【目次】

【「よい風呂の日」とは?意味・由来を簡潔に解説】

■いつ?

「よい風呂の日」は4月26日に制定された記念日です。また、正式名称は「日本入浴協会・よい風呂の日」です。

■「意味」は?

「よい風呂の日」は、入浴を推奨するだけでなく、入浴習慣の価値を見直し、健康的な生活を促進することを目的としています。家族や大切な人とのふれあいを深め、心身ともに健やかな生活を送ることを目的に、より多くの人に楽しい“お風呂時間”を過ごしてもらうことを目的としています。

■「由来」は?

日付の由来は、みなさんお察しの通り、語呂合わせ「よ(4)い風呂(26)」からきていますよ。覚えやすいですね!

■「誰が」決めたの?

日本入浴協会が、正式名称「日本入浴協会・よい風呂の日」として制定し、日本記念日協会によって、2022年4月に認定・登録されています。

ちなみに、日本入浴協会は風呂に特化した専門団体です。日本初で唯一のお風呂の入り方に特化した検定・資格である「入浴検定」を開催しており、健康、美容、ダイエットに関する知識はもちろん、泉質や歴史、予防医学や伝統医療の知識を学び、生活に役立つ知識を取得することができます。


【入浴の基本〜知っておきたい効果と正しい入り方】

日ごろから健康的な生活について関心をもっている人であれば、入浴を「単に体を洗うこと」と捉えている人は少ないはず。実際、バスタイムは身体の機能を整える「メンテナンスの時間」としてかなり有効とされています。ここでは、入浴がもたらす3つの物理的作用について解説しましょう。

■入浴の3大効用

温熱作用

全身を温めることで血管が広がり、血流が改善される、また、新陳代謝が活発になり、体内の老廃物や疲労物質の排出を促すとされています。

静水圧作用

お湯に浸かることで体に水圧がかかることはご存知ですね? これは効能的には、天然のマッサージを受けているような状態です。下半身に溜まった血液やリンパの流れを助け、むくみの解消に役立つとされています。

浮力作用

水中では浮力によって、体重が実際の約9分の1程になるといわれています。重力から解放されることで筋肉の緊張が解け、心身ともに深いリラックス状態へ。

■美と健康のための「正しい入浴法」

入浴から得られる効果を最大限に引き出すためには、基本的なルールを守ることが大切。ポイントは、「温度」と「時間」です。

温度設定は40℃前後

少しぬるいかな…と感じる程度の温度が、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせてくれるといわれています。一方、42℃以上の熱すぎるお湯は、交感神経を刺激して体が緊張してしまうため、入浴でのリラックス効果は得にくいそう。

時間は10〜15分

入浴時間は、一般的には額にうっすらと汗をかく程度が目安。長湯は肌の乾燥を招いたり、心臓に負担をかけることが。

肩まで浸かる全身浴を

お湯に肩までしっかり浸かることで静水圧作用を全身に受け、温熱効果を均一に得ることができるとされています。半身浴(腹部までを湯船につけ、約40℃のお湯で30分ほど汗をかく程度に入浴する)でも、良質な睡眠を得る効果が認められていますので、眠る前、ゆっくりお風呂に浸かりたいときには半身浴でも。


【よい風呂の入り方〜心身を整える入浴習慣のポイント】

「正しい入浴法」をマスターしたあとは、それをどのように日常のルーティーンにしていくかを考えてみましょう。

眠りの質を左右するのは「入浴のタイミング」

深い眠りにつくためには、一度上げた深部体温が下がり始めるタイミングで布団に入ることが理想的。私たちの体はお風呂から上がってから約90分かけて体温が下がっていきます。この過程で、自然な眠気が訪れるんですよ。つまり、逆算すると、就寝の90分前の入浴がベスト。毎日、眠りたい時間から逆算してバスタイムをセットすることで、自律神経が整い、翌朝の目覚めが驚くほど軽やかに。

バスタイム前後のルーティーン

入浴の前後を含めた一連の流れをルーティーンにすることで、その効果はさらに高まります。

1)入浴中は意外と多くの水分が失われます。お風呂に入る前と後に、常温の水やハーブティなどーを一杯飲むことが推奨されています。

2)お風呂上がりは肌の水分が蒸発しやすいため、できれば入浴直後、浴室の湿気が残っているうちに、その場で保湿ケアを行うのが効果的といわれています。

■ちょっとした「演出」も有効

照明を落とす

浴室の電気を消して、脱衣所の明かりだけにしたり、キャンドルを活用したりすることで、脳は休息モードに。ちょっとした「非日常」も楽しめますよ。

アロマオイルを使い分けて

「リフレッシュしたい」あるいは「癒やされたい」など、その日の気分に合わせた入浴剤やエッセンシャルオイルを選べるといいですね。深い呼吸とともに香りを楽しんで。

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日本入浴協会によれば、200国近くある世界の国々のなかで、毎日のように温かいお湯が入った浴槽に浸かる習慣をもっている国は日本だけなのだそうです。そして、こうした入浴文化は、日本人の暮らしや健康意識とも深く結びついているといわれています。

また、入浴習慣はリラックス効果や睡眠の質の向上など、心身にさまざまな良い影響をもたらすとされています。いつもは忙しくてシャワーで済ましてしまうという人も、「よい風呂の日」には、いつもより時間をかけて、ゆったりとお風呂を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料:『デジタル大辞泉プラス』(小学館) /日本入浴協会 /三島市「バスクリンのお風呂博士に聞く! 健康に役立つ「お風呂のコツ」 /日本浴用剤工業会/一般社団法人日本記念日協会/厚生労働省「快眠と生活習慣」 :