ミスタイプが増えたら「手の筋トレ」を!背中のこわばり解消にも効果的

スマホ操作や、パソコン作業などで、指先をくり返し動かす作業を日常的に行っていると、「手の筋肉=手内在筋(しゅないざいきん)」が疲労して手が動きにくくなります。すると手首の関節が硬くなり、腕がねじれて巻き肩になる、肩甲骨の動きが悪くなる、など、実は上半身全体にかなり負担がかかることになるのだそう。

日常で「手の疲れ」を意識することはあまりないですが、実は、背中のこわばり、首コリ、腰痛などの不調を引き起こす原因になるので侮ってはいけません。

ミスタイプが増えてうまく文字入力できないことがある、という人は、「手の筋肉=手内在筋(しゅないざいきん)」が疲労している可能性が! こわばりを感じたら「手の筋トレ」がおすすめですよ。

今回、エイジンングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれる「手の筋トレ」は50秒で完了し、とても簡単! 指が動かしやすくなり仕事の効率がアップしますし、首コリ、肩コリ、腰痛の予防になるのですから、ぜひ習慣化してみてくださいね。

■第1関節と第2関節は伸ばしたまま第3関節だけ曲げる

手の指をぴたりとくっつけたまま、指先を上に向けます。次に第1関節、第2関節は伸ばしたまま、第3関節だけゆっくりと曲げましょう。

このときの親指はピタリとつけたままにしておくことと、手首が曲がらないように気をつけましょう。これは片手だけで行ってもいいですし、両手で同時に行ってもOK。この曲げる、伸ばすを20回繰り返した後、曲げたまま30秒キープする、これが1セットです。1日1回以上行うといいでしょう。

第1関節、第2関節は伸ばしたまま、第3関節だけ曲げる
 

手内在筋が疲労して硬くなりすぎている人は、指がつってしまうこともあるので、無理せずにできる範囲で行ってくださいね。

【まとめ|スマホ疲れ解消に効く! 50秒で完了する手の筋トレメソッド】
1)長時間のスマホ使用は、「手の筋肉=手内在筋」が疲労して動きにくくなる。
2)手の疲労は腕や背中の肩甲骨にまで負担がかかり、コリ、腰痛につながる。
3)手のこわばりを感じたら、手内在筋を動きやすくする「手の筋トレ」を。
4)この「手の筋トレ」はたった50秒で完了し簡単なので、スマホが手放せない人におすすめ。

以上、「スマホ疲れ解消に効く! 50秒で完了する手の筋トレメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は1月20日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「今まで手の疲労はあまり意識したことがなかったのですが、この『手の筋トレ』を1回やっただけで、スマホを使う指がとても動かしやすくなったのを実感。手の筋肉が疲労して硬くなっていたのだと思います。とても簡単で覚えやすいし、いつでもどこでもできるのがいいですね。しかも腕が疲れにくくなったり、首コリ、肩コリの予防になるそうなので、こまめに行いたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子