わずか数cm四方の小さな時計の中に宿る、つくり手の情熱と物語は伝統と革新をつないできた時計づくりの軌跡であり「奇跡」そのもの。だからこそ、じっくりと時間をかけて育まれたクリエイションはこんなにも美しく、エモーショナルで、私たちの心を揺さぶるのです。

雑誌『Precious』9月号では、【「新作時計」が生む感動のスペクタクル】と題して、全27ブランド・32本の魅力を総力レビュー! 燦々たるジュエリーウォッチから進化を遂げるラグジュアリースポーツウォッチまで、今年発表された新作から厳選してご紹介しました。

今回はその中から、フェミニン、スタイリッシュに進化したブライトリング『クロノマット 32   ジャパン リミテッド』とヴィンテージライクなGMTモデル、チューダー『ブラックベイ 58 GMT』の魅力をお伝えします。

「新作時計」が生む感動のスペクタクル

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左/『クロノマット 32 ジャパン リミテッド』¥1,061,500 ●ケース:SS×DIA ●ケース径:32mm ●ストラップ:SS ●クオーツ(ブライトリング・ジャパン)
右/『ブラックベイ 58 GMT』¥613,800 ●ケース:SS ●ケース径:39mm ●ストラップ:ラバー ●自動巻き(日本ロレックス / チューダー)

【ブライトリング】プロのための計器がフェミニンにスタイリッシュに進化

日本限定50本となるリミテッドモデル。ブラックマザー・オブ・パール文字盤が奥ゆかしくも豊かな表情を紡ぎ出す。モノトーンのシックな色使いのなか、ゴールドのロゴが12時位置に輝く。温度補正機能付きかつ高精度を誇る、ハイスペックの「スーパークォーツ(TM)」ムーブメントを搭載。 

『クロノマット』は航空時計の名手として名高い「ブライトリング」のシンボルともいえる人気コレクション。1984年にイタリア空軍のアクロバットチーム「フレッチェ・トリコローリ」のために開発されました。

そして2020年、初のレディスモデルが登場して話題に。最新作では日本限定のブラックマザー・オブ・パール文字盤を採用。筒状のリンクを連ねた象徴的なルーローブレスレットはそのままに、ベゼル部分に54個のダイヤモンドをセット。ラグジュアリーな趣を極めました。プロフェッショナルな機能美を小型化し、さらにフェミニンに仕立てたベストバランスが、どんなスタイルにも合わせやすい。

【チューダー】旅の夢に溢れたヴィンテージライクなGMTモデル

1940~60年のミッドセンチュリーの黄金時代の旅をイメージさせる新作GMTウォッチ。スイス連邦計量・認定局(METAS)の厳格なテストをクリアし、精度や防水性、パワーリザーブをはじめとする日常生活での確かな性能と高耐磁性を保証する。金曜の夜に外しても月曜の朝まで動いている約65時間のパワーリザーブも使い勝手がいい。

かつて「ビッグクラウン」と呼ばれた、1958年のダイバーズのDNAを継承する『ブラックベイ 58』コレクション。その最新作としてGMTモデルが登場しました。

小ぶりなプロポーションやアイコニックなスノーフレーク針、バーガンディとブラックに彩られたゴールドプレートリング…。ヴィンテージ感漂うデザインがジェンダーレスな佇まいを約束します。まさに多様化する新時代の女性たちにふさわしい一本。

それでいてこのGMTモデルは、2021年に「チューダー」が初めて取得したマスタークロノメーター認定ムーブメントの系譜に連なるモデルです。その確かなパフォーマンスが、新たな旅の夢を叶えてくれるはず。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、SS=ステンレススティール、DIA=ダイヤモンドを表します。

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PHOTO :
池田 敦(CASK)
STYLIST :
関口真実
EDIT&WRITING :
安部 毅、安村 徹(Precious)