「蟻走感」ってなんと読む?「ありばしりかん」ではありませんよ!
本日、明日にかけて行われる箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は、新年の風物詩のひとつですね。最初に行われたのは、なんと1920(大正9)年と、大変歴史のあるレースで、当時のマラソン関係者たちの「世界に通用するランナーを育成したい」という強い思いが原動力となって創設された…といわれています。高校野球の「甲子園」のように、マラソンに懸ける学生たちにとって、プロへの夢をつなぐレースでもあり、走者全員を応援したくなりますね。本日は「走」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「蟻走感」ってなんと読む?
「蟻走感」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「体のどこかを虫が這うような、ムズムズする知覚異常」のことです。
<使用例>
「蟻走感は、自律神経の乱れが原因で感じることもあるらしいわよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 蟻走感(ぎそうかん) です。
「蟻(あり)」という字はよく知られていますが、音読みの「ギ」は意外と認知度が低いので、おさらいしてみました。「蟻走感(ぎそうかん)」のほか、「蟻集(ぎしゅう)…蟻が群がるように集まること」などの熟語に使われます。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「御馳走様」ってなんと読む?
「御馳走様」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:礼儀正しい方は、毎日、3回以上程度、言っている言葉です。
<使用例>
「送っていただいたお菓子、家族で楽しませていただきました。御馳走様です」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御馳走様(ごちそうさま) です。
「馳走(ちそう)」は、もとは「走り回ること」を意味する熟語で、「御馳走様(ごちそうさま)」は、「走り回って手をつくした、おもてなし料理をふるまっていただき、感謝します」というニュアンスの言葉です。この言葉を言う時には、ぜひ意識したいですね。
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本日は、新年の風物詩・箱根駅伝の話題にちなんで、「走」という字の入った日本語から、
・蟻走感(ぎそうかん)
・御馳走様(ごちそうさま)
などの読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱