「東司(とうす)」ってなんのこと?いろいろな呼び名がある場所です!

明日、10月3日はドイツ統一の日です。1989(平成元)年の11月9日、28年もの間、ドイツを東西に分けていたベルリンの壁が崩壊し、翌1990年のこの日に東西ドイツが45年ぶりに再統一。現在のドイツ連邦共和国が誕生しました。ということで、本日はまず「併」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「併し」ってなんと読む?

「併し」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:逆接の接続詞で「けれども。そうではあるが」という意味です。

<使用例>

「赤は華やかでよいが、併し、黒の渋さも捨てがたいな」

「○○し」。
「○○し」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 併し(しか-し) です。

「併」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読みかた)です。
「併」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「しかし」は現在はほとんど、ひらがなで書かれることが多いですが、漢字表記は「併し」「然し」です。過去の文献を振り返る際などには頻出する言葉ですので、大人の知識として覚えておくとよいですね。

さて、2問目は「東西」の「東」という字の入ったクイズです。

【問題2】「東司(とうす)」ってなんのこと?

「東司(とうす)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:トイレ

2:宝物殿

3:台所

「東司(とうす)」とは何のこと?
「東司(とうす)」とはなんのこと?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1:トイレ です。

トイレを意味する日本語には、さまざまな表現がありますね。

「東司(とうす)」とは、「厠(かわや=トイレ)を守る神」の名で、転じて、禅寺で「トイレ」の通称として使われる言葉です。お寺で「東司」という表記を見かけたら、「トイレ」のこと、と覚えておきましょう。

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本日は、10月3日、東西ドイツが統一された日にちなんで、「併」「東」という字の入った日本語から、

・併し(しか-し)

の読み方と、

・東司(とうす)=トイレ

という豆知識、言葉の背景などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/ドイツ外務省ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱