「不足前」ってなんと読む?「ふそくまえ」ではありませんよ!

明日・7月5日は、7月の第一金曜日、『アペロを楽しむ日』という記念日です。「アペロ」とは、食前酒を意味する「アペリティフ」の略語。夕食前につまみをお供に、軽くお酒を飲みながら家族や友人とおしゃべりを楽しむ…というフランスの習慣を取り入れ、生活に彩りを…というコンセプトだとか。日付は、屋外でのアペロも気軽に楽しめる夏の幕開けである7月の休前日、ということで、第一金曜日が選ばれました。アペロの習慣、ぜひ取り入れてみたいですね。ということで、本日は「食前酒」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。

1問目はまず「前」という字の入ったクイズから。

【問題1】「不足前」ってなんと読む?

「不足前」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「不足分。また、不足を補充する分。足し前」という意味の言葉です。

<使用例>

「チーズを何種類か常備しておくと、急なお客さまがあっても、ひとまず不足前になって便利よ」

かな5文字です。
かな5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 不足前(たらずまえ) です。

古い言い回しでは「たらずまい」とも言いますが、一般的には「たらずまえ」です。
古い言い回しでは「たらずまい」とも言いますが、一般的には「たらずまえ」です。

「不足」を「足らず」と漢文的に読む熟語です。「不知火(しらぬい)」「不来方(こずかた)」など、日本語にはいくつか、「不」を漢文的に読む慣用読みがございますね。「不足前(たらずまえ)」の「前」は、「一人前」「二人前」と同じ使い方で、「割り当てる量」「水準に達していること」を表しています。

さて、2問目にまいります。

【問題2】「撮み」ってなんと読む?

「撮み」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「アペロ」のお供です。

<使用例>

「アペリティフのカンパリソーダに合うように、お撮みはオリーブと生ハムを用意したわ」

「○○み」。
「○○み」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 撮み(つま-み) です。

「撮」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「撮み」という読み方、ご存知でしたか?「つまんで食べられる簡単な酒の肴」、「つまむこと。また、つまんだ量」「つまんで持つように器具などに取り付けた部分」…これら、すべて「撮み(つまみ)」という表記で表せます(「摘み(つま-み)」も同義です)。

*** 

本日は、7月5日『アペロを楽しむ日』にちなんで、

・不足前(ふそくまえ)

・撮み(つまみ)

の日本語の読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱