「降り頻る」ってなんと読む?「振りひんる」ではないですよ!
先日、大寒波による大雪がニュースとなったばかりですが、この週末の三連休にかけても、また寒波による大雪の警報が出ている地域がございます。みなさま充分にお気を付けくださいね。
本日は「降雪」の「降」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「降り頻る」ってなんと読む?
「降り頻る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「雨や雪などが絶え間なく降る。さかんに降る」という意味です。
<使用例>
「雪国で、外を歩けないほど降り頻る雪を初めて経験しました」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… ふりしきる です。

「降り頻る」の「頻る」は、頻度が高いことを表す「頻(しき)り」のもととなっている形容動詞です。「頻」という字は「頻度(ひんど)」など、音読みの「頻(ヒン)」のみが常用漢字の読み仮名ですが、字の意味を正しくとらえれば「しき(り)」という訓読みも読めますね。
さて2問目にまいりましょう。
【問題2】「降り荒ぶ」ってなんと読む?
「降り荒ぶ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「激しく降る」という意味です。
<使用例>
「横殴りの雪が降り荒んでいますから、外出はやめておきましょう」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… ふりすさぶ です。

「荒(すさ)ぶ」は「降り荒ぶ」のほか、風が「吹き荒ぶ(ふきすさぶ)」など、悪天候を表す際によく使われる言い回しですので、読めたほうが無難です。
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本日は、「降」という字の入った日本語から、
・降り頻る(ふ-り-しき-る)
・降り荒ぶ(ふ-り-すさ-ぶ)
の読み方や、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/気象庁ホームページ/日本気象協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱