどうしてもペタンとしがちに。そんなトップと後頭部は、髪が短いほどボリュームアップしやすいんです。髪を肩上にしてボリュームアップすると、頭が小さくキレイに見えて、若々しく元気な印象にもなります。毛量が多めなので2ブロックにして、襟足はすっきり、トップから後頭部はふんわりと。顔まわりがアシンメトリーになるように、前髪は片サイドを短くして流れるようにカットしました。白髪に悩まれているので、なじむように明るめのカラーに。ファッションカラーで白髪をカバーしたい方におすすめです」(PEEK-A-BOO 銀座中央通り店 副店長・トップスタイリスト 山本真資さん)
■スタイリング方法:襟足はタイトに、耳より上はふんわりと
「乾かすだけでおさまるようにカットしているので、大切なのは乾かし方。色々な方向からドライヤーの風を当てると、ふんわり仕上がりやすいですよ」(山本さん)

1:トップはふんわり、襟足はタイトに乾かす

2:前髪を仕上がりと逆側から乾かす

3:スタイリング剤をなじませて整える

「スタイリング力のあるワックスに少しオイルを混ぜることで、髪に潤いとツヤを与えながらスタイリングできます。つけすぎると根元がベタッとするので、調整しながら整えて」(山本さん)

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【3】丸顔をカバーする「ふんわりショートボブ」
「グラデーションボブベースにレイヤーを少し入れて、ボブだけど軽さのあるスタイルに。パーマは大きめのロッドで放射状に巻いて、毛先だけ動きが出るようにしています。動きをつけやすいスタイルなので、ボリュームダウンが気になる方、華やかに見せたい方にもおすすめです。前髪も左右非対称にしてあげると丸顔カバー効果がアップしますよ」(PEEK-A-BOO 銀座並木通り店 ディレクター・店長 寺岡幸紘さん)
■スタイリング方法:パーマを出してアシンメトリーなシルエットに
「レイヤーを入れているので、アシンメトリーなシルエットにするのも簡単。パーマをしっかり出して動きをつけると、顔型カバー効果がアップします」(寺岡さん)

1:パーマを出しながら乾かす

2:襟足をなでつけながら乾かす

3:トップを立ち上げる

4:髪全体にワックスをなじませる

「オイルはベタッとするのでNG。トップがぺたんとしないように、下から持ち上げながらワックスをつけて。最後に整えるときは、分け目をつけずアシンメトリーなシルエットを意識しましょう」(寺岡さん)

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【4】骨格をシャープに見せる「小顔ショート」



「骨格をシャープに見せたい場合は、襟足の長さを残して丸い印象を縦長に見せるのが効果的。襟足でくびれを作るとメリハリも生まれ、さらに小顔効果が高まります。全体はグラデーションカット、襟足部分にレイヤーを入れることでウルフっぽい仕上がりに。前髪を短くしつつ、サイドは後ろに流れるようにそれぞれ別々にカットするのがポイントです。襟足の長さを残すことで首元がほっそり、輪郭もすっきりとした印象になります」(GARDEN aoyama スタイリスト 塩見 勇さん)
■スタイリング方法:根元は後ろから、毛先は前から!これだけで美シルエットが完成
「後頭部やハチあたりにボリュームが出過ぎるとバランスが悪く、頭が大きく見えてしまうので、頭頂部から綺麗な放射状になるようにドライするのがポイント。耳のうしろは髪がたまりやすいので後ろ向きに、顔まわりは後ろから前に向けて乾かすと、全体の印象がキュッと引き締まります」(塩見さん)

1:頭頂部に後方からドライヤーをあてる

2:毛先は後方に流すように前からドライヤーをあてる

3:耳後ろの髪を後ろに流す

4:襟足は後ろから前に流す

5:コテで顔まわりの中間を巻く

6:全体にバーム、毛先にオイルをつけて完成


「バームは軽いテクスチャーのもの、オイルはしっとりした質感に仕上がるものがおすすめ。根元はふんわり、毛先は保湿。つるんとした質感に仕上げてください」(塩見さん)

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【5】ウェットな束感で魅せる「束感ショート」



「短めの前髪に抵抗がある方はダブルバングがおすすめ。スタイリングによって前髪の長さを変えられるので、今日は短め、明日は長め、と言う感じで違う雰囲気のスタイルを楽しんでいただけます。トップとアンダーにはレイヤーを入れつつ、ミドルは頭のカタチがきれいに見えるようグラデーションに。ノンブローでもシルエットが決まるよう、再現性にもこだわっています」(Cocoon銀座店 ディレクター 泰斗さん)
■スタイリング方法:根元のボリュームがスタイルキープの要
「スタイリング剤を表面に撫で付けるのはNG。毛先だけにつけるのもダメです! 手のひらになじませたら根元からしっかりとつけましょう。根元からつけるとボリュームが潰れにくく、スタイルを長時間キープすることができます」(泰斗さん)

1:根元を擦りながらドライヤーを当てる

2:全体にスタイリング剤をつける

3:顔まわりに束感を出す

「スタイリング剤はウェットな仕上がりになるものを使ってみてください。ジェルがおすすめですが、ワックスでも何でもOK。みずみずしいツヤ感が女性らしさと若々しさを引き出してくれます」(泰斗さん)

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- TEXT :
- Precious.jp編集部