「意中(いちゅう)」という言葉の意味は?正しく理解していますか?

明日・7月2日は『真ん中の日』という記念日です。1年365日を、1月1日から数えても、12月31日から数えても183日目の、ちょうど真ん中にあたる日になります。…ということで、本日は「中」という字の入った日本語のクイズをお送りします。

【問題1】「意中」ってどういう意味?

「意中(いちゅう)」という日本語の意味として正しいものを、次の選択肢の中から選んでください。

1:心の中の考え

2:好感を感じていること

3:恋愛感情を抱いていること

「意中(いちゅう)」の意味として正しいのはどれ?
「意中(いちゅう)」の意味として正しいのはどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1:心の中の考え です。

「意中の人」と言えば、「恋愛感情を感じている相手」のことですが…
「意中の人」と言えば、「恋愛感情を感じている相手」のことですが…。

「意中(いちゅう)」という言葉そのものは「心の中の考え」という意味ですが、「意中の人」と言えば「恋愛感情をもっている相手」を指しますよね。これは、「いつも心の中で思っている人=恋愛感情をもっている人」という、意訳的な表現なのです。「意中(いちゅう)」という言葉そのものは、特定の感情を意味する言葉ではありませんので、お間違えのないように。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「生中」ってなんと読む?

「生中」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:昨今では「中ジョッキの生ビール」を、同じ表記で「生中(なまちゅう)」と呼んだりしますが、出題は古来の日本語です。

<使用例>

「あの方はこの分野に精通していらっしゃるから、生中な知ったかぶりをすると、恥をかくわよ」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 生中(なまなか) です。

「生半」とも表記し、意味は「なまはんか」「なまじっか」などです。

「生中」でビールを連想するのも、現代的には致し方ない気がいたしますが(笑)、「生中(なまなか)」という古来の日本語も、現代でも使われている言葉ですので、大人として、留め置いておきましょう。

*** 

本日は、7月2日『真ん中の日』にちなんで、

・意中(いちゅう)…心の中の考え

という本来の意味と、

・生中(なまなか)

という日本語の読み方などをおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱