「敬重」ってなんと読む?「けいじゅう」と読まないように!
明日、4月11日は『メートル法公布記念日』です。1921(大正10)年のこの日、それまで日本で使われていた「長さ」「主さ」の単位を、「尺貫法」から、世界的な「メートル(m)とキログラム(kg)を基本とする10進法の計量単位体系(メートル法)に替える改正度量衡法が公布されました。しかし、新たな単位が普及するまでには時間がかかり、完全実施されたのは1959(昭和34)年…と、公布から38年もの年月がかかりました。ということで本日は「長」「重」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「長ける」ってなんと読む?
「長ける」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ある方面に優れている」「盛りの時期、状態になる」「盛りの時期、状態を過ぎる」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「先輩は昔から、弁術に長けた方でした」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 長ける(た-ける) です。
「長」という字は「長所」という言葉があるように、「優れている」という意味も内包しています。例文のように「弁術に長ける」と言えば、「弁術に優れている。弁術が上手である」という意味です。また、「長」は「最上位」も意味することから、「長ける(た-ける)」が「盛りの時期、状態」という意味でも使われます。
さて、2問目は「重」という字の入ったクイズです。
【問題2】「敬重」ってなんと読む?
「敬重」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「敬い重んずること」という意味の言葉です。
<使用例>
「この功績は、彼のはたらきなしには実現できなかったのですから、もっと敬重するべきでしょう」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 敬重(けいちょう) です。
「尊重」「丁重」など、「重」を「重んじる。大切にする」という意味で使う熟語には、「重」を「チョウ」と読む例が多く、「敬重(けいちょう)」もその類の言葉です。フォーマルなシーンで登場しやすい言葉ですので、正しく読めるようにしましょう。
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本日は、4月11日『メートル法公布記念日』にちなんで、「長」「重」という字の入った日本語から、
・長ける(た-ける)
・敬重(けいちょう)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/東京新聞TOKYO Web/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱