「口伝」の読み方、「○○○」と「○○○○」、両方読めますか?
明日、12月10日はノーベル賞の授賞式です。今年は、ノーベル平和賞に、日本の団体・日本原水爆被害者団体協議会(以下、日本被団協)が選ばれました。日本被団協の代表委員・田中煕巳さん(92歳)はじめ、31名の被爆者と被爆2世がノルウェーの授賞式へ向かわれています。現地では演説や証言も行う予定で、原爆被害の実相を伝える事で、世界中の核兵器をなくすための活動や運動につながるように…と、期待を寄せられています。本日は「伝」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「口伝」ってなんと読む?
「口伝」の、かな3文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「言葉で伝えること」「奥義を伝えた書物」などを意味する言葉です。
<使用例>
「子どものころから、祖父母の口伝(○○○)で、当時の様子を聞いて育ちました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 口伝(くでん) です。
「口伝」の音読みは「くでん」ですので、お間違えのないように。
続けて2問目にまいります。
【問題2】「口伝」ってなんと読む?
「口伝」の、かな4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人から人へ言い伝えること」です。
<使用例>
「その噂でしたら、複数の方から口伝(○○○○)で聞きました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 口伝(くちづて) です。
「口伝」には「くでん」と「くちづて」という読み方があり、似た言葉ではありますが、微妙な読み分けが必要です。ふたつの読み方の可能性を意識しておきましょう。
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本日は、12月10日、ノーベル賞授賞式の話題にちなんで、「伝」という字の入った日本語から、
・口伝(くでん)
・口伝(くちづて)
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/NHKホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱