政宗公の宴を追体験!「伊達な宴」で宮城の地酒と歴史を楽しむ

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現在23施設を展開している星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」

星野リゾートが展開する温泉旅館ブランド「界」は、全国に23施設。どの施設も、各地の温泉とともに地域ならではの歴史や文化を味わうことをコンセプトにしており、その地域ならではのおもてなし「ご当地楽」を提供しています。

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「界 秋保」のご当地楽「伊達な宴」

2024年4⽉25⽇、宮城県・秋保温泉に開業した「界 秋保」では、ゆかりある武将・伊達政宗公が築いた粋な文化に着想を得たご当地楽「伊達な宴」を開催。

戦国時代の名将として知られ、初代仙台藩主となった政宗公は、海外の文化を取り入れる国際性や斬新さで名高い一方、武士の礼儀や伝統を重んじた粋な文化人でもありました。⽴ち居振る舞いから⼿紙の書き⽅、⾹道の嗜みなどに加えて、酒席の⼼得も⼤切にしていたといわれています。

「伊達な宴」では、宮城の地酒を、伝統工芸品「堤焼」の酒器とともに提供。お酒を片手に歴史に耳を傾け、まるで当時の宴に参加しているかのような気分を味わうことができます。

軍旗をモチーフにした空間で歴史に思いを馳せる

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宴が催される「ご当地楽」専用の空間

宴が催されるのは、「勝⾊(かちいろ)」と呼ばれ武⼠の間で縁起がよいとされてきた濃い藍⾊に、政宗公の軍旗をイメージした⾦の太陽のモチーフがあしらわれた、ご当地楽専⽤の部屋。政宗公の水玉模様の陣羽織にちなんだ羽織に袖を通し部屋に集えば、宴の始まりです。

政宗公は、心を許し合う者同士がふさわしい場所で酒と肴を楽しむことで人生を豊かにすると考えており、自ら鼓を叩いたり飲食を振る舞ったりして客人をもてなしていたといわれています。そんな史実やエピソードを知りながら、歴史に思いを馳せるひとときを過ごすことができます。

宮城の地酒を工芸品の酒器と共に味わう

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宮城の地酒が「堤焼」の酒器で振る舞われる

城内に職人を招いて酒を作らせたという逸話があるほど、酒を愛した政宗公。彼が拠点とした宮城は日本有数の米どころであり、藩主から酒造りを許されて始まった歴史ある酒蔵をはじめ、現在も多くの酒蔵が存在しています。

「伊達な宴」では、仙台藩にゆかりある地酒を参加者同士で注ぎ合い、当時の方法にならって乾杯をします。体験を彩るのは、江戸時代から続く伝統工芸品「堤焼(つつみやき)」の酒器です。酒席を通じて人との縁を大切にしたという⼼に触れ、他の参加者との新たな出会いを楽しみながら、豊かな時間を過ごすことができます。


仙台藩の歴史と文化を味わう「伊達な宴」は、通年での開催。お酒を召し上がらない方には甘酒が提供されます。豪奢な空間で、味のある酒器と共に地酒とご当地のおつまみを楽しむ宴に、ぜひ参加してみてください。

問い合わせ先

界 秋保

TEL(界 予約センター):050-3134-8092

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