「兼々」ってなんと読む?「けんけん」ではありませんよ!
明日・9月9日は、『九九の日』『ワクワクの日』『グーグーの日』など、複数の、くり返し言葉を用いる記念日に制定されています。ということで本日は「繰り返し言葉」に関する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「兼々」ってなんと読む?
「兼々」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「以前から。あらかじめ」という意味の言葉です。
<使用例>
「いつかこの地を訪問してみたいと、兼々願っておりました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 兼々(かねがね) です。
「兼ねる」は、「ふたつ以上のはたらきを併せもつ」という意味で使われることが多いですが、「予想する。予定する」という意味もございます。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「云々」ってなんと読む?
「云々」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「以下略」「とやかく言うこと」「言うに言われない事情」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「うちの弟なら、ゆうべ“明日は渋谷に行って云々…”とか言ってたような…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 云々(うんぬん) です。
「云」は音読みで「ウン」と読み、これが重なってうしろの読み方が音変化したのが「云々(うんぬん)」です。意外とよく見かける表現ですので、読めるようにしておきたいですね。
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本日は、9月9日にちなんで、「繰り返し言葉」に関する日本語から、
・兼々(かねがね)
・云々(うんぬん)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱