「千五百秋」ってなんと読む?「せんごひゃくあき」ではありませんよ!

明日・9月22日は、令和6年の『秋分の日』ですね。秋分の日は、秋のお彼岸の中日でもあり、「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」ともされております。連休中、お墓まいりに行かれない方も、心の中で先人たちに思いをはせてみてはいかがでしょうか? ということで本日は「秋」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「千五百秋」ってなんと読む?

「千五百秋」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「限りなく長い年月」という意味です。

<使用例>

「この日を待って千五百秋、ようやく念願の旅行に来られたわ!」

かな5文字です。
かな5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 千語百秋(ちいおあき) です。

「五百(いお)」や「八百(やお)」は「大きな数」の定番的表現です。
「五百(いお)」や「八百(やお)」は「大きな数」の定番的表現です。

「一日千秋」という四字熟語にもあるように、「秋」は慣習的に「長い時間」の意味で使われます。その「秋」が「千五百(ちいお)」も巡る…ということは、「永遠のような長い年月」ということです。しゃれた美しい古来の日本語ですので、「千五百秋(ちいおあき)」、ここぞという時に使ってみてはいかがでしょうか?

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「秋味(あきあじ)」ってどんな魚?

一般名詞で「秋味(あきあじ)」と呼ばれる魚の種類として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:サンマ

2:シャケ

3:スズキ

「秋味(あきあじ)」と呼ばれる魚はどれ?
「秋味(あきあじ)」と呼ばれる魚はどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 2:シャケ です。

秋に産卵のために河川をのぼってくる鮭、また、塩鮭を言う言葉です。

「秋味(あきあじ)」は、「秋を代表する味」という意味の言い回しで、秋に河川をのぼる鮭を指す言葉です。現在は冷凍技術の進歩や輸入もあって、一年中食べられますが、本来鮭は、季節感を感じられる魚だったのですね。イクラがとれるのもこの時期です。

*** 

本日は、9月22日、令和6年の秋の『秋分の日』にちなんで、「秋」という字の入った日本語から、

・千五百秋(ちいおあき)

の読み方と、

・秋味(あきあじ)=シャケ

という豆知識をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/国立天文台ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱