「三尺店」ってなんと読む?「さんしゃくみせ」ではありませんよ!
明日・2月11日は国民の祝日『建国記念の日』ですが、『万歳三唱の日』ともいわれています。1889(明治22)年のこの日、大日本帝国憲法発布の記念式典で、初めて「万歳三唱」が行われたそう。現在でも、お祝いごとなどでつきものの歓呼ですが、意外と歴史が新しいのですね。本日は「三」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「三元豚」ってどんな豚?
「三元豚」とはどんな豚のことでしょうか?以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:三つの品種を交配して育成した豚
2:三つの良い要素を併せ持った豚という意味のブランド名
3:ブランド産地の地名を冠した豚

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 1:三つの品種を交配して育成した豚 です。

スーパーマーケットなどでよく見かける「三元豚(さんげんとん)」ですが、「三元ってなに?」と疑問を持たれた方もいらっしゃるのでは?「三つの品種を交配して育成した豚」の事で、日本では大ヨークシャー種、デュロック種、ランドレース種をかけあわせる事が多いとされています。
【問題2】「三尺店」ってなんと読む?
「三尺店」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「間口が1メートル前後しかない、小さな家、または店」を言う言葉です。
<使用例>
「ほんの三尺店ですけれど、来年、念願の洋菓子店をオープンするんです」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 三尺店(さんじゃくだな) です。

昔の繁華街の写真を見ると、建物がひしめきあうように建っていたり、小さな小さなお店もあったりしますね。「三尺店(さんじゃくだな)」は、現代では正確に三尺、というより、「ごく小さな店、家」という意味で使う言葉です。
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本日は、2月11日、『万歳三唱の日』にちなんで、「三」という字の入った日本語から、
・三元豚(さんげんとん)
の読み方、意味と、
・三尺店(さんじゃくだな)
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/NHKホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱