雑誌『Precious』4月号では、創刊20周年特別企画として、愛してやまない「エルメス」の魅力をあますところなくご紹介しました。
今回は、特集「イノベーションを愛する『エルメス』のアンテナ」より、自由で創造力豊かなエスプリと共に時代の変化を楽しむ「エルメス」の、新しい創造へと向かうメゾンのビジョンをご紹介。
ここでは、サステイナビリティをテーマに誕生した『プティ アッシュ』や、国際馬術大会「ソー・エルメス」についてお届けします。
【petit h】素材のポテンシャルと自由なアイディアが融合した『プティ アッシュ』で新しい息吹を!
再創造やサステイナビリティをテーマに、2010年に誕生した『プティ アッシュ』。馬具やレザー、陶器まで、さまざまなアトリエから渡ってきた、使われなかった素材に再び息吹をもたらし、遊び心に溢れたオブジェを生み出していきます。
『プティ アッシュ』は、完成図よりも先に、素材との出合いから始まります。直感的なアイディアを大切とし、誰も想像しなかったオブジェができ上がることもしばしば。「逆さまのクリエイション」とも呼ばれるオブジェは、数に限りがあるものが多く、どんな『プティ アッシュ』に出合えるかも楽しみのひとつに。
『petit h』はすべて小文字で表すことにもこだわりが隠されています。「小さなh」と呼ぶことで、新芽や若葉のような、成長の可能性を秘めた存在であることを意図しているのです。
【Saut Hermès】パリの中心地で開催される国際馬術大会「ソー・エルメス」が馬具づくりの進歩を叶える
パリのグラン・パレ・エフェメールにて行われる、国際的な障害飛越競技大会「ソー・エルメス」は、馬の躍動と「エルメス」の馬具製品の魅力を直に楽しめるスポーツの祭典。大会期間中には20か国から75人以上のライダー、130頭以上の馬が一堂に集まり、コースで技術を競い合います。馬具工房としてのルーツをもつメゾンにとって、乗馬コミュニティが一体となるイベントをパリの街で開催することは、このうえない喜びであり価値のあること。
2010年から始まり、2024年で通算14回を迎えたイベントは、フランス語で「飛躍する」という意味の「ソー」が冠されたように、鞍をはじめとした馬具製作の進歩も担っています。「ソー・エルメス」を通して、人間の進化に寄り添ってきた馬に敬意を払い、人と馬との新たな関係を築き上げています。
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- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、安村 徹(Precious)