年齢を重ねても、いつまでも美しく健康な髪をキープしたいものですよね。あなたは普段、髪や頭皮のためにどんなことをしていますか? ヘアサロンで「頭皮スパ」などを利用している人も多いと思いますが、最近では、医師の下で行われるヘアケアや頭皮ケアにも注目が集まっています。
というわけで今回は、髪や頭皮をケアするアンチエイジング施術について、メディカル・ヘアケアサロンの代表に伺いました。
■「頭皮が髪を育てる土台」という考え方が、美しい髪づくりには必須
髪のアンチエイジング術として、最近はどのようなヘアケア方法が行われているのでしょうか。毛髪診断士の資格を持ち、メディカル・ヘアケアサロン「サロン・ド・リジュー」を営む、永本羚映子さんは次のように話します。
「近年注目され、浸透してきたのが『頭皮が髪を育てる土台』という考え方です。この基本を我々サロン・ド・リジューでは開業当初から16年に渡り、頭皮に注目したスカルプケアを提唱し、忠実に守ってきました。健康な頭皮に美しい髪が育つという基本は、この先もずっと変わらないと考えています」
■医師の下で行われる高級ヘアケア・頭皮ケアの最新事情
美しい髪を育てるために実践したい、頭皮ケアをはじめとしたヘアケア。髪や頭皮にとって贅沢なケア方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
ヘアケアには「独自ブレンドのトリートメント」を
「パーマやカラーリングなどでダメージを受けた髪は、栄養成分が抜け落ちています。そのような髪に対して、髪の状態や髪質に合わせた、独自ブレンドのトリートメントを髪の奥深くまで入れ込む方法があります。高分子のたんぱく質などをベースに、数種類から数十種類の必要な栄養成分をカスタマイズブレンドしたトリートメントで、髪1本1本をケアします。自分の髪質に合ったトリートメントは、贅沢なケアといえるのではないでしょうか」
頭皮ケアには「毛穴のクレンジングと血流促進」を
「頭皮にアプローチする方法としては、頭皮クレンジングと血流促進がポイントになります。頭皮の毛穴をクレンジングして頭皮環境を整え、イオン導入により育毛・発毛をバックアップします」
ポイントは、いずれも顧問医師と共に行われていることにあるといいます。髪のことで悩んでいる人にとっては贅沢なヘア&頭皮ケアといえます。
■髪のアンチエイジングには、食事などで取り入れる「栄養素」も重要
永本さんによると、髪のアンチエイジングとして大切なのは、外側からの頭皮ケアだけでは満足しないことにあるのだそう。
「『美しい髪は、健康的な頭皮から』という考え方に基づくと、サロンでの頭皮ケアやホームケアは必須ですが、内面的な頭皮ケアも重要です。内面的なケアとは、デトックス栄養療法を基本にした、食事とサプリメントケアのこと。頭皮の状態に負担をかける有害物質をデトックスして、必要な栄養素をしっかりと取り入れる考え方です。そうした内面的なケアも欠かさないのが、美しい髪を保つ秘訣です」。頭皮ケアはぜひ内面からも行いたいものです。
■自宅でできるヘア&頭皮ケアは「頭皮を洗い、頭皮を乾かす」ことが重要
最後に、永本さんに日々の生活の中で実践できるヘアケアと頭皮ケアの方法を教えていただきました。
「シャンプーは頭皮を洗う、ドライヤーは頭皮を乾かす、が基本です。毛髪を擦り合わせる行為はキューティクルを損傷してしまいます。しっかりと指の腹を直接、地肌につけて毛穴を意識して洗髪することが大事です。スカルプマッサージも行うといいでしょう。
また洗髪後はドライヤーを使ってなるべく早く、髪と頭皮、それぞれに熱から守るオイルなどの商品を使ってから、素早く乾かすことが大切です。乾かすときのコツは、髪ではなく頭皮を乾かすのを意識すること。生乾きの状態のまま放置しますと、雑菌が繁殖してしまい、かゆみや頭臭など、さまざまな頭皮トラブルの原因となってしまいます」
美しく若々しい髪をキープするためには、生える「土台づくり」が重要。毎日の入浴時に髪と頭皮をいたわりつつ、ときにプロの手を借りて、専門的な贅沢ケアを受ける「ケアサイクル」をつくってみてはいかがでしょうか?
http://ameblo.jp/nagamoto-reeko/
http://www.salon-de-rejue.com
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利