「若しも」ってなんと読む?「わかしも」ではないですよ!

明日、11月14日は『アンチエイジングの日』です。日付は11(いい)14(とし=齢)の語呂合わせで、生活習慣病に対する予防医学の定着や、年齢を重ねても若々しさを保ち続ける方法をより多くの人に知ってもらう…という目的で制定されました。10年後、20年後の自分をつくるのは現在の自分ですから、記念日を機に、ぜひ向き合ってみてくださいね。ということで、本日は「若」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「若しも」ってなんと読む?

「若しも」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「まだ現実になっていないことを仮に想定する語」です。

<使用例>

「若しも当日、雨が降ってしまった場合の動き方も、シミュレーションしておきましょう」

「○しも」。
「○しも」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 若しも(も-しも) です。

「若」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読みかた)に「若し(もし)」がございます。
「若」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)に「若し(もし)」がございます。

「若」は漢文によく登場する字でもあり、「若(も)し」「若(も)しも」などは、その際の副詞の役割からきた読み方・言葉です。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「常若」ってなんと読む?

「常若」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「いつまでも若々しいこと。また、そのさま」という意味です。

<使用例>

「奥様は、いつお会いしてもお変わりない、常若の美しさをお持ちですよね」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 常若(とこわか) です。

「常夏(とこなつ)」などと同じように「常」が使われている熟語です。

「常」の字には「常に変わらない」という意味もございます。「常若(とこわか)」は、まさに、アンチエイジングの成功例をそのまま表したような熟語ですね。

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本日は、11月14日『アンチエイジングの日』の豆知識をお送りしながら、「若」という字の入った日本語から、

・若しも(も-しも)

・常若(とこわか)

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

 

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱