温泉は、慌ただしい日常でたまった疲れやストレスを解放するのに最適。清々しい空気のなかで、木々の緑を眺めたり川のせせらぎに耳を傾けたりしながらゆったりと温泉で羽を伸ばせば、五感から自然の恵みを享受し、心ゆくまでリフレッシュできることでしょう。

本記事では、温泉ジャーナリストの植竹深雪さんがセレクトした「緑や水音に癒される名宿」5軒をまとめてご紹介していきます。

植竹深雪さん
温泉ジャーナリスト
(うえたけ みゆき)全国各地の3000スポット以上を巡っている温泉愛好家。フリーアナウンサー、温泉ジャーナリストとして、テレビ番組をはじめ、さまざまなメディアで活躍中。著書に『からだがよろこぶ! ぬる湯温泉ナビ』(辰巳出版)がある。
公式サイト

緑や水音に癒される温泉宿5選

■1:渓流沿いの露天風呂で自然の恵みを五感で受け取る|塩原温泉郷「割烹旅館 湯の花荘」

塩原温泉郷「割烹旅館 湯の花荘」の紅葉の湯
塩原温泉郷「割烹旅館 湯の花荘」の紅葉の湯

塩原温泉郷の自然のなかに佇む「割烹旅館 湯の花荘」は、露天風呂も客室も箒川の渓流沿い。渓流を間近に深緑や清流の水音に癒されながらの湯浴みを叶えます。しかも全ての湯口からは、加温・加水なしの100%源泉かけ流しの湯が注がれるという好環境。夜も朝も、高級料亭のような会席料理を味わうことができ、総合的に満足度の高い湯宿です。

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■2:かけ流し温泉付きの客室で阿蘇の大自然を堪能する|高原の隠れ家 スパ・グリネス

高原の隠れ家 スパ・グリネス
「茜」の内湯からの眺め。奥に見えるのが露天風呂。

植竹さん曰く「高原の涼やかな環境で、心身をデトックスしたい人にぴったり」というのが、「高原の隠れ家 スパ・グリネス」。大分県と熊本県の県境近くの阿蘇くじゅう国立公園内にあり、森の中に趣の異なる全9棟のコテージ式の客室が点在しています。いずれも天然温泉を完備。阿蘇の雄大な自然を感じながら別荘感覚で寛ぐことができます。提携レストランでの食事も楽しみのひとつ。

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■3:視界に広がる里山風景に感動!森林浴気分での湯浴みを満喫|長門湯本温泉「大谷山荘」

長門湯本温泉「大谷山荘」の半露天。
2階「こもれびの湯」の半露天。

山口県でも古い歴史を誇る長門湯本温泉にあって、ひときわラグジュアリーな雰囲気を漂わせるのが「大谷山荘」。皇室をはじめ国内外の数々のVIPをおもてなししてきたという「大谷山荘」には、1階と2階の2か所に大浴場を備え、露天風呂でも内湯でも里山風景が眼福。高アルカリの湯はとろとろとした感触で、美肌効果も期待できるとのこと。山口の旬の食材を生かした会席料理や、朝食の自家製パンも絶品!

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■4:南アルプスの山懐に抱かれた秘湯で心身のストレスを解放する|西山温泉 慶雲館

西山温泉 慶雲館の展望風呂
展望風呂「桧香の湯」。

開湯から1300年以上の歴史を誇り、世界最古の宿としてギネスブックに認定されている山梨県・早川町の「西山温泉 慶雲館」。毎分約2000リットルという日本随一の湯量もこちらの宿の特色です。全6か所の温泉は全て源泉かけ流し。どの湯処でも南アルプスの素晴らしい景観が目の前に広がり、1階では渓流のせせらぎも。植竹さんによると「大人の女性が自然情緒のなかで湯巡り気分をたっぷり満喫し、心身を浄化できること請け合いです」だそう!

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■5:鮮やかな青葉に囲まれて乳白色の名湯を堪能する|志賀高原 白い温泉 渓谷の湯

「志賀高原 白い温泉 渓谷の湯」の露天風呂
乳白色の湯面に木々が映し出される露天風呂。

館内の至るところで志賀高原の自然を満喫しながら別荘感覚で寛げるのは「白い温泉 渓谷の湯」。なかでも、遮るものなく森林風景が広がる露天風呂の景観は抜群だそう。1つの宿で2つの泉質を堪能できるのも魅力のひとつ。“硫黄泉×単純温泉”をダブルで楽しむことができます。信州の旬の食材を尽くした創作会席料理も充実の内容です。

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以上、温泉ジャーナリスト・植竹さんに教えていただいた、緑や水音に癒される温泉宿5軒をご紹介しました。秋冬シーズンは鮮やかな緑とはまた違った美しい風景と出合えるはず! それぞれの宿の詳しい情報や魅力を満載にご紹介した各記事も、ぜひチェックして次の旅先候補の参考にしてください。

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