「醇味」ってどんな味?

明日・7月25日は『うま味調味料の日』です。1908(明治41)年、東京帝国大学(現在の東京大学)の池田菊苗(きくなえ)博士が「グルタミン塩酸を主成分とする調味料製造法」で特許を取得した日にちにちなんだ記念日で、うま味調味料についての正しい見解と、そうした調味料の普及を目的としています。池田博士は、昆布だしのおいしさの素がグルタミン酸であることを突き止め、この味を「うま味」と名付けた人です。そして、「うま味」を、家庭で手軽に使えるように…と開発されたのが「うま味調味料」なのです。ということで、本日は「うま味」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。

【問題1】「醇味」ってどういう味?

「醇味(じゅんみ)」とは、どんな味のことでしょうか?次の選択肢の中から正しいものを選んでください。

1:美酒の味

2:発酵食品の味

3:蜂蜜の味

「醇味」とは、もともとどんな味のこと?
「醇味」とは、もともとどんな味のこと?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1:美酒の味 です。

「醇味」は「水で薄めない、こくのある酒の味」を意味する言葉です。
「醇味」は「水で薄めない、こくのある酒の味」を意味する言葉です。

「醇」の字の意味は「混じり気のない酒」「混じり気がない」「濃い」です。「醇味(じゅんみ)」は、もともと「混じり気のない濃厚な味」を意味する言葉ですが、発展して「おいしい酒」という意味で使われることもございます。

さて、「うま味」は「旨味」とも表記しますね。2問目は「旨」という字の入ったクイズです。

【問題2】「大旨(○○○○)」ってなんと読む?

「大旨」の、かな4文字の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「大旨(だいし)」と読むと「文章・論説などの、おおよその趣旨」という意味です。かな4文字で読む言葉は、同義語ではありませんが、似た意味で使われます。

<使用例>

「今回いただいたご提案について、大旨(○○○○)了承いたしますが、いくつか確認させてください」

「大」も「旨」も常用漢字の読みかたですよ!
「大」も「旨」も常用漢字の読み方ですよ!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 大旨(おおむね) です。

「概ね」とも表記します。

「大旨(おおむね)」は、文章・論説に限らず「だいたいの趣旨。あらまし」という意味で使われる言葉です。

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本日は、7月25日『うま味調味料の日』にちなんで、

・醇味(じゅんみ)

の意味と、

・大旨(おおむね)

の読み方などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱