2023年11月24日(金)にオープンした話題の複合施設「麻布台ヒルズ」。日本初の高さ300mを超える超高層ビル、森JPタワーの33Fに誕生したのが、フレンチの巨匠・三國清三氏が手がけたグランビストロ「Dining 33(ダイニング サーティースリー)」です。

フランス料理でありながら、食材や料理、器選びなどに日本の風土を昇華させた「ジャポニゼ」の世界観を表現しているそう。

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「Dining 33」内観

そんな特別な料理を、目の前にそびえる東京タワーや背景に広がるベイエリアを望む抜群のロケーションでいただけるのも魅力のひとつです。

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「ランチコース」¥6,000〜、「ディナーコース」¥11,000〜(税込み、サービス料別) ※画像はディナーコース

試食会に出席したPrecious.jpライターは、ディナーコースをいただきました。大皿料理をシェアするスタイルは、三國氏のキャリアの中でも初めての試みとのこと。料理の期待が高まります。

三國清三氏プロデュースのグランビストロ「Dining 33」ディナーコース実食レポート

■1:食感を楽しめる「アミューズ」&「グリーンアスパラのショーフロア」

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選りすぐりのシャンパンやノンアルコールのスパークリングなど、数種類のドリンクから好きなものをいただけます

まずは、ドリンクをいただきながら、料理が来るのを楽しみに待ちます。

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「アミューズ」

日本料理の突き出しのような意味を持つ「アミューズ」。試食会では、鱈をペースト状にした「プランタード」を小麦の生地で包み、焼き上げたものが提供されました。

最初の挨拶で三國氏が紹介した通り、指でつまんでパクッといただきます。サクサクした春巻きのような食感と鱈の旨味を味わえ、ほどよい塩味に食欲が刺激されます。

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「グリーンアスパラのショーフロア」

前菜は、見た目もかわいい「グリーンアスパラのショーフロア」。

白アスパラかと思いきや、生クリームとゼラチンを使ったソースでアスパラをコーティングしているのだそう。

プルンとした舌触りのクリームは、味もしっかり感じられ、瑞々しいアスパラによく合います。プチッとしたピンクペッパーもいいアクセントになっています。

■2:食材の旨みが凝縮された熱々のスープ「トリュフのパイ包み焼きスープ仕立て」

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「トリュフのパイ包み焼きスープ仕立て」

きのこのような形が印象的な「トリュフのパイ包み焼きスープ仕立て」。パイのフタを外すと、湯気と共にトリュフがふわりと香ります。

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トリュフやレンコン、鶏肉など具材たっぷり

スープには、トリュフや京都丹波黒鶏のコンフィ、銀杏、レンコン、しめじなど、大きめにカットした具材がたっぷり。素材の旨みが凝縮された、滋味に富む味わいです。

最初に外したパイはパン皿に置き、少しずつちぎっていただくのがおすすめとのこと。パイが水分を吸わない分、最後までサクサクした食感を楽しめます。

■3:昆布の旨みでいただく「平目の塩昆布焼き」

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「平目の塩昆布焼き」※2名分

魚料理の「平目の塩昆布焼き」は、運ばれてきたときの色味にびっくり。実はこれ、羅臼昆布の色なのです。

平目の下には、ベルギー産のネギ「ポワロー」の水分だけでやわらかく蒸した「エテュべ」が添えられています。ふっくらとした平目と昆布の旨みが口の中にじわじわ広がり、和食をいただいているような感覚に。まろやかな甘みのあるネギとの相性も抜群です。

お皿のふちには、ピューレ状にしたポワローと平目の皮を乾燥させたものが添えられています。パリパリ食感の皮とネギの風味が、この一皿にさらに奥行きを与えてくれています。

■4:濃厚な肉料理と温野菜の絶妙なコンビネーションを堪能できる「ウズラのフォアグラ詰め」

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「ウズラのフォアグラ詰め」※2名分

フランス産のウズラを使用した「ウズラのフォアグラ詰め」も大皿で提供されます。料理にたっぷり添えられた温野菜と3種のマカロニ ア・ラ・クレームが、華やかさをプラスしています。

「ウズラに巻かれたネギに沿ってナイフを入れる」という遊び心のある演出もうれしいですね。

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半分に分けてもボリュームたっぷり

料理は、ウズラの出汁と柚子胡椒を合わせたソースをかけていただきます。濃厚なフォアグラの風味が、やわらかくジューシーなウズラをより引き立てています。

さまざまな風味や食感を楽しめる温野菜が口の中に変化をもたらしてくれ、最後までおいしくいただくことができます。

■5:りんご、抹茶、栗、醤油を使用した個性豊かなデザート「紅玉のコンポート・抹茶のアイス・モンブラン」「マスカルティーと御用蔵醤油のマカロン」

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(左から時計回りに)「モンブラン」「紅玉のコンポート」「抹茶のアイス」

デザートは「紅玉のコンポート・抹茶のアイス・モンブラン」。個性の異なる3品のデザートをダージリンティーと一緒にいただきます。

紅玉のコンポートは、さっぱりとした一品。ふわりと軽い舌触りとりんごの風味を感じられる泡がおいしく、夢中になって味わってしまいました。

抹茶のアイスは、ほろ苦さも感じられる濃厚な味わい。栗をしっかり味わえるモンブランクリームを富士山に見立てた甘さ控えめのクリームで包んだモンブランと一緒にいただいてもおいしかったです。

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「マスカルティーと御用蔵醤油のマカロン」

最後にいただくのは、「マスカルティーと御用蔵醤油のマカロン」。マスカットの香りがすることから「マスカルティー」と呼ばれる紅茶と、1908年宮内省(現在の宮内庁)御用達を賜ったという「御用蔵醤油」を使用しています。

チョコやキャラメルのような甘味とコクに加え、醤油の塩味もしっかり感じられます。上品だけどクセになる味です。


店内奥には、掘りごたつ付きの個室(※別途料金)もあるとのこと。大切な人とゆっくり過ごしたり、プライベートな空間を確保したいときによさそうですね。

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店頭販売されるスイーツ類

また、店頭に併設されたパティスリー「Dining 33 Pâtisserie à la maison」では、ケーキや焼き菓子を購入できます。季節のフルーツを使ったショートケーキやモンブランなどもあり、手土産にもおすすめです。

おいしい料理を分け合って味わえば、お腹も心も満たされるはず。メニューは1か月ごとに変わるそうなので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

問い合わせ先

  • Dining 33 
  • 営業時間/ランチ11:00〜15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00〜23:00(L.O. 22:00)
  • 定休日/なし
  • TEL:03-4232-5801(11:00〜23:00)
  • 住所/東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー33階

この記事の執筆者
フリーランスのライター。企業の採用サイトやパンフレット、女性向けの転職サイト、親向けの性教育サイトなどで取材記事を執筆。好きなもの:中村一義、津村記久子、小川洋子、マンガ、古いもの、靴下など
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EDIT :
小林麻美