限られた箱の中に、美しく詰め込まれた至高の料理たち。ひとつひとつ丁寧に下ごしらえされた旬の素材が、繊細に華やかに、彩りよく盛り付けられた日本の「お弁当」はまさにアート!

雑誌『Precious』3月号では、【百花繚乱!ラグジュアリーなお弁当】と題して、あの名店の味から、京都の老舗の粋、ラグジュアリーホテルの名品、今どきの海苔弁まで、麗しき「お弁当」をご紹介。

今回はその中から、「根津松本」の特製ちらし寿司をご紹介します。

蓋を開けたら思わず歓声があがる、超絶技巧×厳選素材の宝箱、ラグジュアリーな「お弁当」。さて、どれを持ち帰りましょうか。

「根津松本」の特製ちらし寿司

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『特製ちらし寿司』は4種(松¥10,000、竹¥8,000、梅¥5,000、並¥3,500)。写真は、松¥10,000[箱外寸/縦11×横19×高さ4.5cm]

「日本一の魚屋」と呼ばれる名店の極上ネタの玉手箱!

東京の下町・根津にある「根津松本」。10坪ほどの小さな店内には、高級寿司店やミシュラン店にしか流通されない豊洲市場の“一の線”(その日最も品質のよい商品)の魚がずらり。そのこだわりの仕入れは、街場の鮮魚店ではまず手に入らないような一級品ばかりとあって、遠方から足を運ぶお客様も少なくありません。

そんな極上のネタを贅沢に盛り込んだ『特製ちらし寿司』。蓋を開けると最高級の輝きを放つ魚介類が、艶やかに煌めき、まさに玉手箱のような美しさ!

口の中でとろける大間の中トロに、うま味たっぷりの蒸しアワビ、自家製の芝海老の風味がきいた卵焼きに、ふっくらとろける煮穴子…。赤酢が香る酢飯が10種の極上ネタをさらに引き立てます。通年で入るのはコハダ、マグロ、煮穴子、玉子焼きの4種。ほかは、その日いちばんおいしいネタをいちばんおいしい状態で。魚を知り尽くしたこの店だからこそつくることのできる、豪勢なちらし寿司です。

この日は、天草の車海老に三陸の自家製蒸しアワビ、北海道昆布森のウニ、三陸のホタテ、明石のヒラメ、佐賀のコハダ、対馬の煮穴子、芝海老入りの自家製玉子焼き、大間の本マグロの赤身と中トロ! 古代酢と赤酢を使った酢飯は、特別自然栽培の白虎米。

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お弁当の箱

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※情報は2025年1月17日現在のものです。内容は季節によって変わる場合があります。公式サイトなどでご確認ください。

DATA

  • 根津松本
  • ※前日までに要予約。
  • 営業時間/11:00〜18:00
  • 定休日/日・月曜
  • TEL:03-5913-7353
  • 住所/東京都文京区根津1-26-5

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PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT :
田中美保、佐藤友貴絵(Precious)
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