【目次】
「何色と合わせる?」
オレンジニットはコーディネートのアクセントになる着映え力がある一方、親しみやすさを感じさせる暖色なので、あるゆるカラーとマッチさせることができます。黒や白、ベージュなどのベーシックカラーのほか、カラーを組み合わせた実例をご紹介します。自分の好きな色、似合う色を合わせ、オレンジニットの着回し幅を広げましょう。
「黒」で引き締めれば格好良く着こなせる
単体では生き生きとした印象のオレンジニットも、きりっと引き締まったシックな黒合わせなら格好良い雰囲気を演出することができます。色合わせに迷ったとき、まず試したい万能配色。
「白」でフレッシュさをアピール
柑橘を想わせるビタミンカラーに、ぱっと明るい白を組み合わせるとフレッシュさを印象付けることができます。見本のようなまろやかな白なら上品さが両立でき、ぱきっとした白なら軽やかさが倍増します。
「グレー」でスタイリッシュに着こなして
黒と白の中間色であるグレーを合わせれば、オレンジニットを都会的に着こなすことができます。スタイリッシュさを添え、大人顔にまとめて。
「ベージュ」で落ち着いた上品ルックへ
しなやかさを備えたベージュ合わせなら、オレンジニットも落ち着いて上品な印象に整います。反対にオレンジは、ニュートラルなベージュに明るい表情をプラスしてくれるという相互作用があります。
「ブラウン」でぬくもりたっぷりに
ゆらゆら揺れる暖かな暖炉のようなオレンジに、暖色であるブラウンを合わせるとぬくもりたっぷりに。俳優、歌手のアマンダ・ホールデンのように、オレンジを大胆に活用すればほっこりして見える心配もありません。
「カーキ/グリーン」でナチュラルにまとめて
柑橘の果実と葉っぱを連想させる、オレンジとグリーン系のナチュラルな組み合わせ。見本のようなカーキ合わせなら、程よく辛口な雰囲気にまとまります。グリーンはパステルやダークトーンなど、色味を変えることで表情の変化を楽しんで。
「ネイビー/ブルー」で爽やかさをまとう
ポジティブなオレンジニットに、ネイビーやブルーといったブルー系カラーを組み合わせることで爽やかな面持ちへ。ソーシャライトのオリヴィア・パレルモは、ネイビーでリンクしたワンピースとブーツのノーブルルックに、効かせカラーとしてオレンジニットを加え、メリハリを実現しました。
「カラー」でチアフルな着こなしへ
思い切ってカラーアイテムを組み合わせ、明るくチアフルな雰囲気を楽しむのもリコメンド。カラー×カラーは難しい… という場合には、見本のように小物で取り入れるとぐっとチャレンジしやすくなります。
「パンツ」でスタイリッシュに着こなして
視線を惹きつける華やかなオレンジニットは「パンツ」合わせでスタイリッシュに着こなしましょう。鮮やかカラーをバランスよく着こなす方法を解説します。
ベージュパンツでまろやかに
鮮やかオレンジのプルオーバーは、フィット感のあるリブニットでキレイを両立。ベージュパンツを合わせれば、柔らかさが加わって上品にまとまります。手元に水色バッグを迎え、キャッチーにきめて。
ちらっと肌見せして抜け感を宿す
鮮やかなオレンジニットプルオーバーに黒を合わせたシックな着こなし。ハーフパンツとロングブーツでちょこんと肌見せすれば、ちょうどいい抜け感を宿すことができます。
ネイビースーツでノーブルにまとめて
オレンジニットプルオーバーとイエローパイソン柄ローファーの組み合わせがトゥーマッチにならないのは、ノーブルなネイビースーツを合わせているから。ノーカラージャケットとスリムなハーフパンツのワンツーで、すっきりと見せて。
モノトーンをリズミカルに仕上げる
クロップド丈が新鮮な淡いグレーのトップスに、チャコールグレーのパンツを合わせメリハリをプラス。オレンジで統一した肩掛けニットとサンダルで、無彩色の装いにポジティブムードをミックス。
淡いオレンジなら柔和な面持ちに
フレッシュな印象のオレンジも、こんなパウダリーなオレンジなら柔らかさが加わって上品に着こなせます。フィット感のあるノースリーブリブニットとストレートパンツで、Iラインを描くと淡いカラーでもぼんやりしません。白黒を小気味よく散らし、立体感を獲得。
シンプルが絵になる色の力
ニットプルオーバーとデニムパンツのシンプルワンツーも、オレンジとブルーの鮮やか配色でマンネリを解消。ルーズにならないシルエットを意識すると、カジュアルの中に品の良さを両立させることができます。総柄のバッグとフラットサンダルがメリハリに貢献。
「スカート」スタイルをキレよくまとめる
フェミニンな印象の「スカート」スタイルは、ぱっと目を引くオレンジニットを合わせることでキレよく着こなして。華やかオレンジが映える着こなしをピックアップしました。
カラー×カラーもポップになりすぎない
透明感のある淡いミントグリーンのスカート合わせなら、オレンジニットプルオーバーと組み合わせカラー×カラーにしてもトゥーマッチになりません。足元には白スニーカーを持ってきて、軽快さを強調。引き締め役は、黒ではなく濃いグリーンのバッグを指名し、統一感をもたせて。
黒レザースカートでモードに着こなす
フィット感のあるタートルネックトップスに、Aラインスカートを合わせたきれいめコーディネート。鮮やかオレンジと黒レザーでモードにきめて。トリカラーのブーツがさらなるモダンさに貢献してくれます。
チェック柄ブラウンスカートでぬくもりアップ
温度を感じるオレンジニットには、トラッドなブラウンのチェック柄スカートがお似合い。オフタートルニットなので、スカートはタイトシルエットを選びメリハリシルエットを描いて。鮮やかイエローのボディバッグで、遊び心をひとさじ。
ニアリーカラーで繋げばまとまりが良くなる
一見難しそうなオレンジのニットトップスとスカートの組み合わせも、片方の色味をくすみトーンにすれば彩度が抑えられ、上品にきまります。繋がりの良いブラウンやキャメルの小物を加え、調和を取って。
ブライトカラーに黒を合わせて
ダンサーのチャーリー・ダミリオは、チアフルなイエローのシャツとサテンミニスカートの組み合わせに、オレンジニットプルオーバーをレイヤードしてプレイフルに。重厚感のある黒小物を添えることで、スタイリッシュさを共存させて。
パステルカラーの総柄スカートでぐっと華やぐ
キャッチーなオレンジニットプルオーバーに、パステルカラーの総柄フレアスカートを合わせ華やかさを実現。印象が柔らかなパステルカラー、そして親近感のあるゆったりオレンジニットなら華美になりすぎる心配もありません。
「アウター」を重ねて立体感アップ
ここからは、オレンジニットに「アウター」をプラスした着こなし例をご紹介します。立体感をアップさせながら、オレンジニットの着回し幅を広げてみてくださいね。
黒のなかで1点のオレンジがよく映える
ニット以外全て黒で統一することで、オレンジの鮮やかさをより引き立てて。緊張感のある強い配色ながら、ゆったりとしたオフタートルニットトップスならちょうどいい親近感を授けることができます。
ウールコートとレザーバッグでクラスアップ
鮮やかなオレンジのタートルネックトップスに、ライトブルージーンズを合わせ色の抑揚をつけて。スニーカーを迎えカジュアルルックを作ったら、ベージュのウールコートとブラウンレザーバッグを重ね、クラスアップしながらテイストミックススタイルへと誘導。
効かせるオレンジでクラシカルルックを無難にさせない
ベージュトレンチコートに黒スラックスを合わせたクラシカルな装い。オレンジニットで鮮度を宿し無難になるのを防止しつつ、カラーをコートの袖元からも覗かせるとリズムが宿って単調さを回避することができます。
オレンジを基調として表情を明るく灯して
ケーブルニットとチェスターコートをオレンジで統一し、表情を明るく華やかに灯していた俳優、歌手のアマンダ・ホールデン。くすみオレンジのハンドバッグとベージュパンプスで上品に整えたら、ブルーデニムパンツで程よく外すとこなれた印象に仕上がります。
寒色×暖色でメリハリを意識
ブライトオレンジのニットプルオーバーに、白デニムパンツを合わせ生き生きと。そこにネイビーのボアコートを重ねれば、寒色×暖色になり高いメリハリを確保することができます。メタリックのブーツでスタイリッシュさをひとさじ。
小さなオレンジでさりげない華やかさをプラス
ベージュとブラウンを基調とした上品ルックは、レザー素材のスカートとブーツを合わせることでスパイスをミックスするとほっこりしません。インに仕込んだプルオーバーとショルダーバッグをオレンジで統一し、さりげない華やかさを手に入れて。
カラーを散らしてファッションを楽しむ
ぱきっとしたオレンジニットトップスに、ペールグリーンのステンカラーコートとパステルイエローパンツを合わせ高揚感の漂うカラーコーディネートへ。さらに柄スカーフや小物もカラーを選んでポジティブな面持ちへ。淡い色を基調としているので、印象がきつくなる心配もありません。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香